技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析

樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析

~三次元網目構造の形成とレオロジーとの関係 / 樹脂の硬化に関するパラメータ特許の事例~
オンライン 開催

このセミナーは2026年3月25日に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
お申し込み日より10営業日の間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2026年8月28日まで受け付けいたします。
(収録日:2026年3月25日 ※映像時間:約2時間56分)

概要

本セミナーでは、レオロジーの基礎から解説し、レオロジーデータを反応硬化の評価と制御に応用する技術について詳解いたします。

申込期間

  • 2026年6月8日(月) 13時00分 ~ 2026年7月30日(木) 16時30分

受講対象者

  • 反応硬化を伴う材料を扱う技術者
    • 塗料
    • インク
    • 接着剤など
  • 反応硬化、粘度測定、粘弾性測定で課題を抱えている方

修得知識

  • レオロジー (動的粘弾性) の基礎
  • 樹脂の反応硬化における粘弾性的現象論と分子論的メカニズムとの関係
  • 粘弾性測定とその解釈に関するノウハウ
  • 硬化反応の制御やプロセス設計に活用するためのコツ
  • 知財戦略の観点から硬化技術を評価できるようになる

プログラム

 固体表面に塗布した液体を固化して皮膜を形成するプロセスはコーティングや印刷など様々な分野で応用されていますが、本セミナーではその中で樹脂に化学反応を起こさせて硬化させる技術を主題とします。プラスチックの反応成型もこの硬化技術に含まれます。基本は有限の大きさの分子から分子量が無限大とみなせる三次元網目構造が形成される架橋反応ですが、現象論的に見ると液体から固体への変化であり、その過程で系の粘弾性的性質は劇的に変化します。
 本セミナーでは、三次元網目構造が形成される架橋硬化過程における構造変化と粘弾性的物性変化との関係を分子論に基づいて説明します。続いて、UVインクと熱硬化性塗料を例に挙げ、三次元網目構造の形成とレオロジーとの関係を工業技術への応用という観点から解説します。さらに、樹脂の硬化に関わる特許を知財として評価した事例についても紹介します。

  1. はじめに (塗膜の固化プロセスに関する概要)
  2. ゲル化過程のレオロジー
    1. ひずみとひずみ速度
    2. 粘弾性の現象論
      • 応力緩和
      • 遅延弾性
    3. 動的粘弾性の基礎
    4. 粘性液体から弾性固体へのレオロジー的性質の変化
    5. 重合硬化に伴う動的粘弾性の変化とゲル化点 (ゲル化点をどのように決めるか)
    6. ゲル化点における分子構造の特徴 (パーコレーション理論による考察)
    7. 三次元網目構造とゴム弾性
  3. 硬化反応と温度
    1. 高分子の分子運動とレオロジー
    2. ガラス転移温度
    3. 時間-温度換算則
    4. 硬化反応の速度論と温度の効果 (硬化はどこまで進むか)
  4. UVインキの硬化と粘度挙動 (UVの吸収散乱と硬化)
    1. 粘度測定による感度評価
    2. 吸光性の大きい顔料を分散したインキ
    3. 白色顔料を分散したインキ
    4. 最新のレオメータによる動的粘弾性測定
  5. 昇温過程における架橋硬化とレオロジー
    1. 非等温過程のレオロジー測定における注意点
    2. 熱硬化性塗料の昇温過程における粘度変化
    3. 昇温初期における粘度挙動とプロセス制御 (レベリングとたれ)
    4. 昇温硬化過程における化学反応と粘度挙動の解析
    5. 三次元網目形成過程における粘弾性挙動の解析 (統計的普遍性)
  6. 相分離を伴う系の重合硬化
    1. 重合相分離過程の動的粘弾性
    2. 不均一構造の特徴
  7. 樹脂の硬化に関わるパラメータ特許の事例
    1. パラメータ特許とは
    2. 接着剤の動的粘弾性に関する特許と事件
    3. 接着剤の硬化後の弾性率に関する特許と事件
    4. UV硬化によるパターン形成とパラメータ特許
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • お申し込み日から3営業日後までに、視聴方法のご案内メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は、視聴方法のご案内メールの送信日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/10/26 高分子レオロジーの基礎と粘弾性測定解析 オンライン
2026/10/26 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2026/10/26 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2026/10/27 粘着剤・粘着テープの粘着・剥離現象と評価・選定方法 オンライン
2026/10/27 シランカップリング剤の分析技術 オンライン
2026/10/27 高周波基板に向けた低誘電率、低誘電正接樹脂材料の開発 オンライン
2026/10/27 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2026/10/28 イソシアネートの反応機構と構造、硬化物性の制御 オンライン
2026/10/28 xEVおよび車載部品の高電圧絶縁のための部分放電計測とインパルス絶縁評価方法 東京都 会場
2026/10/28 樹脂マテリアルリサイクルにおける周辺技術とポイント オンライン
2026/10/28 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2026/10/29 ポリマーアロイの相分離構造の形成、分散構造制御とモルフォロジーの観察・解析技術 オンライン
2026/10/29 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2026/10/29 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2026/10/29 高分子材料の劣化現象 徹底理解 オンライン
2026/10/30 摩擦・摩耗の基本的な考え方と高分子、樹脂、プラスチック材料への活かし方 オンライン
2026/10/30 5G/6G時代の高周波基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化技術 オンライン
2026/10/30 エポキシ化合物の基礎とエポキシ樹脂の合成、評価方法 オンライン
2026/10/30 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2026/10/30 PVA (ポリビニルアルコール) の構造、物性と機能化、応用展開 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例