技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

粉体における付着・凝集・流動の原理と評価法

粉体における付着・凝集・流動の原理と評価法

愛知県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、粉体の付着・凝集・流動の原理から、粉体ハンドリングの技術阻害対策について静電気帯電の問題を含めて基礎から解説いたします。

開催日

  • 2019年11月6日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 粉体の基礎
  • 性能を引き出すポイント
  • 粉体技術のノウハウ

プログラム

 粉の技術は古来より人類が生活し生きていくために必須とされ、現代の工業・産業でもその必要性は大きいものの「粉は魔物」と言われて怖がられてきた。しかし、最近はいろいろな産業を支える基盤技術として、必須の技術に変わりつつある。先端産業に関わる技術者も一般工業技術者も今は粉を嫌がっている場合ではないと言える。
 粉体の操作、すなわち粉砕、分級、輸送、貯蔵など、気相中で粒子を扱う乾式操作では、粒子が装置の壁面に付着し、あるいは粒子どうしが凝集して本来の操作や性能の確保が難しくなるなどの問題がよく起こる。また、いろいろな粉体操作によって粒子が帯電することも非常に多く、いろいろな生産障害や災害の原因になっている。ここでは、粉体機器・プロセスで起きる根本的な問題に対処するため、粉体における付着・凝集・流動の原理・原因とその評価方法ならびに技術阻害対策を静電気帯電の問題を含めて基礎から解説する。粉体分野における開発・設計や営業においても必須の情報として役立つはずである。

  1. 粉体と粒子
    1. 粉の技術
    2. 粉は魔物?
    3. 粉体工学の体系
    4. 先端技術と粉体工学
  2. 粒子の付着・凝集
    1. 付着の原理
    2. ファン・デア・ワールス力
    3. 静電気力
      1. 静電付着の原因とクーロン力
      2. 電気影像力
      3. 接触帯電付着力
    4. 液架橋力
    5. 付着力を下げる方法
  3. 粒子の帯電と静電気
    1. 応用分野と概要
    2. 接触・衝突による帯電
      1. 粒子はなぜ帯電するのか?
      2. どのくらい帯電するのか?
      3. 多数粒子・粉体の帯電
      4. 粉体操作による帯電プロセス
    3. 静電気の測定
      1. 帯電量
      2. 帯電量分布
      3. 発生電流
      4. 接触電位差
      5. 分子構造と帯電量
  4. 粉体の流動性
    1. なぜ粉体は流動するのか?
    2. 粉体のいろいろな流動
      1. 粉体はどの方向に移動するのか?
      2. 粉体になぜ力が伝わらないのか?
    3. 粉体の流動性
      1. 流動性を決める粒子物性
      2. 操作条件による流動性の変化
    4. 粉体流動性測定法の変遷
  5. 付着防止技術

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

10F 1007

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/13 微粒子の分散安定化の基礎と実際 オンライン
2024/5/14 スプレードライ (噴霧乾燥) の基本原理、運転管理と実用総合知識 オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/23 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方 オンライン
2024/5/23 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/5/24 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/5/27 粉体の付着・凝集・流動メカニズムとその評価、トラブル回避の考え方 オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/29 高分子微粒子における各種合成法の基礎と形状制御・評価技術 オンライン
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/5/31 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方 オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/6/3 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/6/4 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/6/5 顔料の分散安定化と使いこなし術 オンライン
2024/6/5 プラズマCVDによるナノ・微粒子材料の作製技術とプロセスモニタリング オンライン
2024/6/5 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/6/6 ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ・グラフェン) の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎と分散状態の観察・評価 オンライン
2024/6/13 微粒子分散系のレオロジー オンライン