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実使用環境下におけるプラスチック部材の劣化に対応した品質管理の考え方とトラブル対策

実使用環境下におけるプラスチック部材の劣化に対応した品質管理の考え方とトラブル対策

~機能・耐久性の有無の確認、破壊メカニズム、評価方法、破面の特徴、破損事例と対策~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック製品の設計時の考え方、機能、耐久性の有無の確認、劣化・破損・割れ・破壊に至るメカニズム、劣化要因の推定と対策、およびプラスチック部材・成形品の劣化に対応した品質管理、環境応力割れ性の評価、トラブル事例や材料の選定基準の見直し、成形工程へのフィードバック事例について詳解いたします。

配信期間

  • 2026年3月13日(金) 13時00分2026年3月27日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2026年3月13日(金) 13時00分

修得知識

  • プラスチック部材の劣化に対応した品質管理の考え方
  • プラスチック部材の環境応力割れ性の評価方法とその基準および適用事例
  • プラスチック部材のトラブル事例
  • 成形工程へのフィードバック事例

プログラム

 プラスチック成形部材が実使用環境において設計通りの機能や耐久性を有することを確認するためには、現場で起こりうる劣化現象の把握や実際の劣化品の分析を実施し、劣化因子と劣化メカニズムを解明することが重要です。その上で、その劣化を促進させることができる試験方法を考案し、試験データを蓄積することで、試験方法や評価基準を標準化することが必要になってきます。一般的な劣化現象は大きく8種類に分類されますが、実際に現場で発生する劣化は、必ずしも1つの現象だけで完結するものではありません。また、劣化促進試験方法も、1つの現象に特化した方法になっていないのが現状です。
 ここでは、実環境下での最大の劣化因子であると認識されている「環境応力割れ性」を中心に解説し、3つのクラック (ストレスクラック、ソルベントクラック、環境応力割れ) の違いをそのメカニズムと破面から説明します。まず、環境応力割れの現象やメカニズムを理解した上で、それらを実験で確かめる評価方法として「1/4だ円法」を取り上げ、その評価装置や評価基準などを示します。次に、実験的な方法とは異なり、机上計算で算出する「溶解度パラメーター」を用いた環境応力割れの解析方法を紹介します。その上で、実際の評価事例を紹介します。次に、3種類のクラックであるソルベントクラックとストレスクラックおよび環境応力割れの違いを説明し、それぞれを環境応力割れの破面を用いてその特徴を示します。最後に、実使用環境で発生した現場トラブル事例を紹介します。対象は、ABS、アクリル、PPE、塩ビ、POM材料です。トラブル現象の原因究明を行い、それに基づいて材料の選定基準の見直しや成形方法の改善などにフィードバックしている取り組み事例を5件紹介します。

  1. はじめに
    1. 受講対象・レベル
    2. 習得できる知識
    3. 講座の主旨
    4. 自己紹介
    5. セミナーのスタンス
    6. 研究のきっかけ
  2. プラスチック成形品の品質管理の考え方と不具合対策の実施
    1. プラスチック成形品が完成するまでの流れ
    2. 材料における長期耐久性について
    3. プラスチック成形品の品質管理スキーム
    4. トラブル発生時のクレームの流れ
    5. トラブル発生時の解決の流れ
  3. 材料設計と劣化およびトラブル発生に対する考え方
    1. プラスチック成形品の材料設計の考え方
    2. 材料/設計ミスマッチのトラブル発生条件
    3. 成形品の経時劣化と機能低下 (1、2)
    4. プラスチック成形品の劣化因子分類 (1、2)
    5. プラスチック成形品の劣化現象一覧
      <資料> 劣化現象の解説
  4. 実際の製品で発生する劣化現象の要因別割合
    1. 実際の製品で発生する劣化の要因別割合
    2. 劣化因子分類からの対策
    3. 材料設計面からの対策
  5. 劣化の評価方法の一例 (暗所黄変試験) とその基準
    1. 劣化による変色
    2. 暗所黄変試験 〜耐熱性・耐候性〜
    3. 色差 (変色度) の指標
    4. 暗所黄変試験 〜耐水性〜
    5. 劣化現象一覧と試験方法との関係
  6. 劣化の検出方法 ケミルミネッセンスアナライザー (ケミルミ)
    1. 酸化すると発光する現象
    2. 発光のメカニズム
    3. 劣化検出ができる評価方法の順序
    4. ケミルミによる劣化の検出方法
    5. ケミルミによる劣化の検出例
  7. 環境応力割れ現象と、その評価方法
    1. 環境応力割れ現象とは (1、2、3、4)
    2. 環境応力割れのメカニズム (1、2、3)
    3. 環境応力割れ評価方法 (1、2、3、4、5、6、7、8)
    4. 環境応力割れ評価基準 (1、2)
  8. 溶解度パラメータと破壊 (クラック) の関係
    1. 溶解度パラメータとは
    2. Fedrosの溶解度パラメータ
    3. Hansenの溶解度パラメータ
    4. FedrosとHansenの溶解度パラメータ
    5. 溶解度パラメータと破壊 (クラック) の関係 (1、2、3、4、5)
    6. 環境応力割れ対策まとめ (実験と計算) 1、2)
  9. 破壊 (クラック) と破面の関係 〜ストレスクラック・ソルベントクラック〜
    1. ストレスクラック/ソルベントクラックとの違い (1、2、3、4、5)
    2. 破面の特徴 (1、2、3、4)
  10. プラスチック成形部材の劣化事例と対策
    1. ABSの劣化事例と対策 (1環境応力割れ、2ウエルドライン割れ)
    2. アクリルの劣化事例と対策 (ウエルドライン割れ)
    3. PPEの劣化事例と対策 (変動応力割れ、環境応力割れ)
    4. 塩ビの劣化事例と対策 (可塑剤の移行)
    5. POMの劣化事例と対策 (加水分解)
    6. 劣化事例と対策の一覧表
  11. おわりに
    1. トラブル発生時の解決の流れ (現実)
    2. 劣化対策の実施変遷例
    3. 安全に対する考え方
  12. 質疑応答

講師

  • 樋口 裕思
    大阪公立大学 高分子化学研究グループ
    客員教授

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2026年3月13日〜27日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

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2026/1/26 プラスチック成形品の残留の応力発生機構と解放機構 オンライン
2026/1/27 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2026/1/27 ビトリマー (結合交換性架橋樹脂) の基礎とイオン伝導性ビトリマーへの展開 オンライン
2026/1/28 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2026/1/28 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2026/1/28 形状設計ノウハウ講座 オンライン
2026/1/29 各種分子シミュレーションを用いた高分子研究、材料解析の考え方、その選び方と使い方 オンライン
2026/1/29 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2026/1/29 分子動力学法の進め方と高分子材料開発への応用 オンライン
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2026/1/30 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2026/1/30 高分子へのフィラーのコンパウンド技術およびナノコンポジット化技術の基礎と応用 オンライン
2026/1/30 最新のCFRP成形加工法と製品への適用事例 オンライン
2026/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2026/1/30 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2026/2/2 最新のCFRP成形加工法と製品への適用事例 オンライン
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2026/2/4 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎と活用法 オンライン

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