技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化

絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化

~高分子絶縁材料 (誘電体) のすべて~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子絶縁体 (誘電体) の性質について基礎的な考え方を講義した後、高分子の絶縁性 (絶縁破壊と絶縁劣化) 、中でも絶縁破壊や劣化のメカニズムや絶縁特性の計測や対策 (防止方法) に焦点を当てて詳解いたします。

開催日

  • 2020年8月21日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 電力、電気、電子、材料、化学メーカーの開発・研究担当者
  • 電気に関する保全・保守担当者、管理者

修得知識

  • 絶縁破壊や劣化のメカニズム
  • 絶縁特性の計測法
  • 絶縁破壊や劣化の対策 (防止方法)
  • 高分子の電気絶縁特性の実例
  • 汎用高分子・エンジニアリングプラスチック・スーパーエンプラ・生分解性高分子の電気的物性
  • ナノコンポジット化による機能性向上

プログラム

 電気を使用する全ての機器やデバイスにとって、必須の絶縁を担っているのは、多くの場合、高分子である。機器の小型化や高機能化に伴い、高分子絶縁体はますます苛酷な環境に置かれるようになって来ており、絶縁破壊や絶縁劣化の懸念が避けられない。本セミナーでは、高分子絶縁体 (誘電体) の性質について基礎的な考え方を講義した後、高分子の絶縁性 (絶縁破壊と絶縁劣化) 、中でも絶縁破壊や劣化のメカニズムや絶縁特性の計測や対策 (防止方法) に焦点を当てて分かり易く講義していきます。
 最後に、時間が許す限り、汎用高分子とエンジニアリングプラスチック・スーパーエンプラ、さらに、最近の話題となっている高分子である生分解性高分子の電気的物性を詳しく紹介していきます。世界的に大きな話題となっているナノコンポジット化による更なる機能性向上を目指す研究の現状についてもできるだけ詳しくお話しします。また、報告例の少ない高周波領域での複素誘電率の周波数依存性の実測例も詳しく紹介していきます。

  1. 誘電体とは?
    1. 誘電体の重要性 (誘電体の性質と用途)
      ~電気の時代にも、光の時代にも重要~
    2. 誘電体 (絶縁体) のエネルギー構造
      ~導体、半導体、絶縁体のちがい~
    3. 誘電分極
      ~サブナノ秒から日以上まで~
  2. 高分子の導電性
    1. 電気絶縁材料としての高分子
      ~「高分子ならでは」の長所と欠点~
    2. 電気伝導の基礎理論
      ~イオン、電子、正孔はどのように運ばれるか~
    3. 電極よりの電荷注入
      ~熱、光、電界はどのように作用するか~
    4. 誘電体内での電荷の発生
      ~電子、正孔はどのように発生するか~
    5. 空間電荷
      ~厄介な空間電荷 ~
    6. 高分子の導電性
      ~「高分子ならでは」の電気伝導~
  3. 絶縁破壊・劣化とその理論 ~絶縁破壊は何故起こってしまうのか~
    1. 絶縁破壊メカニズムの種類と破壊過程の違い
      ~電子的破壊から純熱的破壊まで~
    2. 絶縁劣化の種類とそのメカニズム
      ~部分放電劣化からトラッキングまで~
  4. 用途に応じた絶縁破壊や劣化の対策~こうすれば絶縁破壊は防げる~
    1. 電界集中の防止
      ~電界を下げる工夫~
    2. 電極配置/機器構造の最適化
      ~破壊を防ぐ知恵~
    3. 材料・材質の選択
      ~材料選択の考え方~
  5. 導電性・絶縁性の測定と劣化診断の技術
    1. 導電率
      ~導電率を正しく測るためには~
    2. 絶縁破壊電界
      ~簡単には測れない真の値~
      部分放電、沿面放電の防止
    3. 空間電荷
      ~最近可能となった空間電荷測定~
    4. ケーブルの劣化診断の一手法
      ~高感度なFDR法~
  6. 特殊環境下で使用される高分子絶縁材料
    1. 耐熱性
      ~耐熱性に対する1つの視点~
    2. 耐放射線性
      ~意外な材料が放射線に弱い~
  7. 高分子の複素誘電率の周波数・温度依存性の実測例
    1. 汎用高分子とエンジニアリングプラスチック・スーパーエンプラ
    2. 各種高分子の高周波領域での複素誘電率
    3. 各種高分子のTHz領域での複素誘電率
    4. 生分解性高分子の高周波領域での複素誘電率特性
    5. 生分解性高分子の他の特性
  8. 高分子絶縁材料の高機能化の実例
    1. 高分子ナノコンポジット (有機・無機ナノコンポジット)
    2. 我が国における実用化例
    3. 高機能化を可能としたメカニズム
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

東京流通センター

2F 第5会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,700円 (税別) / 46,970円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/7/1 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2026/7/3 高分子合成反応の基礎と機能・物性を設計するための考え方 オンライン
2026/7/5 合成皮革の構成とポリウレタン樹脂の基礎から学ぶ劣化メカニズムと耐久性評価 オンライン
2026/7/6 PEDOT:PSSの高機能化とフレキシブルデバイスへの応用 オンライン
2026/7/6 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2026/7/6 高分子の分子量・分子量分布の測定・評価方法と分子情報の抽出 オンライン
2026/7/7 PEDOT:PSSの高機能化とフレキシブルデバイスへの応用 オンライン
2026/7/8 高分子接着の基礎と接着性制御に向けた界面構造・残留応力の評価および表面処理 オンライン
2026/7/9 モータ騒音・振動の基礎と低減対策法 (応用編) 東京都 会場・オンライン
2026/7/9 押出成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2026/7/9 バスバーの採用動向と要求特性の展望 オンライン
2026/7/10 次世代バイオプラスチックの開発最前線 オンライン
2026/7/10 ビニル重合によるポリマー合成と精密重合技術による高分子の高機能化 オンライン
2026/7/10 硅素化学品 (シリコン・シラン・シリコーン・シリカ) の基礎と応用展開 オンライン
2026/7/10 フィラーの表面処理と樹脂への最適混合・分散プロセス技術 オンライン
2026/7/10 粘着・剥離現象の基礎と可視化実験・モデリング オンライン
2026/7/13 硅素化学品 (シリコン・シラン・シリコーン・シリカ) の基礎と応用展開 オンライン
2026/7/13 EUVレジスト・リソグラフィの基礎とプロセス最適化・最新開発動向 オンライン
2026/7/14 ケミカルリサイクル技術の技術動向と社会実装への展望 オンライン
2026/7/14 架橋剤を使うための実践的総合知識 オンライン

関連する出版物