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高分子の成分・添加剤分析

高分子の成分・添加剤分析

~分析手法の選び方、前処理技術からデータ解釈まで~
高分子の成分・添加剤分析の画像

ご案内

  • 分析機器の使い分けと前処理
    • 各分析手法の原理と特徴 、最適な組み合わせ
    • 溶媒選択、温度管理、分離技術などの試料の前処理
    • 高精度、迅速、簡易に分析を行うためのノウハウ
    • データのばらつきへの対応
  • きれいなスペクトルピークの  出し方,正確な解釈
    • ノイズなど不要なピークの除去
    • ゴーストピーク、ピークの割れ・重なりをどう見るか
    • 似た物質の分析・識別方法
    • 汎用ライブラリで は解析が難しいピークの検出法
  • 分析実例を多数掲載
    • 各種添加剤の特性とその分析技術
      • 酸化防止剤
      • HALS・UVA
      • 難燃剤
      • 可塑剤
      • 帯電防止剤
      • 界面活性剤
      • 架橋剤
      • 硬化剤
      • 加硫促進剤 etc
    • ブリードアウトした添加剤の分析
    • 樹脂・ゴム、インク、粘・接着剤、電解質などの各製品事例
    • 高分子の分子量分布、分岐、組成解析
    • 未知成分の同定、微量成分の測定事例

目次

第1章 成分、添加剤分析に使用される主な分析手法

1節 ガスクロマトグラフ質量分析法 (GC/MS)
  • 1. 添加剤分析におけるGC/MS
  • 2. 前処理
    • 2.1 溶媒抽出法
    • 2.2 再沈殿法
    • 2.3 超音波抽出法
    • 2.4 熱抽出法
  • 3. GC/MSによる分析
    • 3.1 GC/MSの種類
    • 3.2 GC/MSの測定原理
    • 3.3 定性分析
    • 3.4 定量分析
2節 赤外分光法の原理・特徴と添加剤分析への応用
  • 1. 赤外分光法
    • 1.1 赤外分光法の原理
      • 1) 分子振動と赤外吸収
      • 2) 赤外分光装置
    • 1.2 赤外分光測定
      • 1) 透過法
      • 2) ATR法
      • 3) その他の手法
    • 1.3 赤外スペクトルの解析
      • 1) ライブラリ検索
      • 2) 混合物の検索
  • 2. 赤外分光法の添加剤分析への応用
    • 2.1 高分子材料中の添加剤の定性分析5)
    • 2.2 高分子材料に含まれる添加剤の定量的評価への利用
3節 IR・ラマンの基礎と添加剤分析への応用
  • 1. 赤外・ラマン分光法の概要
    • 1.1 赤外 (IR) 分光法の概要
    • 1.2 ラマン分光法の概要
    • 1.3 赤外分光法とラマン分光法の比較
  • 2. 赤外 (IR) 分光法の代表的な測定手法と各種アプリケーション
    • 2.1 代表的な測定手法
    • 2.2 異物分析
    • 2.3 多層膜のイメージング
    • 2.4 微量な添加剤 (フタル酸エステル類) の分析事例
  • 3. ラマン分光光度計の代表的な測定対象と各種アプリケーション
    • 3.1 代表的な測定対象
    • 3.2 埋没異物分析
    • 3.3 結晶化度の評価
    • 3.4 偏光 (配向) 測定事例
    • 3.5 イメージングによるポリマーアロイの分析事例
4節 HPLC (/MS) を用いた高分子添加剤の分析・分取
  • 1. HPLC, LC/MSで測定可能な高分子添加剤
    • 1.1 HPLCを用いた高分子添加剤の測定
    • 1.2 LC/MSを用いた高分子添加剤の測定
    • 1.3 LC/MSを用いた高分子添加剤の一斉分析
  • 2. 高分子中の低分子添加剤の測定
    • 2.1 分取LCシステムを用いた高分子と低分子添加剤のGPC分離、分取
    • 2.2 オンライン2D-LC を用いた高分子中の添加剤の測定
5節 熱分解 GC/MS におけるポリマー添加剤の分析技術
  • 1. 熱脱着 (ヘッドスペース) (熱脱着) GC
  • 2. 熱脱着, 熱分解 (二段階熱分解) GC
6節 MALDI-TOF/MSの分析原理とイメージング質量分析、添加剤分析への応用
  • 1. MALDIの原理と特徴
  • 2. 飛行時間質量分析計 (TOFMS)
  • 3. 添加剤の分析
  • 4. 界面活性剤の分析
  • 5. イメージング質量分析
7節 MS/MSを搭載したTOF-SIMSによるポリマーのスペクトル解析
  • 1. 飛行時間型二次イオン質量分析法 (TOF-SIMS)
    • 1.1 TOF-SIMSの原理・特徴
    • 1.2 装置構成
    • 1.3 マススペクトル
    • 1.4 イメージング
    • 1.5 3次元イメージング
    • 1.6 タンデム質量分析法 (MS/MS)
  • 2. MS/MSによる分子構造解析
    • 2.1 構造異性体の識別
    • 2.2 繰り返し構造・末端基の解析
    • 2.3 イメージングMS/MS
8節 溶液および固体NMR法の特徴と添加剤分析技術
  • 1. 原理
  • 2. NMR装置
  • 3. NMRスペクトルと得られる情報
  • 4. 溶液NMR
    • 4.1 1Hシングルパルス測定
    • 4.2 13Cシングルパルス測定 (1H完全デカップリング付き)
    • 4.3 13C-DEPT測定
    • 4.4 1H-1H Jシフト相関2次元NMR
    • 4.5 1H-13C Jシフト相関2次元NMR
  • 5. 固体NMR
  • 6. 測定のいろいろ
    • 6.1 半固体状態試料のNMR
    • 6.2 混合物のNMR
      • 1) LC-NMR
      • 2) DOSY: Diffusion-Ordered SpectroscopY
9節 昇温加熱式直接質量分析法 (DART-MS) を用いた添加剤分析
  • 1. 熱脱着・熱分解DART-MS
    • 1.1 昇温加熱デバイス
    • 1.2 DART
      • 1) イオン化原理
      • 2) 測定上の特徴
    • 1.3 質量分析計
    • 1.4 熱脱着・熱分解DART-MSの特徴
      • 1) 外観と接続部
      • 2) 基本的データ
      • 3) サンプリング
      • 4) システムに用いられる質量分析計
  • 2. 異物分析事例
    • 2.1 同材質間における異同識別 (ポリプロピレン)
      • 1) IRによる分析結果
      • 2) 熱脱着・熱分解DART-MSによる分析結果
    • 2.2 微小異物の直接分析
      • 1) Kendrick Mass Defect (KMD) 解析

