技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

イオン交換樹脂の基本知識と活用技術

イオン交換樹脂の基本知識と活用技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、イオン交換樹脂の基礎から解説し、目的にあったイオン交換樹脂の選定から実験方法、実用化までを詳解いたします。

開催日

  • 2012年3月29日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • イオン交換樹脂の応用分野・応用が見込まれる分野の技術者、開発者、研究者
    • 水処理・廃水処理・浄水
    • 化学プロセス
    • 金属の生成・回収
    • 触媒
    • 医薬品・食品 など

修得知識

  • イオン交換樹脂の基礎知識
  • イオン交換樹脂の取り扱いと操作
  • イオン交換樹脂の応用例
    • 水処理・廃水処理・浄水
    • 化学プロセス
    • 金属の生成・回収
    • 触媒
    • 医薬品・食品 など

プログラム

 最先端の半導体工場から排水処理、リサイクルまで、イオン交換樹脂は幅広い分野で分離精製材として用いられており、現在も活用用途は広がっている。
 本セミナーではイオン交換樹脂の基本知識と多彩な応用用例を紹介すると共に、目的にあったイオン交換樹脂の選定から実験方法、実用化までの手順を分かりやすく解説する。

  1. イオン交換樹脂における吸着・分離のメカニズム
    1. イオン交換体の用途と分類
    2. イオン交換のメカニズム
      • イオン交換反応
      • イオン交換選択性
      • イオン交換速度
  2. イオン交換樹脂の性質
    1. イオン交換樹脂の構造
      • 化学的構造 (官能基・高分子母体)
      • 物理的構造 (細孔構造)
      • 架橋度と性質
    2. イオン交換樹脂の種類と特徴
      • 陽イオン交換樹脂
      • 陰イオン交換樹脂
      • キレート樹脂
      • 合成吸着剤
      • 触媒用イオン交換樹脂
    3. イオン交換樹脂の反応と性質
      • 物理的性質
        ~水分保有能力、耐熱性、物理的強度、膨潤収縮~
      • 化学的性質
        ~イオン交換反応・選択性・再生~
  3. イオン交換樹脂の取り扱いと操作
    1. イオン交換樹脂の実験方法と基本操作
      • 原液の適用範囲
      • イオン交換樹脂の選定方法
      • 実験方法と解析
        ~処理液質・実用的交換容量・再生実験~
      • スケールアップ
    2. イオン交換樹脂の取り扱い方
      • イオン交換樹脂の性能低下
        ~熱分解、化学的分解、有機物による汚染、破砕~
      • 性能劣化の管理と対策
      • イオン交換樹脂の再生方法と再生剤
        ~再生方法と水質の関係、経済的再生方法~
  4. イオン交換樹脂の利用・応用のポイント
    1. 水処理への利用
      • 用水処理
        ~純水/超純水~
      • 環境対策
        ~排水処理・回収・リサイクル 有害物質の除去~
      • 飲料水処理、浄水器
        ~飲料水中の硝酸イオン、ホウ素、塩素酸の除去~
        ~浄水器・軟水器用イオン交換樹脂~
    2. 化学プロセスへの利用
      • 電子材料の精製
        ~微量金属除去、触媒除去、溶媒の高純度化、リサイクル~
      • 金属の回収・精製への応用
        ~金属回収、金属の精製、メッキ浴の回生~
      • 触媒としての利用
        ~固体触媒としての利点と用途例~
    3. 医薬・食品産業への利用
      • 食品工業への応用
        ~機能性食品の精製、糖類の精製、アミノ酸の精製、酒類の精製~
      • 医薬の精製分離
        ~合成吸着剤を用いた分離精製~
    • 質疑応用・名刺交換

講師

  • 伊藤 美和
    オルガノ 株式会社 開発センター 機能材グループ
    グループリーダー

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/11 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/12/11 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/11 EUの包装及び包装廃棄物規則 (PPWR) と今後の日本の対応 オンライン
2024/12/11 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2024/12/11 医薬品開発におけるマーケティングリサーチ手法およびデータの捉え方・活用のポイント オンライン
2024/12/11 食品安全と問題解決を実践するための食品工場の品質管理セミナー オンライン
2024/12/11 標準品の品質試験法設定の基礎と注意点 オンライン
2024/12/12 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/12/12 GLP省令の基礎知識とGLP試験における現場調査 (試験操作調査と施設調査) 手法 オンライン
2024/12/12 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/12/12 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/12/12 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/12/12 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/13 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/13 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/12/13 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/13 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/13 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/13 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2024/12/13 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/30 自動車用プラスチック部品のメーカー分析と需要予測
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/15 エポキシ樹脂市場の徹底分析
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/29 無機イオン交換体
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/8/1 水処理業界18社 技術開発実態分析調査報告書
2010/6/1 森永乳業、雪印メグミルク、明治乳業3社 技術開発実態分析調査報告書
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2010/3/1 シリコーン製品市場の徹底分析