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リチウムイオン電池電極用スラリーの評価技術とそのポイント

リチウムイオン電池電極用スラリーの評価技術とそのポイント

~濃厚系スラリーにおける評価のポイント / 希釈せずに評価する手法の解説とレオロジー測定、TD-NMRの電池材料評価への活用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、レオロジーの測定法、そのデータを利用したスラリー特性の評価技術を解説いたします。

開催日

  • 2026年8月31日(月) 10時30分16時10分

受講対象者

  • 粘弾性・レオロジーに関連する製品に携わる技術者
    • 高分子
    • 食品
    • 化粧品
    • 塗料 など
  • 粘度測定や粘弾性測定で課題を抱えている担当者
  • レオロジーの初心者

修得知識

  • 沈降静水圧法による粒子の分散性・凝集性の評価
  • 流動性から分散・凝集状態を予測する手法
  • 多成分スラリーの評価
  • レオロジー測定による電極スラリーの分散性・塗工性の評価法の評価
  • スラリーのインピーダンス特性との関係
  • TD-NMRによる電池スラリー評価の基礎原理
  • 緩和時間と分散・凝集状態の関係
  • 黒色・高濃度スラリーを希釈せず評価する考え方
  • 電池スラリーの品質差・安定性を数値化する方法
  • 混練条件や分散条件の最適化に向けた評価アプローチ
  • 良品・不良品比較への応用事例

プログラム

第1部 高濃度スラリーの評価の難しさと希釈せずに評価する手法の解説

(2026年8月31日 10:30〜12:00)

 電池電極材料スラリーは粒子濃度が高い場合が多く、粒子径分布測定から分散・凝集状態を把握することは困難です。
 本講演では、濃厚系スラリーを希釈することなくそのままの状態で評価できる手法について詳しく解説します。

  1. イントロダクション
    1. なぜスラリーが必要なのか?
    2. スラリー評価の前に考えるべきこと
  2. 粒子の分散・凝集評価方法
    1. 沈降静水圧法
  3. 流動性評価と分散・凝集
    1. 流動曲線
    2. 粒子分散・凝集状態との相関
    3. 流動性から分散・凝集状態を予測する上での注意点
  4. 多成分スラリーの評価 ーリチウムイオン電池正極材料スラリー
    • 質疑応答

第2部 レオロジー測定による電極スラリーの分散性、塗工性、インピーダンス特性評価

(2026年8月31日 13:00〜14:30)

 本講演では、電極スラリーの分散性および塗工性をレオロジー測定により評価し、同時に測定するスラリーのインピーダンス特性との関係を示す。分散性・塗工性に優れたスラリーは、適度なチキソトロピー性と構造回復性を示し、均一な塗工膜形成に寄与する。さらに、このような電極は界面抵抗・拡散抵抗が低く、電気化学特性の向上につながる。以上より、レオロジーとインピーダンスを同時に評価する「レオ・インピーダンス測定」の有用性を紹介する。
 電極スラリーの分散性および塗工性の評価法をレオロジー測定によって評価し、さらに同時に取得されるスラリーのインピーダンス特性との関係について理解を深めることができる。
 分散性・塗工性に優れたスラリーは、適度なチキソトロピー性と良好な構造回復性を有し、均一で欠陥の少ない塗工膜形成に寄与することが示される。また、このようなスラリーから作製された電極は、界面抵抗および拡散抵抗が低減し、結果として電気化学特性の向上につながる。
 これらの知見を通じて、レオロジー特性と電気特性を同時に評価可能な「レオ・インピーダンス測定」の有用性および実用的な評価手法について習得できる。

  1. はじめに
  2. 電池材料のレオロジー評価
  3. レオロジー測定の概要
    1. 回転測定と評価例
    2. 振動測定と評価例
  4. 電極スラリーの塗工性と分散性の評価
    1. スラリーを塗れるのか (Coatability) ?
    2. 欠陥が出ないか (Defectability) ?
    3. 機能が出るか (Dispersionability) ?
    4. 塗布後の電極膜形成過程の評価
    5. レオ・インピーダンス測定によるスラリーの塗工性と分散性の評価
  5. さいごに
    • 質疑応答

第3部 TD-NMRによる電極スラリーの分散凝集状態の評価

(2026年8月31日 14:40〜16:10)

 TD-NMRによる分散体評価は、電池スラリーのような黒色・高濃度系試料であっても、希釈せず実用配合そのままの状態で評価できる点が大きな特長です。 従来法では評価が難しかった「見た目では違いが分からない分散状態」や、「なぜか性能が安定しないスラリー状態」を数値化できる可能性があります。
 本講座では、リチウムイオン電池材料を中心とした測定事例を用いながら、TD-NMRによって得られる緩和時間情報と分散・凝集状態との関係を基礎から解説します。さらに、「評価方法が無く経験に頼っている」「既存の手法では差が見えない」「なぜレオロジー特性が変化したのか知りたい」といった課題を持つ方に、新たな評価指標としてTD-NMR活用の可能性を提案します。

  1. TD-NMRにおける緩和時間とは
    1. 測定原理
    2. 運動性の評価と分散体評価の違い
  2. TD-NMRによる分散凝集状態の評価
    1. 分散条件の異なるCNTの分散凝集状態の継時変化および粒子径計測との比較
    2. 触媒除去処理有無によるCNTの分散性評価およびシート化した際の導電性の関係
  3. TD-NMRによる粒子界面特性評価 ・ 濡れ性評価
    1. メーカーや型番が異なるカーボンブラックの溶媒への濡れ性とレオロジー特性
    2. カーボンブラックのHSP値の比較
    • 質疑応答

講師

  • 森 隆昌
    法政大学 生命科学部 環境応用科学科
    教授
  • 宮本 圭介
    株式会社 アントンパール・ジャパン ビジネスユニット
    キャラクタリゼーションマネージャー
  • 池田 純子
    マジェリカ・ジャパン株式会社
    代表取締役

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 200,000円(税別) / 220,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 230,000円(税別) / 253,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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