第2章 樹脂中に含まれる添加剤分析のための前処理技術
  • 1. 樹脂中の添加剤の分析目的と目的別の分析法の概要
    • 1.1 既知試料中の特定添加剤の定量 (target analysis)
    • 1.2 未知試料の添加剤の全分析 (non-target analysis、deformulation analysis)
  • 2. 添加剤を基材から分離・濃縮するための前処理技術:総論
  • 3. 溶媒抽出法 (1) :古典的抽出法
    • 3.1 ソックスレー抽出法
      • 1) 原理
      • 2) 溶媒の選択的指針
      • 3) 実施上の注意
    • 3.2 浸漬抽出法 (還流抽出法)
      • 1) 原理および操作法
      • 2) 浸漬抽出法の利点
    • 3.3 超音波抽出法
  • 4. 溶媒抽出法 (2) :新しい抽出法
    • 4.1 高速ソックスレー抽出、自動化ソックスレー抽出
    • 4.2 加圧流体抽出
    • 4.3 高周波を用いる抽出
    • 4.4 超臨界流体抽出 (Supercritical Fluid Extraction, SFE)
    • 4.5 反応抽出法
  • 5. 溶解再沈殿法 (溶解再沈法、再沈法)
    • 5.1 基本原理
    • 5.2 溶媒の選択
    • 5.3 一般的操作法
  • 6. 実際の適用法
  • 7. 他の前処理

