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AI時代のナレッジマネジメント実践講座

AI時代のナレッジマネジメント実践講座

~成功と失敗を分ける本質と、推進の考え方・実践アプローチ~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、講師が長年クライアント現場でナレッジマネジメントを推進してきた経験から、取り組みの本質、推進上の悩ましさを解く考え方、アプローチ方法、推進テクニックをお伝えいたします。

開催日

  • 2026年6月12日(金) 12時30分16時30分

受講対象者

  • 研究開発部門での情報や知識の共有化・伝承に関心のある方
  • 社内でナレッジマネジメントの推進を担うマネジャー、スタッフ
  • 主に、研究、開発、設計、実験評価、生産技術、品質保証、技術サービス等、技術部門で、情報の共有化や知識伝承などの担当者
  • 「社内で、ナレッジの創造、共有、活用等を促すこと」のヒントを探している方

修得知識

  • ナレッジマネジメントの成功と失敗を分ける“分岐点”の理解
  • 情報共有が進まない原因を捉え、推進・マネジメントの観点から改善する考え方
  • 「困りごと起点」でナレッジ活用につなげる実践的な進め方
  • ナレッジを“蓄積”ではなく“活用”につなげるための設計・運用のポイント
  • 生成AIを活用した、思考支援・知識伝承の新しいアプローチ

プログラム

 暗黙知を形式知にして共有化・伝承していく取り組みは、ナレッジマネジメントと呼ばれ、言われはじめてから、30年近くなります。かつては情報システムの導入と同義のように言われたナレッジマネジメントですが、今は多くの会社で情報共有化のIT基盤は整備されています。しかしながら、 (狭義の) 情報共有化もうまくできていない会社も少なくないようです。ITインフラが整い、社員の情報リテラシーも高まった今日、知識や情報の共有・活用・成長が上手くいっていない原因は、まちがいなくその推進方法やマネジメント方法の誤りにあります。同じようなシステムを使っていても、うまくいっている会社や部門もあれば、うまくいっていない会社や部門もあります。このことはつまりナレッジマネジメントの成否は、システムで決まるのではなく、マネジメントや推進の巧拙によって決まるということです。
 また、最近の生成AIの性能向上により、ファイル共有でなく、AIを介したナレッジの伝承が可能になりつつあります。ナレッジマネジメントのパラダイムが変わるタイミングです。
 本セミナーでは、講師が長年 (およそ30年) クライアント現場でナレッジマネジメントを推進してきた経験から、ナレッジマネジメントというとりくみの本質、推進上の悩ましさを解く考え方、アプローチ方法、いくつかの細かな推進テクニックをお伝えします。

  1. ナレッジマネジメントの基本
    1. 時代背景と基本概念
      • 技術向上・強化の3軸
      • 1980年代〜2010年代の世の中のKMに関する流れ
      • With AI 時代
      • ナレッジマネジメントの進化
    2. 理論と基盤となる考え方
      • SECIモデル
      • 場の創出の重要性
    3. なぜうまくいかないのか (本質理解)
      • システム導入を目的と勘違いしないこと
      • ITによる経営変革の2側面
      • KMの成果は人の動きで見えてくる
      • 情報共有・知識共有 が進まない理由
      • 変えるべきことは、基盤
    4. 基盤設計と具体的な枠組み
      • ナレッジマネジメントの手段・基盤系でなすべきこと
      • 情報共有化型KMにおける5カテゴリー3レベル
    5. ナレッジの捉え方と実践の起点
      • 「知識を集める」ではなく、「困りごとを集める」から始める
    6. 文化と運用の側面
      • 自分がまとめた資料を紹介しあう文化
      • ナレッジマネジメントの仕組みの側面、文化の側面
  2. ナレッジマネジメントの推進方法
    1. 推進の全体像と進め方
      • 推進の概略ステップ
    2. 現場把握と課題抽出のポイント
      • 現場の話を聞くときの留意点
      • ナレッジ・マネジメントによる改善余地を見つける視点例
    3. 困りごと可視化 (アンケート設計と活用)
      • 困りごとのアンケート方法の考え方
      • アンケート項目例
      • アンケートシートイメージ
      • アンケート結果イメージ
  3. ナレッジマネジメント具体論
    1. ナレッジ化の基本と考え方
      • 技術のナレッジ化とは
      • まず、成果の出る場面から考えること
    2. 業務特性に応じた設計
      • 思考業務支援ツール設計における2つの基本型
      • プロジェクト型 か 工程分担型なのかを考慮する
    3. ナレッジを“使える形”にする工夫
      • 知識を使いやすくするための5つの方法
    4. IT活用とシステム設計
      • ITシステムを活用した取り組みの展開パターン
      • 各種KMシステム化の特徴
    5. ナレッジの維持・更新・伝承
      • 知識伝達の3段階
      • ナレッジの棚卸点検の手法
      • 知識の定期点検の必要性
      • 棚卸により、内容の洗練、適切な保護が推進される
  4. SNS的なナレッジマネジメント
    1. ナレッジ共有の新しい形
      • ナレッジ共有の2タイプ ー文書共有型とネットワーク型
      • 一載千遇の時代
    2. SNSによる価値創出
      • SNSで繋がることにより、新たな貢献ができるようになる
    3. 多様な貢献行動
      • 見守る (安心感を与える) 貢献、励ましねぎらう貢献
      • 適切な人を紹介する貢献、場を作る貢献
      • 経験知を伝える貢献、専門家として相談にのる貢献
      • 参考になる過去の事例・文脈を教える貢献
      • 問答を通じて、知識 (技術) を伝承する貢献
    4. 信頼とネットワークの構造
      • ネット上のスルーパス
      • 素敵なパスが繋がるのは、積み重ねた信頼があってこそ
      • やがてスケールフリーネットワークになる
  5. AI時代のナレッジマネジメント
    1. パラダイム転換 (検索→対話)
      • 生成AIは、検索ツールの高度化ではない、思考スタイルの変質をもたらす
      • 検索パラダイム、対話パラダイム
      • 「検索精度」でなく「思考品質」の次元になる
    2. AIによる思考と能力拡張
      • AIで自分の能力を拡張する、AIで自分を賢くする
      • AIと対話して思考するとは
      • AI指令パラダイム AI相談パラダイム
    3. 学習スタイルの変化
      • 文書での学習、AI活用での学習
      • AIとの対話では、わがまま (我が儘) になろう
    4. 心理・行動の変化
      • With AI で、心理的安全性の確保と記憶依存からの解放
      • 人間に訊くよりも、AIに教えてもらうほうが気が楽
    5. AI時代のナレッジ設計
      • Prompt Engineeringでなく、Inward listeningが重要になる
      • AI学習では、従来のマニュアル品質は不要になる
      • ヒューマンフレンドリーとAIフレンドリー
    6. ナレッジの扱い方の変化
      • ナレッジの玉石混交を恐れなくてもよくなる
      • ナレッジのアップデートが「修正」ではなく「追加」となる
    7. 行動変容と価値の変化
      • チェックリスト忌避感 チェックリスト安堵感
      • ベテランにとってナレッジの残し甲斐が劇的に高まる
  6. おわりに
    1. 組織とテクノロジーの関係
      • 組織変革の原理
      • テクノロジーを価値に変えるのは人間 (組織)
    2. AI時代に求められる姿
      • 仕事のクオリティを高めるAI活用を必然にする

講師

  • 塚松 一也
    株式会社 日本能率協会コンサルティング R&D組織革新センター
    シニア・コンサルタント

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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