技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

FT-IR (赤外分光法) の基礎と高分子材料分析の実際

微小部・異物分析から構造解析までを習得できる

FT-IR (赤外分光法) の基礎と高分子材料分析の実際

~試料の前処理・測定ノウハウとスペクトル解釈の仕方~
東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

赤外分光法によって得られたデータを、どのように解釈すればよいかのポイントが学べる特別セミナー!

概要

本セミナーでは、赤外分光法を用いた微小部・異物分析から構造解析までの実際を、試料の前処理・測定ノウハウとスペクトル解釈の仕方の視点から分かり易く説明いたします。また分析相談に応じます。

開催日

  • 2010年10月13日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料の分析担当者
  • 赤外分光法を用いた測定を行っている技術者、これから携わる方

修得知識

  • 赤外分光法の基礎
  • 試料の調製法
  • スペクトル測定の基礎
  • スペクトル測定における注意点・ポイント
  • 試料の前処理・測定ノウハウ
  • スペクトル解釈の仕方
  • 分析相談では、今抱えている問題に対する解決のヒントを提供いたします。

プログラム

 分光分析法は、物質に特定の光を照射し、その光と物質との相互作用の結果として現れる応答を計測し、得られる情報を解析する。赤外分光法は高分子組成分析や高分子材料中に添加されている添加剤の定性分析そして高分子材料表面および微小部、微小異物の分析などに汎用的に使用されており、核磁気共鳴法や質量分析法などとともに高分子分析法の中でも古くから用いられている代表的な分析法の一つである。
 本セミナーでは微小部・異物分析から構造解析までの実際を、試料の前処理・測定ノウハウとスペクトル解釈の仕方の視点から分かり易く説明する。また分析相談にも応じる。

  1. 赤外分光法の基礎
    1. 測定の原理
    2. 得られる情報
  2. 試料の調製法
    1. フィルム、シート、薄片を調製する方法
      1. 熱プレス法
      2. 溶液キャスト法
      3. 切削法
    2. 錠剤やペーストにする方法
      1. KBr錠剤法
      2. ヌジョール法
  3. 測定装置
  4. 試料および分析目的に応じたスペクトル測定法
    1. スペクトル測定法の選択基準
    2. 透過法
    3. 全反射吸収法
    4. 高感度反射法
    5. フィルム回転ステージ
    6. 正反射法
    7. 拡散反射法
    8. 光音響法
    9. 顕微赤外法
  5. スペクトル測定における注意点 (条件・環境など)
  6. スペクトル解釈の仕方
    1. データ結果をどう解釈すればよいかのポイント
  7. 赤外スペクトルデータベースと上手な利用法
  8. 顕微ラマンおよびFT-ラマン
  9. 構造解析の事例
  10. 微小部、微小異物定性分析の事例
  11. 放射光を光源とした顕微赤外分光
    1. 放射光とは
    2. 高分子材料分析の応用例
  12. 標準試料の入手方法
  13. 分析相談
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/3 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/3/4 加硫剤、加硫促進剤の使い方とスコーチ・ブルーム・分散性 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/5 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/6 EUVレジストの高感度化、感度測定とメタルレジストの反応機構 オンライン
2025/3/6 樹脂・ゴム材料中におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/3/6 高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用 オンライン
2025/3/7 「モノマテリアル包装」の動き、バリア向上などの物性向上、企業採用・海外規制などの展望 オンライン
2025/3/7 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/3/7 難燃剤、難燃化技術の基礎と最新動向 オンライン
2025/3/10 UV硬化型樹脂の基礎と硬化過程の測定法及び評価・解析手法 オンライン
2025/3/10 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/3/10 エポキシ樹脂の化学構造と硬化剤および副資材の使い方 オンライン
2025/3/12 Tダイ法による押出成形とトラブル対策 オンライン
2025/3/12 高温/直流高電界下における高分子絶縁材料の特性と評価法 オンライン
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/3/13 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/3/13 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/3/13 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用