第3章 材料中の酸化防止剤、HALS/UVAの分析技術

1節 高分子材料流中の酸化防止剤、紫外線防止剤の定性分析
  • 1. はじめに
  • 2. 分析の目的と解析項目
  • 3. 分析手法の選択
    • 3.1 添加剤前処理・解析フローの選択
    • 3.2 測定手法の選択
  • 4. 分析事例
    • 4.1 酸化防止剤,紫外線吸収剤の定性・定量分析
    • 4.2 高分子型を含めたHALSの定性・定量分析
2節 MALDI-TOF/MSによる高分子材料中のHALS,、UVAの直接分析
  • 1. フェノール系
    • 1.1 酸化防止作用
    • 1.2 分析方法
  • 2. 亜リン酸エステル系
    • 2.1 酸化防止作用
    • 2.2 分析方法
  • 3. アミン系
    • 3.1 酸化防止作用
    • 3.2 分析方法
    • 3.4 その他
3節 反応熱脱着GCによる樹脂中の高分子光安定剤の直接分析
  • 1. 反応熱脱着GC測定システムの構成と測定手順
  • 2. 反応熱脱着GCによるPP中の高分子量HALSの高感度直接分析
  • 3. 紫外線照射に伴うPP中のHALSの化学構造変化
4節 反応熱脱着GCおよびMALDI-MSによる樹脂中の光安定剤の直接分析
  • 1. 固体試料調製MALDI-MSの測定手順
  • 2. 固体試料調製MALDI-MSによるPP中の高分子量HALSの直接分析
  • 3. 樹脂中HALSの安定化挙動の解析
5節 ポリエチレン中の酸化防止剤の挙動の可視化
  • 1. FT-IR測定の要点
    • 1.1 FT-IRの概要
    • 1.2 FT-IRの測定方法の選択
    • 1.3 解析時のスペクトルピークの選択
    • 1.4 分析目的に応じた試料の処理
    • 1.5 イメージング法の解析図作製手順
  • 2. 分析事例
    • 2.1 (事例1) FT-IR顕微の透過イメージング法を使用した成形体PEの熱劣化過程の可視化
    • 2.2 (事例2) FT-IR顕微のATRイメージング法を用いた酸化防止剤の酸化過程
    • 2.3 (事例3) 各種分析機器を使用したPE成形体の水劣化の知見

