技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

海外原薬工場におけるGMP査察対応のポイントと対策

海外原薬工場におけるGMP査察対応のポイントと対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、GMP査察におけるハードウェア面、ソフトウェア面の指摘事項から、元PMDA GMPエキスパートが対策を詳解いたします。

開催日

  • 2011年9月27日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 海外から原薬を購入(MF登録者)する業務に携わる方
  • 原薬の製造委託に関連する方
  • 国内での製造・品質管理担当者
  • 国内での品質保証 (QA) 担当者、管理者

修得知識

  • GMP適合性試験の基礎
  • 原薬の製法上の留意点
  • 試験検査を実施する上での留意点
  • 効果的にGMPを運用・指導するためのポイント
  • GMP適合性試験の実際の指摘事項とその対策

プログラム

 海外の原薬工場について、企業での実務経験と当局でGMP実地調査 (査察) を行った経験を基に解説いたします。
 特にアジアを中心とした実際の指摘事項を取り上げて、原薬の製法上の留意点、試験検査を実施する上での留意点等と今後、効果的にGMPを運用・指導するためのポイントをわかりやすく解説いたします。
 また、GMP査察におけるハード面、ソフト面の指摘事項から、その対策を説明します。
 なお、時間の許す範囲内で質問をお受けいたします。

  1. 調査 (査察) のスケジュール確認
  2. 構造設備の調査 (プラントツアー)
    1. 倉庫設備
      • 原材料、溶媒等の入荷、保管状況確認
      • サンプリング室の管理方法 (清掃方法、清浄度、差圧、記録等) 及びサンプリング方法
      • 不合格品置き場の確認 など
    2. 原薬製造設備
      • 製造作業室への入室方法、着衣方法
      • 各作業室と使用機械の清掃・管理方法
      • タンクの計器 (温度・圧力) の校正状況 など
    3. 支援設備 (製造用水、空調)
      • 製造用水 (精製水など) 設備と空調設備
    4. 試験検査設備 (QC)
      • 検体の受入方法と保管管理状態の確認
      • 標準品の保管管理状態の確認
      • 使用機器 (天秤、HPLC等) の定期点検及び日常点検方法の確認 など
    5. 品質保証 (QA) 区域
      • GMP文書の管理状況の確認 など
  3. 書面の調査
    1. 製造指図記録書 (清掃記録・IPC記録も含む)
    2. 試験検査指図記録書
    3. 出荷判定手順と記録
    4. バリデーション関係書類 (クリーニングVと実生産Vの計画書と報告書)
    5. 逸脱管理処理手順と実績 (過去2年間)
    6. 変更管理処理手順と実績 (過去2年間)
    7. 設備機器の点検・校正手順と記録 (キャリブレーション)
    8. 環境モニタリング手順と記録 (清浄度区分、微粒子、微生物)
    9. 防虫・防鼠手順とトレンド分析記録
    10. 製造用水管理手順と記録
    11. 再加工、再処理手順
    12. 年次工程照査報告書 (Annual Product Review/ Annual Report)
    13. 原材料等供給先の評価手順と記録 (MSDS含む)
    14. 委託先 (製造、分析) との取り決め書及び監査記録
    15. 製造販売業者との取り決め書
    16. その他の書面
  • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2人目は無料 (2名で49,980円)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/13 造粒・打錠工程の基礎知識およびスケールアップ方法・トラブル対応 オンライン
2024/12/16 製薬用水の製造法・品質管理・バリデーション方法の基礎、査察事例を踏まえた考察 オンライン
2024/12/16 試験検査室管理におけるOOS/OOT対応とサンプリング実施のポイント オンライン
2024/12/16 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/16 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/17 省力化・効率化で実践するCSVへのヒント オンライン
2024/12/17 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/17 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/17 LNP (脂質ナノ粒子) 製剤における品質評価/製剤設計・品質管理・製造プロセスとDDS技術・動向 オンライン
2024/12/17 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/17 無菌製剤・再生医療等製品の工場における査察対応とGMP改善業務 オンライン
2024/12/17 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/17 PV業務においてグローバルSOPとローカルSOPをどう棲み分け、整合性を図るか オンライン
2024/12/18 GMP省令改正に対応した供給者管理の留意点 東京都 会場・オンライン
2024/12/18 SDS・ラベル超基礎講座 オンライン
2024/12/18 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2024/12/18 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/18 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2024/12/18 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/18 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策