技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

設備管理と設備バリデーション

PIC/S-GMPガイド・改正バリデーション基準をふまえた

設備管理と設備バリデーション

~GMP初級者教育訓練~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、PIC/S-GMPガイド及び改正バリデーション基準をふまえ、設備バリデーション (適格性評価) へどのように取り組めばよいか、また、設備適格性評価を設備の保守・点検へどのように結びつけ、実施したらよいかなど設備管理の仕方について解説いたします。

開催日

  • 2014年3月12日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品工場建設から保守点検までの一貫した管理の仕方について学びたい方
  • 設備構築及び保守点検を実務でご担当の方又はそのような業務を目指される方
  • 処方開発、製法検討などを担当し、GMP適合の設備構築の仕方について関心のある方
  • 医薬品製造業への参入を予定されている方
  • 製造販売業及び製造業にてGMP監査に関与されているQA担当の方

修得知識

  • 医薬品工場の法的要求事項・要求仕様書
  • バリデーションマスタープラン
  • DQ、IQ/OQ/PQ/校正及び生産保全のポイント
  • 製剤設備 (流動層乾燥装置) 、包装設備 (PTP包装) に関する設備適格性評価の事例
  • 校正、保守点検の具体的な方法

プログラム

 医薬品工場の構造設備にどのようなことが必要要件なのか、そのために必須条件である設備バリデーション (適格性評価) へどのように取り組めばよいか、また、設備適格性評価を設備の保守・点検へどのように結びつけ、実施したらよいかなど設備管理の仕方について、PIC/S-GMPガイド及び改正バリデーション基準をふまえ、初級者を対象に講師の経験にもとづき分かり易く解説します。
 構造設備に係るJ-GMP省令/PIC/S-GMPガイド、構造設備に必要となる技術的要件、要求仕様書、バリデーションマスタプラン、DQ、IQ/OQ/PQ/校正及び生産保全のポイントを解説します。具体事例として、包装設備 (PTP包装) に関する設備適格性評価及び、天秤・秤の日常及び定期的点検、校正、保守点検のポイントついて解説します。

  1. 医薬品製造設備の目的
    1. 優れた構造設備
    2. 優れた品質経営基盤 (GMPハード)
    3. 査察で重視される構造設備サブシステム
    4. 医薬品の開発~製造ステージにおける設備管理の位置付け
  2. レギュレーションで要求されている医薬品構造設備の要件
    1. 薬局等構造設備規則 (第6条)
    2. GMP省令 (第9条)
    3. 原薬GMPガイドライン (第4章/第5章)
    4. PIC/S-GMPガイド/パート1 (第3章)
  3. 医薬品構造設備 (工場) の構築及び保守点検の留意事項
    1. 設備の清浄化設計
    2. 塵埃・微生物汚染防止
    3. ゾーニング及びレイアウト
    4. 高生理活性物質の封じ込め
    5. 製薬用水設備
    6. 空調設備
    7. 防虫・防そのための構造設備
    8. 付帯設備 (手洗い、便所、更衣室、照明)
  4. 改正バリデーション基準 (2013年8月30日)
    1. 改正バリデーション基準の改正の着眼点
    2. 製品ライフサイクルにおけるバリデーションの位置付け
    3. バリデーションの目的及び製品ライフサイクルと技術移転
    4. PIC/S-GMPガイド及びANNEX15のポイント
    5. 日本のバリデーション基準との比較
    6. 全面改正されたかバリデーション基準のポイント
    7. 改正バリデーションに対するGMP事例集のポイント
    8. 適格性評価の進め方の留意点とそのポイント (事例を含む)
      • 要求仕様書
      • バリデーションマスタープラン
      • 設計時適格性評価
      • 据付時適格性評価
      • 計測器類の校正
      • 運転時適格性評価
      • 稼働性能適格性評価
      • 洗浄バリデーション
  5. 効果的な設備構築ステージと設備適格性評価ステージとの連動のさせ方
  6. 品質リスクを考慮した包装設備 (PTP包装) の設備適格性評価の事例
    1. ブリスター設備の適格性評価の基本的な考え方
    2. ブリスター設備の機能分析
    3. 直接要因となるかどうかの判断基準
    4. 設備適格性評価計画書の事例分析 (機能と機構の関係図)
  7. 設備の保守・点検のポイント
    1. 保守・点検の基本事項
    2. 保守・点検体系 (生産保全体制確立) のポイント
    3. 保守・点検で考慮すべき事項
    4. 天秤・秤の日常・定期的点検事例
    5. PTP設備における校正の仕方の事例
    6. 充填・包装設備の保守・点検の仕方の事例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料 (1名あたり定価半額の23,625円)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/10 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/6/11 失敗事例から学ぶGMP教育訓練とクオリティカルチャー オンライン
2024/6/11 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/6/11 非無菌製剤製造時の清浄度を考慮した品質管理と査察を意識した留意点 オンライン
2024/6/11 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 オンライン
2024/6/11 分析法バリデーションにおける改訂ICH Q2, Q14の動向 オンライン
2024/6/11 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/6/11 新規モダリティ医薬事業価値最大化のための薬価戦略・事業化戦略策定のポイント オンライン
2024/6/11 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/6/11 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2024/6/11 GCP監査の基礎と効果的な監査実施 オンライン
2024/6/11 PIC/S GMP Annex I改定セミナー オンライン
2024/6/12 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるGCTP省令等ハード・ソフトの要求事項及び手順書を含むドキュメントの作成 東京都 会場・オンライン
2024/6/12 治験薬GMP基礎講座 オンライン
2024/6/12 GMP事例集 (2022年版) 徹底解説セミナー オンライン
2024/6/12 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/6/12 実務経験をふまえた医薬品開発担当者のための人材育成プログラム (導入/継続教育) オンライン
2024/6/12 動物用体外診断薬における薬事規制と申請業務のポイント オンライン
2024/6/12 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/6/13 AIによって開発された医薬・診断技術の特許申請・知財保護戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場