技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車プラスチック材料の難燃化技術動向と今後の展望

自動車プラスチック材料の難燃化技術動向と今後の展望

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、難燃化技術の基礎的な解説から、自動車用難燃プラスチックの採用動向、難燃材に関連した世界的な環境規制の動向、環境対応型の難燃剤の開発動向などを解説いたします。

開催日

  • 2012年6月15日(金) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 自動車用プラスチックの技術者
  • プラスチックの難燃性に関連する技術者

修得知識

  • 難燃化技術の基礎
  • 自動車用難燃プラスチックの採用動向
  • 難燃材に関連した世界的な環境規制の動向
  • 環境対応型の難燃剤の開発動向

プログラム

 自動車軽量化の進展に伴い、これまで鉄・アルミなどといった材料の独壇場であった外装材においてもプラスチックが利用されるようになってきた。しかし、プラスチックは熱に弱く、比較的低い温度で着火・発火する。さらに、ひとたび燃えだすと消化が難しく、煙や有害ガスの発生を伴う。電子部品の搭載点数の増大により、電気火災などの新たな火災発生リスクも抱えるようになっている。
 自動車用プラスチック材料の難燃性向上や防災処理は自動車メーカーやその関連部品・材料メーカーにとって喫緊の課題と言えるだろう。また、一方では環境への関心の高まりから、プラスチックの難燃化に使われる難燃剤への規制が徐々にだが、強まる気配がある。今後は、より強固なプラスチックの難燃化が求められると共にプラスチックそれ自体はもちろん、難燃剤にも環境対応ということが求められてきそうだ。
 本セミナーでは、そうした状況を踏まえて、難燃化技術の基礎的な解説から、自動車用難燃プラスチックの採用動向、難燃材に関連した世界的な環境規制の動向、環境対応型の難燃剤の開発動向などを解説する。

  1. はじめに
  2. プラスチック難燃化の基礎と難燃化技術の現状
    1. プラスチック難燃化のメカニズム
    2. プラスチック難燃化技術の現状
    3. 難燃剤の種類と欧米における関連環境規制動向
      1. 有機系難燃剤
      2. 無機系難燃剤
    4. 環境対応型難燃剤の開発動向
  3. 自動車用難燃プラスチックの技術動向
    1. 自動車用プラスチック難燃剤に求められる化学物質安全性
    2. 自動車用難燃プラスチック材料の採用動向
      1. 内装部品
      2. ハーネス・電子制御ユニット (ECU)
      3. フード内部、エンジン回り、給油装置
      4. 外装材・構造材
    3. ケムチュラ・ジャパン (株) のグリーンな難燃剤ソリューション
  4. おわりに
    • 質疑応答

講師

  • 松見 茂
    ケムチュラ・ジャパン(株) 代表取締役

会場

東京流通センター

2F 第4会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/25 モビリティ事業の構造改革と事業拡大戦略 東京都 会場・オンライン
2025/8/26 特許データから見るグリーンカー主要企業の技術戦略 東京都 会場・オンライン
2025/8/27 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 2コースセット 東京都 会場
2025/8/29 海外 (EU、米国・カナダ、アジア・豪州) の難燃剤規制 (ハロゲン系・リン系) の最新動向・地域別状況 オンライン
2025/9/3 xEV電動パワートレインの振動・騒音の発生要因と改善手法 オンライン
2025/9/4 プラスチック、フィルム分野における「伸長流動」の考え方、その測定法と応用 オンライン
2025/9/5 廃プラスチックのリサイクル関連技術における最新動向 オンライン
2025/9/5 次世代自動車に求められる電動化・自動運転技術のメカニズムと構成要素、今後の展望 オンライン
2025/9/8 NEDO : 持続可能な航空燃料 (SAF) を巡る国内外の最新動向と技術開発の最前線 東京都 会場・オンライン
2025/9/8 SRモータの基礎とEV実用化への最新動向 オンライン
2025/9/12 海外 (EU、米国・カナダ、アジア・豪州) の難燃剤規制 (ハロゲン系・リン系) の最新動向・地域別状況 オンライン
2025/9/12 車両用CO2分離・回収装置の国内外における研究開発動向 オンライン
2025/9/16 自動運転・運転支援のためのミリ波レーダの基礎と車載応用、走行環境認識技術 オンライン
2025/9/16 プラスチック射出成形における成形品不良発生メカニズムとその対策 東京都 会場・オンライン
2025/9/16 ゼロカーボンを目指す持続可能な社会におけるプラスチックの循環利用法 オンライン
2025/9/17 自動運転・運転支援のためのミリ波レーダの基礎と車載応用、走行環境認識技術 オンライン
2025/9/17 e-Axle用フルード (EPTF) の要求特性と技術展望 オンライン
2025/9/18 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) 基礎から最新活用まで オンライン
2025/9/18 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術 オンライン
2025/9/22 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)