技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリイミドの特性と高機能化のための分子・材料設計

ポリイミドの特性と高機能化のための分子・材料設計

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、ポリイミドの構造や合成法、性質などの基礎から、ポリイミドの高機能化、応用までを詳解いたします。

開催日

  • 2013年10月22日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ポリイミドの応用製品に関連する技術者
    • 絶縁基板
    • フレキシブルプリント基板
    • 半導体素子の保護膜
    • 航空宇宙 など
  • ポリイミドに関連する技術者

修得知識

  • ポリイミドの作製法と基本的な性質

プログラム

 耐熱・電機絶縁性に優れるポリイミドは,基本的には酸二無水物とジアミンを混ぜるだけで容易に合成でき,その成型法も非常に簡便です。そのため化学構造を変えることや,他の物質との複合化,成型法を改良して高次構造を制御するなどして高機能化が行われています。
 本講演では,まず,基礎となるポリイミドの合成から成型法,熱的性質を説明します。次に,ポリイミドを機能化するに要求される分子構造,成型法の違いから生じる性質の違い,ポリイミドの複合化について説明します。また,ポリイミド表面へのナノパターンの形成研究について説明し,それらをまとめてポリイミドの性質に影響を及ぼす要因について解説し,ポリイミドの研究開発に役立てるような内容にしたいと考えております。

  1. ポリイミドの作製法と基本的な性質
    1. 一般的ポリイミド (Kapton, Upilex S, Upilex R)
    2. ポリイミドの合成法 (二段階合成法・一段階合成法)
    3. ポリイミドが使われている電子部品 (フレキシブル銅張積層板等) の作製法とそれに伴い要求される性質
    4. ポリイミドの熱的性質 (ガラス転移温度,融点,動的粘弾性特性)
    5. ポリイミドの熱的性質での分類 (熱可塑性ポリイミド,非熱可塑性ポリイミド,熱硬化性ポリイミド)
  2. ポリイミドの機能化
    1. 耐熱性化 (ポリイミドの構造とガラス転移温度の関係)
    2. 低熱膨張化
    3. 可溶性・接着性ポリイミド
    4. 低誘電率化
    5. 透明性ポリイミド
    6. ポリイミド-シリカ複合体の作製
  3. ポリイミド表面へのナノパターンの形成
    • 感光性ポリイミドを用いてナノパターンの形成
    • NILを用いてナノパターンの形成
  4. ポリイミドの性質に影響を及ぼす要因
    • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/6/28 プラスチックリサイクルのための素材識別技術と高度選別装置の開発 オンライン
2024/7/2 ポリマー合成の自動化とプロセス分析 オンライン
2024/7/3 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン
2024/7/3 チタン酸バリウムの誘電物性と積層セラミックスコンデンサの課題 オンライン
2024/7/3 ポリウレタン技術 入門講座 オンライン
2024/7/4 樹脂用添加剤におけるブリードアウト・ブルーム現象の発生機構と その制御・対策 オンライン
2024/7/4 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/7/5 製品設計に役立つゴム材料の勘所と最適設計手法 東京都 会場・オンライン
2024/7/5 有機-無機ハイブリッド材料の設計、「混ぜ方」のポイントと物性のトレードオフの解決 オンライン
2024/7/5 サーキュラーエコノミーが目指す持続可能な社会におけるプラスチックの使い方 オンライン
2024/7/9 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/7/10 タイ分子の基礎と応用 オンライン
2024/7/10 ポリウレタンの基礎とアミン触媒の構造および開発動向 オンライン
2024/7/11 ポリイミド入門講座 オンライン
2024/7/11 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術 オンライン
2024/7/11 高分子の結晶化と相分離の基礎的理解および高分子ブレンドへの応用 オンライン
2024/7/12 高屈折率材料の分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2024/7/12 エポキシ樹脂と硬化剤の種類と特徴、硬化物の構造と特性、変性・配合改質およびエレクトロニクス用途の技術動向 オンライン
2024/7/17 車載バスバーの設計、実装と絶縁処理技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術