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乳化物・可溶化物の調製技術と安定化のテクニック スキルアップセミナー

乳化物・可溶化物の調製技術と安定化のテクニック スキルアップセミナー

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、乳化物・可溶化物の基礎から解説し、製品開発、生産プロセスの設計、トラブル対策に必要なスキルを身に付けていただきます。

開催日

  • 2011年7月27日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 乳化・可溶化・エマルションに関連する技術者、生産技術担当者、品質保証担当者
    • 医薬品
    • 製剤
    • 化学品
    • 化粧品
    • 食品 など

修得知識

  • 乳化・可溶化の基礎
  • 界面活性剤の基礎
  • 保存安定性に優れた乳化・可溶化・ナノエマルション調製のためのテクニック
  • 乳化・可溶化物の状態分析と安定性の予測
  • 乳化・可溶化の最新技術動向

プログラム

 化学品、化粧品・医薬品を開発する上で、安定な乳化物や可溶化物を調製するのは案外難しいものです。また、スケールアップ時にトラブルが発生することもあります。
 本講座では、乳化物や可溶化物を調製する上で最も大切な界面活性剤の選び方や安定性の予想の仕方、スケールアップ検討のポイントとトラブル対策について具体的な例を交えて講義します。
 まず、乳化物や可溶化物の特性について概説した上で、産業界で使われている界面活性剤とその特性を、最新の情報を含めて紹介します。
 次に、界面活性剤の物性を予想するために用いられているさまざまな指標を紹介します。これらの指標を使いこなすことによって、乳化物や可溶化物を調製するのに適当な界面活性剤をある程度予想できます。
 さらに、乳化物や可溶化物の安定化のテクニックを具体的な例をあげて考察します。
 このセミナーを通して乳化物や可溶化物を調製するための基本的な考え方を身につけ、新しい商品の開発や生産プロセスの設計、トラブル対策に役立ててください。

  1. 乳化と可溶化
    • エマルションと可溶化物の状態と種類
  2. 界面活性剤とは
    • 界面活性剤の定義と種類
    • 界面活性剤の機能
    • 産業界での応用例
  3. 界面活性剤の特性を予想しよう
    • 界面活性剤のふるまいを予想するための指標は?
    • HLBはどうやって計算するのか?
    • 「パッキングパラメータ」「曲率弾性モデル」とは?
  4. 保存安定性に優れた乳化・可溶化・ナノエマルション調製のためのテクニック
    • たくさん油を可溶化するには?
    • エマルションのクリーミングを防ぐには?
    • エマルションの合一を防ぐには?
  5. 乳化・可溶化物の状態分析と安定性の予測
    • 界面活性剤の吸着状態の解析法
    • 界面活性剤の自己組織化構造の解析法
    • 界面活性剤の吸着速度と界面の固さ
    • 保存安定性評価の実際
  6. 乳化・可溶化物調製におけるスケールアップのポイント
    • 乳化・分散機器の選び方
    • 乳化物・可溶化物のスケールアップのポイント
  7. 乳化・可溶化研究最新情報
    • どんな油も乳化する、フッ素系界面活性剤
    • 必要な時だけ働く、刺激応答性界面活性剤
    • サーファクタントフリー乳化
    • 粉も立派な乳化剤
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 野々村 美宗
    山形大学 大学院 理工学研究科 バイオ化学工学専攻
    教授

会場

機械振興会館

6階 6D-3号室

東京都 港区 芝公園3-5-8
機械振興会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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