技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
本書では、エレクトロニクス、オプティクス、エネルギーなどの先端分野で応用されるガラスについて、基礎から解説し、強化・薄型化・高平坦化・薄膜生成・接着など、高機能化のための加工技術について網羅的に解説しております。
ガラスの歴史は古く、紀元前4000年より前にエジプトやメソポタミアで既に作られていたと考えられている、材料のなかではもっとも古いものの1つです。永い年月を経てなお、現代の様々な分野で活用されています。
近年、スマートフォンの台頭を機に、エレクトロニクス分野で再び注目を浴び始めただけではなく、フォトニクス、エネルギー、バイオテクノロジーなど様々な先端技術においてガラスという材料 がその価値を見出されています。
しかしながら、脆性材料であるガラスをいかに製品に応用していくかは、多くの企業にとって課題でもありました。
そのような現状を踏まえ、製品応用のための加工技術を徹底的に理解いただけるような内容の書籍を企画いたしました。
ガラスは、これからも様々な分野で、より強く、より薄く、より加工しやすくなり、応用されていくでしょう。その際の一指針として、ご活用いただけたら幸いです。
(企画担当)
壊れたガラス製品を調べることにより破損の原因を明らかにすることを,狭い意味での破損事故解析といい,さらに,再発防止対策や製品設計の改善までを考えることを,広い意味での破損事故解析という。モノづくりには広い意味での破損事故解析が重要である。
その破損が製品の欠陥によるものか,使い方の誤りによるものかなど原因がわかれば,的確な防止対策を立てることができ,未然に事故を防ぐことができるのである。事故という不名誉なことの後始末的な要素が強いので,あまりやりたくない仕事,あまり関わりたくない仕事と考える人もいるが,事故をきちんと調べて,結果をその後の安全設計に反映させれば,従来より安全で信頼性の高い製品をつくることができるのである。
(第2章2節より)
従来の磁場利用研磨法において媒介に使用するMFとMRFは,砥粒の分散性や流動性,また保持力に一長一短があり,研磨効率や加工精度の安定性の点で問題がある。そこで, MF の粒子安定性と流動性,MRF の粒子保持力を併せ持つ新たな磁気感応性流体である磁気混合流体MCF14)を媒介に使用する新しい磁場利用研磨法を筆者らが提案した。
MCF の中に砥粒を混合すると,一種の新しい磁場に反応する機能性スラリー(以下ではMCFスラリーと呼ぶ)が作製される。これまで平面や小曲率鏡面の鏡面仕上げに適用したところ,その有効性が確認され,特に微細リブや溝を有する微細3D 表面の研磨に有効であることが明らかになった…
(第3章5節より)
ガラス上への金属皮膜形成には,真空製膜法とめっき法が適用可能である。めっきは,宝飾品等の装飾,自動車等の機械部品の防食から半導体パッケージやチップ部品,これを搭載するプリント配線板やハードディスクドライブ等電子機器の製造まで,われわれの日常生活には欠かせない技術である。
被めっき物は金属だけでなく,ガラス,樹脂やセラミック等の絶縁体まで幅広く用いられている。めっきに必要な設備は真空成膜装置と比較して低い投資ですみ,皮膜析出速度が速く,量産性において優れていると考えられる。ガラス上へのめっきの適用は,鏡製造における銀めっき,プリント配線板のガラスクロスへの銅めっきが代表的なものであり,工業的に幅広く用いられている。
(第6章3節より)
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2024/11/26 | 塗布膜乾燥プロセスの解明・考察・本質の理解と塗布膜の設計、不良・欠陥対策への応用 | オンライン | |
2024/11/26 | ぬれ・接触角の基礎と測定・評価 | オンライン | |
2024/11/26 | 塗装仕上がり/塗膜品質に影響する機構の理解と実際 | オンライン | |
2024/11/27 | 粘着剤・粘着テープの剥離メカニズム・動的挙動と応力・変形・レオロジーコントロール | オンライン | |
2024/11/27 | パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 | オンライン | |
2024/11/27 | 粘着・剥離のメカニズムとその制御 | オンライン | |
2024/11/28 | ダイコーティングの基礎とトラブル対策 | オンライン | |
2024/11/28 | ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 | オンライン | |
2024/11/28 | 粘着剤・粘着テープのメカニズム、設計、評価法の考え方と実務応用 | オンライン | |
2024/11/28 | 塗布・乾燥工程の基礎と高均質薄膜作製のポイント | オンライン | |
2024/11/29 | 紫外線・赤外線・熱線遮蔽材料の設計、応用、遮蔽性評価技術 | オンライン | |
2024/11/29 | UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化 | オンライン | |
2024/11/29 | 環境対応接着剤、解体性接着のトレンドと易解体性接着材料の設計 | オンライン | |
2024/12/3 | めっき技術の基礎と高度な品質要求に対応する応用技術 | 東京都 | 会場 |
2024/12/3 | フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 | オンライン | |
2024/12/3 | 材料表面への (超) 撥水性・ (超) 親水性の付与技術と制御および分析・評価、応用技術 | オンライン | |
2024/12/4 | 防汚コーティングの基礎知識と評価手法 | オンライン | |
2024/12/5 | 分子間力や表面張力の考え方、そのコントロールと測定法 | オンライン | |
2024/12/5 | 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 | オンライン | |
2024/12/6 | ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 | オンライン |
発行年月 | |
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2024/8/30 | 塗工液の調製、安定化とコーティング技術 |
2024/4/1 | 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 |
2024/4/1 | 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2023/8/31 | “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術 |
2023/5/31 | 塗布・乾燥のトラブル対策 |
2022/5/20 | コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応 |
2021/3/26 | 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版) |
2021/3/26 | 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) |
2021/1/29 | 異種材料の接着・接合技術と応用事例 |
2019/12/20 | 高分子の表面処理・改質と接着性向上 |
2018/8/31 | 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用 |
2018/3/29 | 超親水・親油性表面の技術 |
2016/6/28 | 異種材料接着・接合技術 |
2015/10/1 | すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング |
2015/7/30 | ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策 |
2014/8/25 | ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術 |
2014/4/25 | 導電性接着技術 技術開発実態分析調査報告書 |
2014/4/5 | 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2014/4/5 | 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 |
2014/2/15 | 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 |