技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

廃プラスチックのリサイクル関連技術における最新動向

廃プラスチックのリサイクル関連技術における最新動向

~難リサイクルプラスチックの再利用へのアプローチ / 家電プラスチック高度選別技術と自己循環リサイクル / 自動車プラスチック部品における課題とリサイクル技術~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、廃プラスチックのリサイクル技術の基礎、ケミカルリサイクル、家電プラスチック高度選別技術と自己循環リサイクル、廃棄プラスチックの選別技術について詳解いたします。

配信期間

  • 2026年11月16日(月) 10時30分 ~ 2026年11月30日(月) 16時20分

お申し込みの締切日

  • 2026年11月27日(金) 16時20分

受講対象者

  • サーキュラーエコノミーに興味のある方、動脈・静脈含め樹脂産業に関わる方
  • プラスチックやリサイクルに携わる方
  • 廃プラスチックのリサイクルに関心のある方
  • プラスチックの選別技術や製品への再生材導入に関心のある方
  • リサイクル事業者、樹脂メーカー、自動車・家電・小型家電など、プラスチックを使用するさまざまな製品メーカーにおいて、カーボンニュートラル事業の企画・運営に携わる方

修得知識

  • プラスチック再利用の基礎知識
  • 海洋プラスチックの状況や再利用についての知識
  • ラミネートフィルムの層構造やその再利用法のヒント
  • 確実に破棄されている医療分野のプラスチックのリサイクルの可能性
  • 家電プラスチックの水平リサイクル事例を通じて、マテリアルリサイクルの実際
  • 自動車リサイクルの現状と今後の課題
  • 自動車リサイクルに関する国や企業などの取り組みや規制動向

プログラム

第1部 再利用が困難なポリエチレン・ポリプロピレン製品のリサイクル:分析と再利用法

(2026年11月13日 10:30〜12:00)

 プラスチックのリサイクルは、国際情勢や経済情勢に大きな影響を受けて、何度と無くリサイクルの風が遮られてきた。演者は幸運にも大学の研究者として約20年間、化学的手法を使用したケミカルリサイクルについて、PET、ポリカーボネート、FRPなどを原料へ分解する技術を研究してきた。
 本セミナーでは、機械的リサイクルのマテリアルリサイクルに化学の手法を取り入れたケミカルマテリアルリサイクルで、使用する環境で劣化や取り扱いが難しくなったポリエチレンやポリプロピレンの製品について再利用を講演する。また、多種プラスチックを含むラミネートフィルムのリサイクルについても説明する。

  1. はじめに
    1. プラスチックの総生産量
    2. プラスチックの廃棄量
    3. プラスチックのリサイクルの現状
    4. 再利用が困難なポリエチレン・ポリプロピレン製品
  2. ポリエチレン・ポリプロピレンの溶媒の溶解性
    1. プラスチックの耐薬品性
    2. プラスチックの溶解性:Hansen溶解度パラメーター
    3. プラスチックの溶解性についての研究
    4. ポリエチレン・ポリプロピレンの溶媒の溶解性を用いた純度測定法
  3. 多重層ラミネートフィルムのリサイクルのアプローチ
    1. 多重層ラミネートフィルムの生産量と廃棄量
    2. 多重層ラミネートフィルムの構造
    3. 多重層ラミネートフィルムのリサイクルの現状と問題点
    4. 溶媒を用いた多重層ラミネートフィルムのリサイクルのアプローチ
  4. 使い捨てポリプロピレン製マスクのリサイクル
    1. 使い捨てポリプロピレン製マスクの現状
    2. ゴミとしての使い捨てポリプロピレン製マスクの現状
    3. 使い捨てポリプロピレン製マスクのリサイクルの問題点
    4. 溶媒を用いた使い捨てポリプロピレン製マスクのリサイクル
  5. 紫外線劣化ポリエチレン・ポリプロピレンのリサイクル
    1. 紫外線劣化ポリエチレン・ポリプロピレン
      1. 紫外線劣化ポリエチレン・ポリプロピレンの現状
      2. ポリエチレン・ポリプロピレンの紫外線劣化機構
    2. 海洋プラスチックのリサイクル
      1. 海洋プラスチックの現状とリサイクル
      2. 溶媒を用いた海洋プラスチックのリサイクル:ポリエチレン製浮きブイについて
    3. 家庭環境中のポリプロピレン製の網戸のリサイクル
      1. ポリプロピレン製の網戸の紫外線劣化の経時変化
      2. 溶媒を用いたポリプロピレン製の網戸のリサイクル
  6. まとめと今後の展望

第2部 家電混合プラスチックの高度選別技術と水平リサイクル

(2026年11月13日 13:00〜14:30)