第4章 材料中の難燃剤、可塑剤の分析事例

1節 EGA 法を用いた REACH 規制対象添加剤の一斉分析法の検討
  • 1. フタル酸エステル分析について
    • 1.1. フタル酸エステル
    • 1.2. 一般的なフタル酸エステルの分析法
    • 1.3. GC/MSを用いたフタル酸エステル分析
  • 2. GC/MSを用いたフタル酸エステルの分析法の具体例
    • 2.1. GC/MSを用いたフタル酸エステルの分析法の規格
    • 2.2. IEC 62321の概要
    • 2.3. Py-GC/MSによるスクリーニング法
      • 1) Py-GC/MS法のサンプル調整
      • 2) Py-GC/MS法の分析
      • 3) Py-GC/MS法の定量
      • 4) Py-GC/MS法の精度管理
      • 5) Py-GC/MS法の分析例
    • 2.4. ソックスレー抽出-GC/MS、および再沈殿-GC/MSによる検証法
      • 1) ソックスレー抽出-GC/MS法、および再沈殿-GC/MS法のサンプル調整
      • 2) ソックスレー抽出-GC/MS法、および再沈殿-GC/MS法の分析
      • 3) ソックスレー抽出-GC/MS法、および再沈殿-GC/MS法の定量
      • 4) ソックスレー抽出-GC/MS法、および再沈殿-GC/MS法の精度管理
2節 改正 RoHS 指令に関わるフタル酸エステル類の分析事例
3節 臭素系難燃剤およびフタル酸エステル類の分析手法
  • 1. 概要
  • 2. IEC 62321Seriesについて
  • 3. 測定の準備
  • 4. 臭素系難燃剤のスクリーニング分析
  • 5. 臭素系難燃剤の精密分析
  • 6. 臭素系難燃剤、フタル酸エステル類分析における注意点
4節 改正RoHS指令におけるフタル酸エステル類の規制とスクリーニング分析
  • 1. HPLCを用いた臭素系難燃剤の検出
    • 1.1 分離と最大吸収波長
    • 1.2 検量線と検出下限値
  • 2. 前処理
    • 2.1 抽出
      • 1) 材料と溶媒の関係性についての検討
      • 2) 溶媒と代替難燃剤 (EBPBP) の関係性についての検討
    • 2.2 夾雑成分の影響と除去方法
      • 1) シリカゲルによる効果
      • 2) 硫酸シリカゲルによる夾雑成分の除去効果
  • 3. 2次スクリーニングとしての信頼性と実用性の確認
    • 3.1 信頼性の確認
      • 1) 認証標準試料の測定
      • 2) 技能試験への参加
    • 3.2 製品を用いた実用性の確認
5節 RoHS指令、REACH規制対象物質の分析 ~スクリーニング、六価クロム分析~
  • 1. フタル酸エステル類の特性と使用例
    • 1.1 フタル酸エステル類の特性と取り扱いの注意点
    • 1.2 フタル酸エステル類の使用例
  • 2. スクリーニング検査
    • 2.1 公定法
    • 2.2 新しいスクリーニング手法の提案
    • 2.3 高濃度試料の連続測定への影響検証
  • 3. 実際の現場管理
6節 RoHS指令、REACH規制対象物質の分析 ~スクリーニング、六価クロム分析~
  • 1. RoHS指令、REACH規制対象物質の分析の目的と概要
  • 2. RoHS指令、REACH規制とは
  • 3. RoHS指令及びREACH規制に関する試験法に関連する規格等
  • 4. ISO/IEC 62321の概要
  • 5. ISO/IEC 62321による分析とその問題点
    • 5.1 スクリーニング 5.2 六価クロムの分析
    • 5.3 高分子材料及び電子機器類の化学前処理
7節 プラスチック中の全臭素の定量分析
  • 1. RoHS指令により使用が制限される特定有害物質
  • 2. 臭素の分析と公定法
  • 3. 試料の燃焼前処理法
  • 4. ハロゲン・硫黄自動燃焼分析システム
  • 5. プラスチック試料への適用
    • 5.1 検量線の作成方法
    • 5.2 パソコン破砕品の分析
    • 5.3 基板の分析 5.4 塩化ビニール樹脂中の臭素分析
    • 5.5 マイクロプラスチック中の臭素系難燃剤

第5章 材料中の界面活性剤の分析事例

1節 製品中の界面活性剤の分離・分析テクニック
  • 1. 界面活性剤の成分同定法
  • 2. 排水中の界面活性剤の成分同定、定量分析法
  • 3. 洗剤中の界面活性剤の成分同定、定量分析法
  • 4. 化粧品中の界面活性剤の定量分析法
    • 5.1 エマルジョン中の界面活性剤の分離
    • 5.2 アルカリ洗浄剤中の界面活性剤の分離
    • 5.3 ポリマー溶液中の界面活性剤の分離・定量
  • 5. 混合物中の界面活性剤の成分同定、定量分析法
2節 界面活性剤/分散剤 解析のための分析技術と洗浄剤・印刷用インキでの分析事例
  • 1. 界面活性剤の構造と分類
    • 1.1 非イオン界面活性剤
    • 1.2 アニオン界面活性剤
    • 1.3 カチオン界面活性剤
    • 1.4 両性界面活性剤
  • 2. 高分子材料分野での利用形態
    • 2.1 分散剤
    • 2.2 防曇剤
    • 2.3 帯電防止剤
    • 2.4 滑剤
    • 2.5 離型剤
    • 2.6 アンチブロッキング剤
    • 2.7 整泡剤
  • 3. 高分子材料に添加される界面活性剤の分離、分析法
    • 3.1 界面活性剤の採取法
      • 3.1.1 溶剤抽出
      • 3.1.2 直接試料観察法
  • 4. 界面活性剤の構造解析のための赤外線吸光分析
  • 5. 界面活性剤の簡便な分離分析法
  • 6. 迅速分析が行える分取TLC分離法
3節 ソフトイオン化精密質量分析法による 界面活性剤、油剤、色素、樹脂表面変色成分の成分分析
  • 1. ソフトイオン化の手法
  • 2. 精密質量分析
  • 3. ESI-TOFMS分析法による界面活性剤分析
  • 4. ASAP-TOFMSによる油剤分析
  • 5. ASAP-TOFMSによる色素の分析
  • 6. LC-PDA-ESI-TOFMSによる樹脂表面変色成分の分析

