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粘着剤の粘着・剥離メカニズム

レオロジー・非線形動力学から読み解く

粘着剤の粘着・剥離メカニズム

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、タック・粘着力測定における剥離のメカニズムについて、主にレオロジー・非線形動力学の立場から解説いたします。

開催日

  • 2014年2月21日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 粘着・接着・剥離技術に関連する技術者
    • テープ、シールなどの粘着剤、粘着製品
    • 住宅・建築材料
    • 電気・電子部品
    • 電子機器
    • 自動車
    • 医療
    • 生活環境部材
    • 塗装
    • 印刷
    • 包装
    • 事務用品 など
  • 粘着剤・剥離剤のユーザ
  • これから粘着・剥離に携わる方
  • 粘着・剥離で課題を抱えている方

予備知識

  • 高校卒業程度の物理・数学の知識があり、粘着剤の接着・剥離に関心のある方

プログラム

 粘着力の決定には、粘着剤の表面張力や粘弾性といった物性だけでなく、粘着剤の変形による形態形成、装置の剛性といった、動力学的要因も重要である。実 際、同じ粘着テープでも、どのような速さで剥離するか、また、テープの貼られている系の固さ (剛性) によって、剥離の様子は大きく異なる。
この講演では、 特に、タック・粘着力測定における剥離のメカニズムについて、主にレオロジー・非線形動力学の立場から解説・紹介する。

  1. はじめに
    1. 「粘着」 とは?
    2. 粘着の無矛盾な課題「剥がれにくく、剥がれやすい粘着剤」
      • 高分子の粘弾性
    3. 剥離のタイプ
      • 界面破壊・凝集破壊
    4. 空間スケールと剥離現象
      • 粘着の強さを決める要因は?
  2. 粘着とレオロジー
    1. 高分子の粘弾性
      • 時間-温度換算則
    2. 変形と流動
      • マクスウェルモデル
      • 複素弾性率
    3. 剥離と粘着の三要素
      • タック・保持力・粘着力
    4. 粘着特性に関する経験則
      • Dahlquistの経験則 (良い粘着剤を、粘弾性から判断する)
    5. テープ剥離時の応力分布
      • テープの厚さ依存性
  3. 剥離による粘着剤の変形・形態形成
    1. Viscous Fingering
      • 粘着剤の不安定性
    2. タックにおける粘着剤の形態形成
      • cavity、fibrilの形成と粘着力
      • 剥離速度・温度依存性
    3. 粘着テープの剥離における粘着剤の形態形成
      • 剥離のマスターカーブ
      • fibril 形成のメカニズム
      • tunnel 形成のメカニズム
  4. 剥離のダイナミクス
    1. 剥離の非線形性・非単調性
      • 自励振動する系の例
    2. 剥離速度・装置剛性の影響
    3. tunnel 構造の出現と粘着力の関係
    4. 動的相図の重要性
    • 質疑応答

講師

  • 山崎 義弘
    早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 物理学科
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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