 日本の廃プラスチック823万トンのうちプラスチック素材としてマテリアルリサイクルされているものは22%に過ぎず、それ以外の大部分はサーマルリサイクルや焼却されている。プラスチックの原料である石油は枯渇資源であり、かつ燃やすと二酸化炭素を排出してしまう。それ故、できる限りマテリアルリサイクルするのが望ましいが、単一種類のプラスチックとして回収されるのはごく一部で大半は混合プラスチックであるため、そのままではマテリアルリサイクルが難しい。
 本講演では、家電プラスチックを例に、混合プラスチックから単一プラスチックを高純度に回収する高度選別技術と、回収プラスチックの水平リサイクル (家電to家電) について解説する。

  1. プラスチックをとりまく社会動向
  2. サーキュラーエコノミー〜リサイクルからリソーシングへ
  3. 家電リサイクル処理の基本構成
  4. 家電混合プラスチックの高度選別技術
    1. 微破砕選別 (高度選別前処理)
    2. 高度選別工程の概要
    3. 湿式比重選別 (浮沈選別、ジグ選別)
    4. 静電選別
    5. 高度選別量産プラント
    6. 高度選別プラントの品質管理
  5. 再生材の課題と対応
    1. 物理劣化と化学劣化
    2. 微少異物
    3. 長期耐熱性
    4. 色の制約
    5. 意匠性
  6. 製品適用事例
  7. 今後の取り組み〜高度選別のDX化による新たな事業創出

第3部 自動車プラスチック部品における課題とリサイクル技術 (2026年11月13日 14:50〜16:20)

 欧州の自動車リサイクル法の改正論議や国内の自動車工業会のガイドラインより、2030年以降を目途に、自動車プラスチック部品には、市中リサイクル材や使用済自動車から回収されたプラスチック部品をリサイクル材として、使用されていくことが求められている。そうした中、自動車メーカーのみならず、材料や再生メーカー、そして、自動車再資源化業者などが協力し、施策や技術開発などの検討が進んでいる。
 本セミナーでは、自動車リサイクルの現状と課題から、マテリアルリサイクルを中心としたプラスチックのリサイクル技術の動向について説明することで、今後の自動車プラスチックのリサイクルの課題と技術開発の理解を深めることを目的としています。

  1. 自動車を取り巻く環境
    1. カーボンニュートラルとリサイクル
    2. 自動車へのプラスチック適用状況
  2. 自動車の再資源化
    1. 自動車リサイクル法と規制動向
    2. 現状の再資源化フロー
  3. 自動車プラスチックのリサイクル技術
    1. プラスチックリサイクル
    2. CFRPリサイクル
    3. 海外のリサイクル
  4. まとめ

講師

  • 池永 和敏 氏
    崇城大学
    名誉教授
  • 井関 康人 氏
    三菱電機 株式会社 サステナビリティー事業推進部 リサイクル共創センター
    資源循環戦略エキスパート
  • 水谷 篤 氏
    日産自動車 株式会社 生産技術研究開発センター
    エキスパートリーダー

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 第2部はアーカイブ配信対象外です。
    本アーカイブ配信では、第1部、第3部、第4部の録画データをご視聴いただけます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2026年11月16日〜30日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/10/13 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2026/10/13 低濃度CO2の回収・資源化技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2026/10/14 トライボロジーの基礎とプラスチック材料の摩擦摩耗特性向上 オンライン
2026/10/14 低誘電樹脂の開発動向と他特性との両立 オンライン
2026/10/14 5G/6G高速通信・ディスプレイ基板材料の開発動向 オンライン
2026/10/15 EU包装/包装廃棄物規則 (PPWR) の重要事項・最新動向と国内企業に求められる実務対応 オンライン
2026/10/16 シランカップリング剤の分析技術 オンライン
2026/10/16 結晶性高分子の強度を支配するタイ分子の基礎理解と材料の高強度化・高耐久化設計 オンライン
2026/10/19 ポリマーへのフィラーのコンパウンド技術およびナノコンポジット化技術の基礎と応用 オンライン
2026/10/19 国内外のプラスチック・容器包装をめぐる法規制・規格・リサイクルの最新動向と今後の展望 オンライン
2026/10/19 結晶性高分子の強度を支配するタイ分子の基礎理解と材料の高強度化・高耐久化設計 オンライン
2026/10/19 人工皮革・合成皮革の基礎知識 オンライン
2026/10/19 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2026/10/20 ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御および最新重合法 オンライン
2026/10/20 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎とそのプロセス及び工業化・実用化の総合知識 オンライン
2026/10/20 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2026/10/21 レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、出願戦略 オンライン
2026/10/22 高分子レオロジーの基礎と粘弾性測定解析 オンライン
2026/10/22 超臨界・亜臨界流体を用いた高分子系材料技術の革新と応用展開 オンライン
2026/10/23 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/30 熱、排熱利用に向けた材料・熱変換技術の開発と活用事例
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/12/15 欧州のリサイクル 総合分析
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/4/7 2023年版 脱炭素社会の市場予測・技術と将来展望