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リグニンの構造と分析・可視化技術およびバイオリファイナリー利用

リグニンの構造と分析・可視化技術およびバイオリファイナリー利用

~複雑かつ不均一な構造を形成過程から詳しく解説 / 化学修飾による高機能化や機能性材料への変換など~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、リグニンの不均一な構造の形成過程等の基礎から解説し、リグニンの適切な扱い方について詳解いたします。

開催日

  • 2023年7月31日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • リグニンの分析方法
  • リグニン分子構造の可視化技術
  • リグニン利用の課題と将来展望

プログラム

 木質バイオマスの利用の鍵はリグニンにあるといってよい。木質を基盤とするバイオリファイナリーを発展させるためには、リグニンとセルロースの効率的な分離技術、そしてリグニンの選択的な抽出技術が必須である。しかしながら、リグニンは他の天然高分子と異なり、その構造は極めて複雑かつ不均一であるため、分離・抽出の妨げとなっている。
 ここでは、リグニンの不均一な構造をその形成過程から解説する。そして、リグニンをどのようにして使えばよいかを解説する。

  1. 木質とは
    1. 日本は森林大国
    2. 木質バイオマス利用による二酸化炭素削減効果
  2. 細胞壁中のリグニン
    1. 分布
    2. 呈色反応
  3. 植物の進化とリグニンの構造
    1. 裸子植物
    2. 被子植物
    3. 異常材 (あて材)
  4. リグニンの生合成
    1. モノリグノールの生合成
    2. モノリグノール配糖体の役割
    3. モノリグノールの重合
  5. リグニンの不均一形成の可視化
    1. 紫外線顕微鏡法
    2. ミクロオートラジオグラフィー
  6. リグニン化学構造の分析法
    1. リグニン定量法
    2. アルカリニトロベンゼン酸化
    3. チオアシドリシス
  7. TOF-SIMS (2次イオン質量分析) によるリグニンケミカルマッピング
    1. 原理
    2. 化学構造の可視化
    3. 水溶性化合物の分布の可視化 (Cryo TOF-SIMS)
  8. リグニンの利用
    1. 工業リグニンと天然リグニン
    2. バイオリファイナリー
    3. リグニンの化学修飾による高機能化
    4. 機能性材料への変換とその例
  9. 今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 福島 和彦
    名古屋大学 大学院 生命農学研究科
    教授

主催

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: 34,700円 (税別) / 38,170円 (税込)
複数名
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複数名受講割引

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  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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