技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン二次電池の材料開発動向と市場展望2013

リチウムイオン二次電池の材料開発動向と市場展望2013

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年5月21日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • リチウムイオン電池に関連する方
    • 電池業界
    • 素材・部材業界
    • 自動車業界等

修得知識

  • リチウムイオン電池の基礎
  • リチウムイオン電池の動向

プログラム

第1部 中・大型リチウムイオン電池の原材料2012-2013 <原材料の性能向上と電池の生産量増加への対応>

泉化研 (株) 代表 菅原 秀一 氏

 リチウムイオン電池 (セル) は、自動車ではHVとPHVの続伸の一方で、EVの伸び悩みが見られる。再生可能エネルギー蓄電や、災害対応分野への応用は本格的な需要が立ち上がっている。これらの中・大型リチウムイオン電池は、その原材料の性能向上が急な一方で、電池の生産量増加への見透しが立ち難い状況となっている。
 本セミナーにおいては、可能な限り定量的なデータと試算に基づいて左記の問題点を明らかにして行きたい。

  1. 2010~2013年の動向 (概要)
    1. 電池の応用分野 小型、中型、大型
    2. 原材料
    3. 安全性、寿命とコスト
  2. 主な材料の技術動向と製造
    1. 正極、負極、導電剤
    2. バインダー、塗工媒体
    3. 電解液、電解質、添加剤、ポリマーゲル
    4. セパレータ
    5. 集電箔、外装材ほか
    6. 素原料、製造インフラとコスト
  3. 電池の総生産量MWhと原材料の所用量
    1. 小型電池の総生産量 (政府統計データ)
    2. 大型電池の総生産量の想定
    3. 正極材、負極材
    4. 集電箔、セパレータ
    5. 電解液、電解質
    6. 10年モデル (総生産量MWhと原材料トン,万m2)
  4. 原材料メーカーの増産計画 (時期と数量)
    1. 情報ソース、データと表示の方法
    2. 原材料市場規模と主要メーカー (2011年レベル)
    3. 正極材
    4. 負極材
    5. 導電剤
    6. セパレーター
    7. バインダー
    8. 電解液、電解質および添加剤
    9. 外装材 (ラミネート包材)
    10. 集電箔 (銅箔、アルミ箔)
    11. 素原料など鉱産品
    12. (まとめ) 原料の増産と電池製造のバランス
  5. 電池の原材料コストと市場規模
  6. まとめ
  • 質疑応答・名刺交換

第2部 大容量Liイオン二次電池の材料開発動向と市場展望

名古屋大学グリーンモビリティ連携研究センター客員教授 工学博士 佐藤 登 氏

 1991年にソニーが世界に先駆けて実用化したリチウムイオン電池 (LIB) も既に20年以上の社会貢献を担ってきた。民生用から車載用、蓄電用にまで応用分野が拡大し、世界規模での新たな競争段階に入っている。
 特に車載用では経営破綻する企業も現れ激しい市場争奪戦になるが、今後どのような技術開発が行われ、またどのような企業の生き残りとなるか、開発効率向上のための施策など、さまざまな角度から展望する。

  1. LIBの発展
    1. LIBの歴史における事故・火災等の教訓
    2. 安全性評価試験法の確立と国際標準
    3. 車載用途におけるLIBの位置付けと期待度
    4. 大容量LIB用途に対するニーズ
  2. LIBの材料技術動向と展望
    1. LIBにおける正負極材料の変遷
    2. 4大部材における企業別シェア
    3. 今後の材料技術開発動向と課題
  3. 大容量LIBの発展と今後の展望
    1. 大容量LIBの市場展望
    2. 自動車各社と電池各社の協業状況
    3. 自動車各社の電動化動向とLIBの関わり
    4. LIBの信頼性・安全性の機能分担
    5. 定置用LIBのビジネスモデル
    6. 次世代革新電池の可能性
    7. 自動車業界と電池業界の関心事項
    8. 信頼性・安全性における開発効率の向上
  • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/11 リチウムイオン電池の火災事例から学ぶ発火リスクと安全対策 オンライン
2024/11/15 全固体電池、その各部材の研究開発動向と将来展望 オンライン
2024/11/19 EVにおける超急速充電の課題と対応 オンライン
2024/11/25 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/11/26 リチウムイオン電池のリサイクル・リユース技術と市場の動向 オンライン
2024/11/26 欧州のサーキュラーエコノミー政策と自動車産業 オンライン
2024/11/27 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/11/28 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/12/5 燃料電池、水素、アンモニアの最新動向と今後のビジネスチャンス オンライン
2024/12/6 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/12/10 リチウムイオン電池のウェットプロセスとドライプロセス オンライン
2024/12/11 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/13 リチウムイオン電池セパレータのコーティングによる機能付与 オンライン
2024/12/18 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/19 全固体電池および固体電解質の研究動向と今後の課題・展望 オンライン
2024/12/20 バッテリマネジメントとバッテリパック設計の要点 オンライン
2024/12/23 固体酸化物形燃料電池の材料技術、セル作製と可逆動作セルの開発 オンライン
2025/1/9 燃料電池、水素・アンモニアエネルギーの最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/19 低炭素社会とバッテリーアグリゲーション
2019/12/13 2020年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2019/11/29 リチウムイオン電池の分析、解析と評価技術 事例集
2019/11/15 2020年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2019/9/20 2019年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2019/5/24 2019年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望
2019/4/1 車載用LIBの急速充電性能・耐久性と市場
2019/3/22 2019年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2019/3/22 2020年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2019/2/22 2019年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/10/31 リチウムイオン電池における高容量化・高電圧化技術と安全対策
2018/8/1 全固体リチウムイオン電池の展望
2018/7/31 全固体電池の基礎理論と開発最前線
2018/2/26 再生可能エネルギーと大型蓄電システムの技術と市場
2018/2/23 2018年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2017/11/30 次世代電池用電極材料の高エネルギー密度、高出力化
2017/8/25 2017年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望