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プラスチック表面への3次元加飾技術

プラスチック表面への3次元加飾技術

大阪府 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、商品力を高めるためのプラスチック表面への加飾・機能性付与技術について、IMD、フィルム開発、TOM工法など各方面から詳解いたします。

開催日

  • 2013年7月10日(水) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 加飾技術に関連する技術者、品質担当者、企画担当者、デザイナー
    • 樹脂製品
    • 自動車
    • モバイル機器
    • 家電製品
    • OA機器
    • 家庭用品
    • 化粧品 など
  • 表面処理に関わる技術者
    • 塗装
    • メッキ
    • 蒸着 など
  • 加飾技術による品質の向上、差別化を図りたい技術者、品質担当者、企画担当者、デザイナー

修得知識

  • 加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与
  • 3次元曲面深絞り熱転写装置の加飾技術
  • 3次元表面加飾 (TOM工法) の特性と今後の展望

プログラム

第1部 加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与

(2013年7月10日 10:30~12:00)

日本写真印刷 (株) 上席執行役員 産業資材事業部 副事業部長 藤井 憲太郎 氏

 転写箔を用いることで成型品に、さまざまなデザインを持った加飾を施すことができまた、表面に機能性を持たせることも可能である。またNissha-IMDを用いることで成形と同時に、3次曲面を持った成形品上に加飾・機能を付与できる。

  1. 表面加飾技術分類 (直接印刷・間接印刷)
  2. 印刷を用いた加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与
  3. 転写箔について
    1. 基本構成
    2. 転写箔のメリット
    3. 加工方法 (転写機のバリエーション)
  4. 転写箔に組み込める 意匠・機能
  5. 成形同時転写 (Nissha-IMD)
  6. ターンキーシステム
  7. IMDの展開・応用
  • 質疑応答・名刺交換・個別相談

第2部 加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与

(2013年7月10日 12:45~14:15)

(株) イノックス 機能性フィルム開発担当 井上 智晴 氏

 自動車や携帯電話などの製品には、プラスチック部品が使われている。これらの部品の加飾方法として塗装やフィルムインサートなどがあり、本セミナーでは主にフィルムを用いた加飾について紹介をする。
 加飾基材としてのハードコートフィルムと表面に機能性を付与したフィルムについて解説する。特に機能性を付与したフィルムに関しては、近年注目を集めている反射防止機能を有するモスアイフィルムについてナノインプリントの基礎から量産についても解説する。

  1. 株式会社イノックスの紹介
    1. 機能性フィルム事業展開体制
  2. プラスチック加飾の概要
    1. プラスチック加飾工法
    2. 工法比較
    3. フィルムを用いた加飾
  3. ハードコートフィルム
    1. IML向けハードコート
    2. IMD向けハードコート
  4. 機能性付与フィルム
    1. 防指紋フィルム
    2. 反射防止フィルム
    3. 反射防止フィルムの種類
    4. 反射防止のメカニズム
    5. モスアイフィルム
    6. ナノインプリントとは
    7. ナノインプリントの量産化
    8. 大面積金型
    9. Roll to Roll工法
  5. まとめ
  • 質疑応答・名刺交換・個別相談

第3部 三次元表面加飾 (TOM工法) の特性と今後の展望

(2013年7月10日 14:30~16:00)

布施真空 (株) 代表取締役 三浦 高行 氏

 従来の真空成形を発展させた次世代成形技術を活用した「TOM工法」の解説と「実用例の紹介および今後の展望」

  1. 真空・圧空成形概論
    1. 熱可塑性樹脂成形における位置付け
    2. 真空成形における種々の成形技法
    3. いろいろな真空・圧空成形品
  2. 次世代成形 (Next Generation Forming) の開発
    1. NGF成形の原理
    2. NGF成形の特徴とマーケット
  3. いろいろな三次元加飾工法の特徴
    1. インサートモールド
    2. インモールド
    3. 水圧転写
  4. 「TOM工法」の概要
    1. 基本原理と概要
    2. 特徴を生かした実用化商品事例
    3. 今後採用されつつあるマーケット
  5. 発展する「TOM工法」
    1. 被覆加飾
    2. 転写加飾
    3. 昇華浸透加飾
  6. 「TOM工法」における課題
    1. 基材の材質
    2. 基材の形状・デザイン
    3. 表皮材の特性
    4. 接着層の選択
  7. 今後期待される技術と可能性、用途展開
    1. ハードコート処理へ
    2. 防水効果付与
    3. その他機能付与
  • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

ドーンセンター

4F 大会議室3

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

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    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
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