技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

未利用熱回収システム実用化のインパクト

全量買取で急拡大する太陽、バイオマス熱、温泉、工場廃熱発電のマーケット

未利用熱回収システム実用化のインパクト

~スターリングエンジンの新応用/バイナリー発電技術の課題~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年12月7日(金) 13時00分 17時00分

プログラム

1 バイナリー発電技術の全貌 -排熱回収発電、温泉発電-

(2012年12月7日 13:00~14:15)

森豊技術士事務所 代表 工学博士
森 豊(もり ゆたか) 氏

 中低温の熱回収システムの一つにバイナリー発電がある。現在国内では、色々な種類の熱媒体を使用し、2,000kW級、250kW級、数10kW級、そして更に小規模の数kW級のものまで商品化されている。
 それらの特徴や動向および実用事例を分かりやすく解説する。

  1. 各種熱回収システムの種類と特徴
  2. バイナリー発電の原理と特徴
  3. バイナリー発電の用途
  4. バイナリー発電システムと実施例
  5. バイナリー発電に使用される熱媒体
  6. バイナリー発電導入に当たっての検討事項
  7. バイナリー発電の課題と展望
  8. 質疑応答/名刺交換

2 スターリングエンジンの基礎技術と新応用事例

(2012年12月7日 14:20~15:35)

明星大学 理工学部 機械工学系 教授 工学博士
濱口 和洋(はまぐち かずひろ) 氏

 スターリングエンジンは、今から200年近くも前に発明され、その当時数千台のエンジンが販売されたが、内燃機関の出現により姿を消している。日本においては、運輸省主導の船舶用、通産省主導の蒸気圧縮式ヒートポンプ並びに発電機の駆動用として開発が行われたが、実用化に至っていない。
 しかし、欧米を中心に開発が継続され、商品化が開始された。
 ここでは、その基本技術から太陽熱及びバイオマス燃焼熱利用の用途事例を紹介する。

  1. エンジンの型式と基本構成
  2. エンジンの動作原理
  3. エンジンの基本特性
  4. 実用エンジンの開発例
  5. 各種用途開発事例
  6. バイオマス燃焼発電システムと開発動向
  7. 太陽熱発電システムと開発動向
  8. 質疑応答/名刺交換

3 低温熱源による小型バイナリー発電システムの開発とその適用と課題

(2012年12月7日 15:45~17:00)

アルバック理工(株) 顧問 法政大学 客員教授 工学博士
石井 芳一(いしい よしかず) 氏

 未利用の小規模・低温熱源からバイナリー発電が可能となる小型発電システムの開発に着手した。発電効率の向上の観点から容積方式のスクロール型膨張機を独自の技術で開発して採用し、スクロール膨張機と発電機を一体化した半密閉構造を設計製作した。
 これにより、100℃未満の低温熱源による3kW級の小型発電システムを製作して、その発電性能を評価するとともに、その適用と課題について紹介する。

  1. 小型バイナリー発電システムの位置づけ
  2. スクロール型膨張機の特徴
  3. スクロール型膨張機発電機一体化の開発
  4. 小型発電システムの発電性能試験
  5. 工場廃熱への適用とその課題
  6. 太陽熱への適用とその課題
  7. 温泉熱への適用とその課題
  8. 質疑応答/名刺交換

講師

  • 森 豊
    森豊技術士事務所
    代表
  • 濱口 和洋
    明星大学 理工学部 機械工学系
    教授
  • 石井 芳一
    アルバック理工(株)
    代表取締役社長

会場

TKP新橋ビジネスセンター
東京都 港区 新橋1-1-1 日比谷ビルディング
TKP新橋ビジネスセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,000円 (税別) / 31,500円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,000円 (税込)

割引特典について

  • 複数名同時受講割引
    • 同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 21,000円(税込) で受講いただけます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/8 再生可能エネルギー発電事業と地域共生問題への対応 及び 事業規律・規制強化の最新動向 東京都 会場・オンライン
2024/4/9 バイオマス、生分解材料におけるLCAの算出、算定 オンライン
2024/4/10 分散型電源システムの最新動向と事業展開 オンライン
2024/4/10 関西電力株式会社 原子力発電の現状と今後の展望 東京都 会場・オンライン
2024/4/12 NOx (窒素酸化物) 対策と水素・燃料アンモニアの導入方策 オンライン
2024/4/15 アルカリ水電解の開発状況・課題と国内外の動向 オンライン
2024/4/16 2024年の蓄電池市場・政策動向とビジネスチャンスの掴み方 東京都 会場・オンライン
2024/4/16 相変化潜熱蓄熱材料の開発動向と熱マネジメントへの応用 オンライン
2024/4/18 水素エネルギーとモビリティ オンライン
2024/4/19 リチウムイオン電池のドライ電極の技術動向とプロセスの検討 オンライン
2024/4/24 NOx (窒素酸化物) 対策と水素・燃料アンモニアの導入方策 オンライン
2024/4/25 バイオマスエネルギーの最新動向と今後の事業戦略 オンライン
2024/4/25 二酸化炭素 (CO2) 吸収・分離・回収の基礎知識及び応用分野と、これら技術の今後のゆくえ オンライン
2024/4/25 小出力核融合発電の実現に向けた核融合炉工学・超伝導マグネット技術の最新動向と展望 オンライン
2024/4/26 バイオマスプラスチックの設計と低環境負荷、機能性の両立 オンライン
2024/5/10 容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回) 会場・オンライン
2024/5/10 ゼロから学ぶ電気事業と容量市場 東京都 会場・オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/17 バイオマスプラスチックの技術動向と活用事例 オンライン
2024/5/20 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/7/7 2023年版 次世代住宅市場・技術の実態と将来展望
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/4/7 2023年版 脱炭素社会の市場予測・技術と将来展望
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/12/28 カーボンニュートラルに向けた水素製造・P2Gと関連技術の最新動向
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)
2022/11/11 2023年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/5/20 2022年版 スマートコミュニティ市場の実態と将来展望
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望