技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

抗がん剤のPK/PD/PGx解析の基礎・解析実例と留意点

抗がん剤のPK/PD/PGx解析の基礎・解析実例と留意点

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

開催日

  • 2013年7月24日(水) 12時30分 16時30分

プログラム

 抗癌薬の薬物動態・薬理作用薬理遺伝学との相関解析 (Pharmacokinetics/Pharmacodynamics/Pharmacogenetics, PK/PD/PGx) は、個別化治療と副作用マネージメントに重要と考えられている。
 本セミナーでは、薬物動態の基礎的事項を解説し、抗癌薬のPK/PD/PGx解析実例と留意点について説明する。

  1. 癌化学療法における薬物動態学の必要性とその基礎知識
    • 抗癌薬の用量設定の根拠
    • 薬物動態パラメータの意義と算出方法
  2. Pharmacokinetics (PK) とPharmacodynamics (PD)
    • PK解析とPDの指標の選択 (毒性あるいは抗腫瘍効果)
    • 血中濃度が高いと臨床的有用性があるといえるのか
    • 血中濃度が高いと有害事象があるといえるのか
  3. PKの個人差を理解するためのADME (吸収、分布、代謝、排泄) の理解
    • 血中濃度のバラツキの原因の評価
    • 年齢、性別、体表面積、薬物代謝酵素、薬物トランスポータ、タンパク結合、疾患、環境因子などの影響
  4. 抗癌薬の種類の分類とPK/PD解析
    • 殺細胞を示す抗癌薬 (タキサン、イリノテカン、プラチナ系) と分子標的薬 (ゲフィチニブ、イマチニブ) の違い
    • 血中濃度モニタリングを指標とした個別化投与設計の可能性
    • 薬物相互作用
    • ハイリスク患者 (高齢者、肝機能、腎機能不全患者) における至適投与設計
  5. PK/PDを理解するためのPharmacogenetics (PGx) 解析の応用
    • 抗癌薬の薬物動態に影響を与える薬物代謝酵素 (CYP3A4/5,CYP2D6) と 薬物トランスポータ群 (ABCトランスポータ) の薬理遺伝学的解析と臨床効果との相関解析
    • イリノテカンにおけるUGT1A1の遺伝子解析のインパクト
    • 薬理作用に直接影響を与える因子との相関評価
    • 人種差の理解
  • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

タイム24ビル

4F 研修室

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発に使えるタンパク質の理論的デザイン法とタンパク質のフォールディング予測法 オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/28 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き