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生体情報計測による感情の可視化技術

生体情報計測による感情の可視化技術

~心地よさ、わくわく感、ストレスの定量評価~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、自動車、医療など事例を交えて、計測テクニックや新しい計測手法を詳解いたします。
また、人の感情の可視化へ向けた分析手法、データの解釈について解説いたします。

開催日

  • 2023年2月28日(火) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 表面筋電図を用いた筋活動の定量化
  • 筋電位多点計測法を用いた筋疲労の評価
  • 心電図を用いた自律神経活動の評価
  • 生体データ (心拍・呼吸) の計測手法
  • 機械学習を用いた心拍・呼吸データの分析手法
  • 注意・情動状態に関する基礎知識
  • 注意・情動状態の推定手法およびアプリケーション化に向けたポイント

プログラム

第1部 ウェアラブル技術による心拍変動による感情解析と実用例

(2023年2月28日 10:00〜11:30)

 感情解析技術を活用したいと考えている企業の研究開発部やPR・マーケティング部、人事総務部の担当者及び、医学部、理工学部、心理学部など幅広い分野に渡る大学の研究者に対して、心拍変動による感情解析技術の活用方法をお伝えする。
 近年盛り上がりを見せているウェアラブル技術の動向や、特に心拍変動 (自律神経) を活用した感情解析技術を、ビジネスや研究でどのように応用しているかを学ぶことができる。

  • 人間情報学に関して
  • ウェアラブル技術の動向
  • 心拍変動技術
  • 自律神経の測定
  • ヘルスケアサービス
  • メンタルヘルス
  • プロダクトの感性評価
  • 感情マーケティング
  • 医工連携
  • 快適性の評価
  • 効果測定サービス
  • ウェルビーイング
  • 集中度
  • クリエイティビティ
  • ストレスマネジメント
  • 健康教育
  • 健康経営
  • ニューロサイエンス
  • ヘルスケアエンターテインメント
  • ゲーミフィケーション
  • 行動変容
  • 学術研究
  • 質疑応答

第2部 表面筋電図、心電図を用いた感性評価

(2023年2月28日 12:10〜13:40)

 あいまいな感性の定量化、見えにくい心の状態の可視化など、これまで工学が取り扱わなかった領域を生体計測の研究事例をもとに解説する。

  1. 売れる商品には感性工学がある
  2. 人間工学から感性工学へ
  3. 経済産業省による「感性価値創造イニシアティブ」のすすめ
  4. 表面筋電図
  5. 顔の筋トレ効果の検証事例
  6. 新型デザインの包丁の使い心地と負担軽減
  7. 筋電位多点計測法
  8. 肩部の筋疲労の評価
  9. 心電図
  10. 自動車運転中の心拍変動
  11. 自律神経活動指標
  12. 心電図を用いた笑いの感性評価
    • 質疑応答

第3部 ウェアラブル生体センサによる情動スペクトルの推定

(2023年2月28日 13:50〜15:20)

  1. 心拍変動とは
  2. 心拍変動を可視化する
  3. 心拍変動のvisualization
  4. 心拍変動の特徴
  5. 心拍による情動スペクトルの推定
  6. 情動の二次元スぺクトル
  7. 喜びと心配における新派買う変動パターン
  8. 心拍による情動スペクトルの推定モデル
  9. 情動反応の経時的推移の観察イメージ
  10. 心拍変動による情動評価のさらなる可能性
    • 質疑応答

第4部 生体計測に基づく注意・情動状態の推定と特性の顕在化

(2023年2月28日 15:30〜17:00)

 本講座では、心拍、呼吸といった生体情報計測と、それらを用いた人の状態推定の基礎についてまず述べる.その後、日常生活における状態推定の応用事例と、それらの結果が個人特性の顕在化へ応用できる可能性についても述べる.最後に、これらを用いたアプリケーション実現に向けたポイントについて論じる.

  1. 心拍・呼吸計測とデータ活用の基礎
    1. 心拍・呼吸データの基礎
    2. 心拍・呼吸データの特徴
    3. 心拍・呼吸データの計測
  2. 心拍・呼吸データを用いた状態推定
    1. 心拍・呼吸データを用いた状態推定の概論
    2. 個人差の把握と吸収
    3. 日常生活におけるデータ活用のポイント
  3. 日常生活に向けた状態推定の事例
    1. 心拍変動を用いた注意状態の推定
    2. 心拍と呼吸を用いた情動状態の推定
    3. 個人特性把握への応用
  4. アプリケーション化へ向けたポイント
    1. 汎用型と特化型
    2. ユーザ価値:計測コストとユーザメリットのトレードオフ
    3. 精度向上とその限界
    • 質疑応答

講師

  • 駒澤 真人
    WINフロンティア株式会社
    取締役
  • 菅原 徹
    大阪大学 産業科学研究所
    准教授
  • 早野 順一郎
    名古屋市立大学 大学院 医学研究科 医学・医療教育学分野
    教授
  • 角田 啓介
    日本電信電話 株式会社 NTTスマートデータサイエンスセンタ
    研究主任

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/4/6 Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価
2018/5/31 最先端医療機器の病院への普及展望と今後の製品開発
2017/6/30 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2014/6/30 マイクロセンサ 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
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