第6章 その他の添加剤分析事例

1節 エポキシ樹脂硬化剤の分析法
  • 1. GC-MSの測定原理
  • 2. 汎用エポキシ樹脂
  • 3. 臭素化エポキシ樹脂
  • 4. 酸無水物硬化エポキシ樹脂混合物
  • 5. アミン硬化エポキシ樹脂
  • 6. 自動車のエポキシ樹脂塗料
2節 エポキシ樹脂硬化物中の硬化促進剤の定性分析
  • 1. エポキシ樹脂硬化物中の硬化促進剤の定性分析
  • 2. DHSGC-MSによるエポキシ樹脂硬化物中のイミダゾール硬化促進剤の分析
3節 架橋ゴムに使用される加硫促進剤・架橋剤の分析方法
  • 1. 加硫促進剤
  • 2. 過酸化物系架橋剤 (PO)
  • 3. 硫黄
4節 可塑剤の分析方法
5節 材料中の帯電防止剤の分析技術
  • 1. 帯電防止剤が見つからない場合
  • 2. 帯電防止剤として見つかる場合
  • 3. まとめ

第7章 表面にブリードアウトした添加剤の分析技術

1節 ポリプロピレンフィルム中添加剤の拡散・ブリード挙動表面にブリードアウトした添加剤の分析技術
  • 1. 2段階移行モデル
  • 2. 添加剤のブリード実験
    • 2.1 試料
    • 2.2 サンプル調製とブリード成分の定量
  • 3. 2段階移行モデルを用いたブリード解析
    • 3.1 スリップ剤のブリード解析
    • 3.2 UV吸収剤のブリード解析
      • 3.2.1 MDを用いた飽和溶解度の評価
      • 3.2.2 MDを用いた拡散係数の評価
3節 高分子材料中のブリード物の同定・状態分析
  • 1. はじめに
  • 2. LC-ESI-TOFMS分析法による樹脂劣化解析
  • 3. LC-PDA-ESI-TOFMS分析法による樹脂変色解析
  • 4. LC-PDA-ESI-TOFMS分析法によるPS樹脂加熱劣化変色成分解析
  • 5. ASAP-TOFMSによるPS樹脂加熱劣化成分解析

