技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン蓄電池の劣化抑制と制御技術

リチウムイオン蓄電池の劣化抑制と制御技術

~温度管理手法、劣化を抑制する使い方、充電スピードと蓄電池劣化~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、リチウムイオン蓄電池の残量や充電を効率よく行うための知的制御、劣化に係る現象とその把握方法を解説致します。

開催日

  • 2013年9月25日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 電池、電池材料に関連する技術者、開発者
    • 電池
    • 正極・負極材料
    • バインダー
    • セパレータ など

修得知識

  • リチウムイオン蓄電池の構造や特性に関する基礎的な知識
  • マイコン制御
  • 蓄電池システムのモデル化
  • 蓄電池システムの最適化手法

プログラム

 近年,温室効果ガスによる地球温暖化や化石燃料の枯渇等の問題が懸念され,低炭素社会実現に向けた様々な取り組みが進められている。スマートグリッドやスマートハウスが注目されている。それらは,太陽光発電パネルや蓄電池を備え,情報通信技術を活用することで,再生可能エネルギーを有効活用する。電力需給状態をリアルタイムで観測,制御することにより,出力電力が天候に左右される再生可能エネルギーを有効利用できる.また,昼間の電力ピークカット,EV (電気自動車) のインフラ構築への貢献が期待されている。これらには電力を貯蔵する蓄電池が不可欠であり,その高機能化や低コスト化への要望は強い。まず,蓄電池の特性を良く理解し,残量や充電を効率よく行うための知的制御が求められている。しかしながら,蓄電池の特徴を捉え,うまく制御することは困難で,様々なアプローチがとられている。
 本セミナーでは、その一端をお話しする。また、劣化を抑えた長寿命動作が求められている劣化に係る現象とその把握方法についても紹介する。尚,蓄電池としては,最もエネルギー密度が高く,今後低コスト化が期待されるリチウムイオン蓄電池のみを対象とする。

  1. イントロ
    1. 蓄電池の産業的背景、技術動向
    2. リチウムイオン蓄電池の基本構造と動作原理
    3. 蓄電池への要求、使用シーン
  2. 電気化学モデル
    1. フィックの法則から導出されるもの
    2. 消耗回復とシミュレーション
    3. 分極による特性変化
    4. 蓄電池シミュレータの開発
  3. 蓄電池の温度特性
    1. 蓄電池の特性測定装置
    2. 蓄電池の温度特性
    3. 蓄電池の温度管理手法
  4. 劣化のモデル化と抑制技術
    1. 蓄電池の劣化現象とモデル化
    2. 劣化を抑制する使い方
    3. スマートハウスの電力管理シミュレータ
    4. 劣化抑制型スマートハウス蓄電池活用技術
  5. 充電器と最適制御
    1. 充電スピードと蓄電池劣化
    2. 充電方式を速度制御方式
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/11/26 リチウムイオン電池のリサイクル・リユース技術と市場の動向 オンライン
2024/11/26 グリーン水素製造のための光触媒を用いた「人工光合成」の基礎と応用、課題、最新動向 オンライン
2024/11/26 欧州のサーキュラーエコノミー政策と自動車産業 オンライン
2024/11/26 水素貯蔵・輸送材料および技術の課題・動向と水素エネルギー社会実現への展望 オンライン
2024/11/27 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/11/28 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/11/28 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/3 カルノーバッテリー技術とPower to Heat技術に関連する高温蓄熱技術の最新動向 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/12/5 燃料電池、水素、アンモニアの最新動向と今後のビジネスチャンス オンライン
2024/12/6 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/12/10 リチウムイオン電池のウェットプロセスとドライプロセス オンライン
2024/12/11 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/11 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/12 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/13 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2024/12/13 リチウムイオン電池セパレータのコーティングによる機能付与 オンライン
2024/12/17 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/7/7 2023年版 次世代住宅市場・技術の実態と将来展望
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)