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タイ分子の基礎と応用

タイ分子の基礎と応用

~結晶性高分子の構造・物性制御、成形加工への応用 / 結晶性高分子の分子構造、結晶構造 / タイ分子と分子構造、結晶構造 / タイ分子の視点から高性能化の分子設計~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年7月24日〜8月6日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年7月24日まで承ります。

概要

本セミナーでは、世界で最も大量に使用されているポリエチレン (PE) 、ポリプロピレン (PP) を取り上げ、それらの性能向上にタイ分子を増やすという観点から、結晶構造の制御、分子構造設計がどのように関連しているかを説明いたします。
さらに、非晶相のタイ分子について、IR、ESR、力学物性、統計的手法など各種評価方法について解説いたします。

開催日

  • 2024年7月10日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック・ゴム製品の研究開発、設計、成形、生産管理、生産技術、品質管理、技術営業に携わる方

修得知識

  • 結晶性高分子の結晶構造、非晶構造
  • 分子構造と構造分布
  • 結晶構造と構造分布 (ラメラ厚み分布)
  • タイ分子の評価方法
  • 配向度の評価方法
  • フィルムの透明性と構造
  • 加工と結晶化過程

プログラム

 タイ分子に視点を置いて結晶性高分子の基礎から応用までを解説する。結晶性高分子の力学的性質を担うのはタイ分子であり、その制御が材料・製品の機械的強度、耐久性を左右する。世界で最も大量に使用されているポリエチレン (PE) 、ポリプロピレン (PP) を取り上げ、それらの性能向上のために、タイ分子を増やすという観点から、結晶構造の制御と、それを決定する分子構造設計がどのように関連しあっているかを解説する。
 例えばタイ分子の相対濃度を増大させるためには、結晶構造の均一化が必要であるが、そのためには組成分布の狭化、短鎖分岐種、連鎖長分布などが重要である。さらに、非晶相のタイ分子を定性・定量のための試みについて、IR、Ramanなど分光法、ESR、力学物性、統計的手法などの各種評方法について説明する。またインフレーションフィルム加工、Tダイ押出しフィルム加工、射出成形などの加工による高次構造形成、その構造に基づく物性の異方性や光学的性質などについて解説する。上記の項目の理解をベースに、さらなる高性能化への構造設計の指針等について述べる。

  1. 結晶性高分子の分子構造、結晶構造
    1. はじめに
      • 石油化学の基礎
    2. ポリオレフィン製造技術と触媒発見のセレンディピティ
      • 高圧法低密度ポリエチレン
      • Zigler-Natta触媒
        • HDPE
        • LLDPE
        • PP
      • メタロセン触媒 等
    3. 分子構造のキャラクタリゼーション手法
    4. 結晶構造の基礎
      • 結晶系
      • 球晶構造
      • ラメラ晶
      • 配向結晶 等
    5. 分子構造と結晶構造との関係
  2. タイ分子と分子構造、結晶構造
    1. ポリエチレン、ポリプロピレンの分子構造とその分布
    2. ポリエチレン、ポリプロピレンの結晶構造とその分布
    3. 分子構造、結晶構造、タイ分子と機械的強度
    4. タイ分子と高次構造
      1. タイ分子の概念の確立
      2. 高分子説の提唱からラメラクラスター理論まで (100年)
      3. 房状ミセル構造からラメラ晶 (fold結晶) への変遷
      4. 実験的定性・定量法
        • ESR
        • IR
        • 弾性率
      5. 理論的取り扱い
        • 統計的手法
        • 熱力学的手法
        • 速度論的手法
      6. IR法によるタイ分子の評価と結晶構造
      7. タイ分子と機械的強度、耐久性能
  3. タイ分子の視点から高性能化の分子設計
    1. 加工性と機械的強度の両立
    2. 長期耐久性材料のタイ分子の分子設計と製造方法
      • 高性能パイプ
      • 大型ブロー容器等
    3. 分岐PE/直鎖PEブレンド系の結晶化と高次構造形成
    4. 高分子加工プロセスと高次構造形成、タイ分子濃度
      1. インフレーションフィルム (球晶構造とrow構造)
      2. Tダイ押出しフィルム (球晶構造とシシケバブ構造)
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年7月24日〜8月6日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

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