第8章 高分子材料中の成分・組成分析事例

1節 NMRと多変量解析による高分子の組成分析事例
  • 1. NMRによる素材の組成分析と構造解析
    • 1.1 NMRの歴史はノイズとの闘いの歴史
  • 2. 多変量解析を用いたNMRのノイズ除去
    • 2.1 多変量解析による分光スペクトルのノイズ除去
    • 2.2 主成分分析を用いた固体NMRアレイスペクトルFMSによるポリマー構造解析と成分マッピング技術
2節 液晶ブロック共重合体の合成と組成分析
3節 高分解能MALDI-TOの構造解析
  • 1. 高分解能MALDI-TOFMSを用いたポリマーのノイズ除去
  • 2. Kendrick mass defect (KMD) 解析を用いた成分マッピング
  • 3. 高分解能MALDI-TOFMSとKMD解析を用いた工業用ポリマー材料の分析例
4節 フッ素ポリマーのIR、ラマンスペクトルと組成分析
  • 1. IR法による吸光係数を利用した組成分析
    • 1.1 液体セルを用いた吸光係数算出
      • 1) 溶媒に不溶なポリマーAの組成分析1)
      • 2) モノマーXの吸光係数算出
      • 3) 厚膜測定による組成分析の簡便化
    • 1.2 KBr錠剤を用いた吸光係数算出2)
      • 1) フッ素系環状ポリマー共重合体 (PDD/BVE) の組成分析
      • 2) PDDホモポリマーの吸光係数算出
  • 2. IR法による検量線を用いた組成分析2)
  • 3 ラマン法による検量線を用いた組成分析
    • 3.1 PFAの組成決定 IR法とNMR法の相関
    • 3.2 電解膜用共重合体の組成決定
5節 ピンポイント濃縮/顕微FT-IR、MALDI-MSによる添加剤分析事例
  • 1. はじめに
  • 2. ピンポイント濃縮法とは
  • 3. FT-IRでの適用事例
    • 3.1 透過法での適用
    • 3.2 ATR法での適用
  • 4. 質量分析への適用
    • 4.1 MALDI-MS
    • 4.2 LDI-MS
  • 5. 溶質スポットサイズによる溶質の定量
6節 電解液変成物の定性・定量と添加剤分析
  • 1. はじめに
  • 2. 電解液変成物の定性・定量分析
    • 2.1 電解液の前処理
    • 2.2 定性・定量分析の手法
    • 2.3 電解液変成物の分析事例
      • 1) GC, GC/MSによる電解液の成物の分析
      • 2) LC/MSによる電解液の成物の分析
    • 2.4 電解質の変成物の分析
  • 3. 電解液添加剤分析
    • 3.1 添加剤の定性分析
    • 3.2 添加剤の定量分析
    • 3.3 微量添加剤の定性分析
7節 近赤外分光法による機能性添加剤の溶解・膨潤挙動の解析と評価
  • 1. 粘着剤の種類・分類
    • 1.1 ゴム系粘着剤の配合
    • 1.2 その他の粘着剤の配合
  • 2. 粘着付与剤の分離・分析事例
  • 3. ポリブタジエン/粘着付与剤ブレンドの相溶性と粘着特性
8節 接着剤中の高分子成分分析
  • 1. エポキシ系接着剤の評価
    • 1.1 実験
    • 1.2 結果
    • 1.3 考察
8節 種類の異なる漆の比較
  • 1. 実験
  • 2. Toxicodendron vernicifluum硬化漆の分析結果と考察
  • 3. Toxicodendron succedaneum硬化漆の分析結果と考察
9節 分子量分布と共重合体における組成分布
  • 1. SECハイフネーテッド技術を用いた高分子の分析
    • 1.1 サイズ排除クロマトグラフィーの概要
    • 1.2 SECハイフネーテッド技術
  • 2. 液体クロマトグラフィーによる高分子の組成分離
  • 3. 共重合体の組成分布分析の実例
    • 3.1 SEC/FT-IRを用いた
    • 3.2 GPECを用いたSBRの組成分離
    • 3.3 2D-HPLCを用いたSBRの組成分布分析
10節 溶液NMR法によるポリマーの構造解析と共重合体組成の分析
11節 スチレン系トリブロック共重合体 – ミクロ相分離状態の評価
12節 HPLCによるRAFT共重合体の組成不均一性の解析
  • 1. 高分子のHPLC
  • 2. 原子移動ラジカル重合 (ATRP) への適用
    • 2.1 GPECでの反応解析
    • 2.2 コポリマーの分別
  • 3. 可逆的付加-開裂連鎖移動重合 (RAFT) への適用
    • 3.1 GPECでの反応解析
    • 3.2 コポリマーの分別とLC-CCの適用
    • 3.3 トポロジー解析への応用
13節 X線散乱法による高分子ブロック共重合体の構造形成と構造解析
  • 1. 非対称ABA型ブロック共重合体が形成するミクロ相分離構造
  • 2. ABジブロック共重合体/Aホモポリマーブレンド系に出現する複雑なネットワーク型ミクロ相分離構造
  • 3. 新奇な球状ミクロ相分離構造
14節 質量分析装置によるインクの分析技術
  • 1. 発生ガス分析 (EGA-MS)
  • 2. 加熱脱離-ガスクロマトグラフ質量分析 (TD-GC/MS)
  • 3. 液体クロマトグラフ質量分析 (LC/MS)
15節 GPC分析法による分子量分布解析
16節 GPC法による分子量分布、分岐、組成構造解析
  • 1. SECの測定原理
  • 2. SEC/ FT-IRによる多成分混合系の分子量及び構造情報取得
  • 3. 高分子の劣化解析への適用
17節 鉛フリーはんだの成分分析
  • 1. 擬似めっき皮膜分解液の作製
    • 1.1 ニッケルめっき皮膜
    • 1.2 すずめっき皮膜
  • 2. 鉛分析における分光干渉
    • 2.1 分光干渉の検討
    • 2.2 鉛の分析線スペクトル
  • 3. 分子認識ゲルによる固相抽出
    • 3.1 固相抽出法
    • 3.2 固相抽出結果

