技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

人工光合成技術の最近の動向および実用化の可能性

人工光合成技術の最近の動向および実用化の可能性

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、太陽光発電、太陽熱利用に次ぐ太陽エネルギーの活用手段として注目される、人工光合成技術の基礎から、最新の開発動向まで、人工光合成研究の第一人者が解説いたします。

開催日

  • 2012年8月31日(金) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 人工光合成、光触媒に関連する技術者、研究者
  • エネルギーに関連するマーケティング担当者、事業企画担当者

修得知識

  • 人工光合成の基礎
  • 光触媒水分解を利用したエネルギー変換

プログラム

 東日本大震災と原発事故以降、再生エネルギーの新たなビジョン構築が検討されています。太陽エネルギー利用において、太陽電池や太陽熱利用に次ぐ第三の技術として人工光合成が注目されています。人工光合成反応の中でも光触媒や光電極を用いた水分解水素製造は最も有望な技術と考えられていますが、その現状と展望についてわかりやすく解説します。如何に単純な構造で高性能化できるかがポイントです。
 当グループは可視光での光触媒水分解に世界で初めて成功しています。現在光触媒および光電極のどちらにおいても世界最高の太陽エネルギー変換効率を達成しており、その詳細についても説明します。

  1. 背景
    1. 世界のエネルギー状況
    2. 地球温暖化と資源枯渇
  2. 原理
    1. 光触媒の原理
    2. 光電極の原理
  3. 人工光合成とは何か: 定義、目的、意義
  4. 国内外のプロジェクト動向
    1. 米国の状況
    2. 欧州やアジアの状況
    3. 日本の状況
  5. 粉末光触媒による水の完全分解の歴史
    1. 紫外線
    2. 可視光
    3. その他: 炭酸ガス固定など
  6. 炭酸塩などの添加効果
    1. 背景と意義
    2. 原理
    3. 最近の進展
  7. 光合成機能を模倣した可視光での光触媒水分解 (Z-スキーム型)
    1. 背景と意義
    2. 原理
    3. 最近の光触媒の進展
  8. レドックス媒体を用いた光触媒-電解ハイブリッドシステムによる水素製造
    1. 背景と意義
    2. 原理
    3. 最近の光触媒の進展
  9. 半導体光電極による水の完全分解の歴史
    1. 背景と意義
    2. 原理
    3. 最近の光電極の進展:酸化物光電極の世界最高効率達成のプレス発表成果を中心に
  10. 可視光応答性半導体の高速自動スクリーニング
  11. 人工光合成の実用化のために

講師

  • 佐山 和弘
    産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター
    首席研究員

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/20 イクシスLNGプロジェクト 東京都 会場・オンライン
2025/10/23 CCUSとそれを支える水素の2日間総合セミナー オンライン
2025/10/23 持続可能なバイオマス発電を考える 東京都 会場・オンライン
2025/10/27 「次世代型燃料電池」の構造、部材、設計、応用と今後の展望 オンライン
2025/10/28 インピーダンス測定・解析 オンライン
2025/10/28 光触媒による水素製造とCO2資源化 オンライン
2025/10/29 光触媒による水素製造とCO2資源化 オンライン
2025/10/31 変動性再生可能エネルギーの安定利用を支える蓄熱技術の研究開発動向 オンライン
2025/11/5 蓄熱蓄冷・熱エネルギー搬送技術の基礎とそのシステム化技術および最新研究の動向 オンライン
2025/11/5 再生可能エネルギー発電事業におけるセカンダリー案件の法務上の留意事項について 東京都 会場・オンライン
2025/11/6 蓄熱蓄冷・熱エネルギー搬送技術の基礎とそのシステム化技術および最新研究の動向 オンライン
2025/11/7 CO2原料メタノールの合成技術と社会実装の展望 オンライン
2025/11/10 交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法 オンライン
2025/11/13 電力需要の増加と蓄電池ビジネス、送電網増強への最適事業戦略 東京都 会場・オンライン
2025/11/17 バイオエタノール、バイオディーゼルの原料・製造技術と今後の展望 オンライン
2025/11/18 定置用蓄電池の市場・政策動向とビジネスチャンス 東京都 会場・オンライン
2025/11/19 交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法 オンライン
2025/11/19 産業分野の排熱回収技術とバイナリー発電の原理、特徴、適用例 オンライン
2025/11/19 バイオエタノール、バイオディーゼルの原料・製造技術と今後の展望 オンライン
2025/11/20 廃プラスチックのリサイクル関連技術における最新動向 オンライン

関連する出版物