技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ヘルシンキ宣言2013年改訂と最近の治験事故判決の影響をふまえた治験補償と今後求められる説明責任

ヘルシンキ宣言2013年改訂と最近の治験事故判決の影響をふまえた治験補償と今後求められる説明責任

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年1月28日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 治験、臨床試験に携わる担当者、管理者

修得知識

  • 日本の治験補償の特徴と実態
  • 「ヘルシンキ宣言2013年改定」と「最近の治験事故判決」の影響

プログラム

 ヘルシンキ宣言は被験者に発現した健康被害対する補償の問題について長く沈黙を守ってきましたが、2008年のソウル改訂では、「研究の計画書に補償と治療の方針を記載する」ことを求め、初めて補償問題に言及しました。
さらに、本年は、2月-3月に東京で開催された専門家会議で補償問題への取り組みを強化する方針が示された後、10月の世界医師会大会で「適切な補償と治療が保証されなければならない」とする改訂案が採択されました。
また、最近の治験事故裁判では新たな争点が提起されたことは記憶に新しいと思われます。
 これらを踏まえ、被験者の方に安心して治験に御参加いただくために治験依頼者に求められる説明責任について私見をお話したいと思います。

  1. 日本の治験補償の特徴と実態
    1. 諸外国にはない二つの特徴と実態
    2. 日本と対照的な諸外国の制度
  2. 「ヘルシンキ宣言2013年改訂」と「最近の治験事故判決」の影響
    1. GCP省令における“補償”の意味
    2. 近代の経済の発展を支えてきた過失責任原則及びその行き過ぎを修正するために生まれた概念
    3. 無過失責任補償というときの補償の範囲と金額
    4. GCP省令でいう「補償」に関する関係者の解釈の違い
    5. ヘルシンキ宣言2013年改訂の行方及び最近の治験事故の裁判事例
  3. 諸外国との違いを踏まえた合理的な補償基準の検討
    1. 一つのプロトコルを用いて複数の国で実施される国際共同治験における補償に関しての公平性の問題
    2. 安心して治験に参加いただくためにいかに説明責任を果たすか
  4. 保険外併用療養費 (生保の方の治験参加等) に関する通知
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 鍋岡 勇造
    中外製薬 株式会社 臨床業務推進部
    治験補償担当

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料 (1名あたり23,625円)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/31 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/7/31 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2024/7/31 マイクロバイオーム創薬における生菌製剤化/開発技術と品質管理・有効性評価 オンライン
2024/8/1 GxP適合クラウドのCSV実践セミナー: SaaSのバリデーションとIaaS/PaaSクラウド基盤の適格性評価 東京都 会場・オンライン
2024/8/1 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2024/8/2 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点 オンライン
2024/8/6 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練/文書管理における逸脱防止のノウハウ オンライン
2024/8/6 正確でロジカルかつ説得力のある販売予測の進め方 オンライン
2024/8/6 PIC/S GMP Annex Iの観点をふまえたエンドトキシン試験・パイロジェン試験法 オンライン
2024/8/7 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2024/8/7 医薬品薬事・申請業務のための英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/8/7 PPK/PD 解析・E-R解析の基礎および薬剤応答の予測への活用 東京都 会場・オンライン
2024/8/8 バイオ医薬品における申請をふまえたCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2024/8/9 医薬品・部外品・化粧品分野で必要な品質管理/検査に役立つ化学分析の基礎 オンライン
2024/8/13 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2024/8/21 PPK/PD 解析・E-R解析の基礎および薬剤応答の予測への活用 オンライン
2024/8/27 TPPを有効活用した医薬品開発のプロジェクトマネジメントと事業価値評価・意思決定 オンライン
2024/8/28 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/8/29 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2024/8/29 製造とラボの現場におけるペーパレス化実践セミナー: データインテグリティに適合した記録方法とレビューの実務 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書