第9章 高分子材料中の成分・組成分析事例

1節 高分子添加剤分布状態の分析技術
  • 1. 表面分析法
    • 1.1 光電子分光法 (XPS)
    • 1.2 飛行時間型二次イオン質量分析法 (TOF-SIMS)
  • 2. 高分子材料表面の組成分布分析
    • 2.1 XPSによる分析例
    • 2.2 TOF-SIMSによる分析例
  • 3. 高分子材料のデプスプロファイル分析法
    • 3.1 XPS,TOF-SIMSによるデプスプロファイル分析法概要
    • 3.2 XPSによるデプスプロファイル分析例
    • 3.3 TOF-SIMSによるデプスプロファイル分析例
2節 シランカップリング剤の反応状態の解析・評価技術
  • 1. 溶液中のシランカップリング剤の反応状態の分析
    • 1.1 ガスクロマトグラフィー (GC) による分析
    • 1.2 赤外分光法 (IR) による分析
    • 1.3 ラマン分光法 (Raman) による分析
    • 1.4 29Si-NMRによる分析
    • 1.5 粒径分布測定
  • 2. 固体表面の被覆状態の分析
    • 2.1 IRによる分析
    • 2.2 示差熱天秤-質量分析法 (TG-DTA/MS) による分析
    • 2.3 X線光電子分光法 (XPS) による分析
    • 2.4 固体29Si-NMRによる分析

執筆者

  • AGC 株式会社 鈴木俊夫
  • アルバック・ファイ 飯田真一
  • 積水化学工業 株式会社 日下康成
  • アジレント・テクノロジー 株式会社 内藤厚子
  • 日立化成 株式会社 山口一夫
  • 日本電子 株式会社 田村淳
  • 日本分光 株式会社 田村耕平
  • 株式会社 ナックテクノサービス 長嶋潜
  • 株式会社 東レリサーチセンター 長谷川博一
  • 京都大学 中村 洋
  • サーモフィッシャーサイエンティフィック 株式会社 澤田寛己
  • 元 (地独) 大阪市立工業研究所 中村正樹
  • 群馬産業技術センター 宮下喜好
  • 株式会社 島津製作所 中川勝博
  • 株式会社 日立ハイテクサイエンス 竹口裕子
  • 矢崎総業 株式会社 北田幸男
  • 名古屋大学 大谷肇
  • 群馬産業技術センター 宮下喜好
  • 株式会社 ケンシュー 倉地育夫
  • 長野県工業技術総合センター 曽根原浩幸
  • 株式会社 テルム 岡田章
  • 日油 株式会社 益田丈裕
  • あいち産業科学技術総合センター 船越吾郎
  • 工学院大学 川井忠智
  • 株式会社 東レリサーチセンター 森脇博文
  • 日本電子 株式会社 新村典康
  • JSR 株式会社 植野富和
  • (国研) 産業技術総合研究所 松山 重倫
  • 株式会社 東レリサーチセンター 秋山毅
  • 出光興産 株式会社 若林淳
  • 溶解技術 株式会社 柴田勝司
  • AGC 株式会社 山本清
  • 名古屋工業大学 山本勝宏
  • (一財) 化学物質評価研究機構 三輪 怜史
  • 株式会社 KRI 中本順子
  • 産業技術総合研究所 佐藤浩昭
  • 日本電子 株式会社 佐藤 貴弥
  • スペクトラ・フォーラム 高山森
  • 株式会社 東ソー分析センター 香川信之
  • 群馬産業技術センター 宮下喜好
  • 株式会社 島津製作所 中川勝博
  • 名古屋工業大学 吉水広明
  • 東京農工大学 荻野賢司
  • あなりす 岡田きよみ

出版社

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体裁・ページ数

A4判 379ページ

ISBNコード

978-4-86104-816-6

発行年月

2020年11月

販売元

tech-seminar.jp

価格

40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

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