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エポキシ樹脂用硬化剤・硬化促進剤の技術動向と硬化物・硬化性の分析評価

エポキシ樹脂用硬化剤・硬化促進剤の技術動向と硬化物・硬化性の分析評価

愛知県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、エポキシ樹脂とその硬化剤の基礎から解説し、エポキシ樹脂配合を設計するにあたって有用な分析手段、反応解析法、組成 – 物性 – 特性との相関関係などを具体例を挙げて詳説いたします。

開催日

  • 2019年1月17日(木) 10時30分16時30分

修得知識

  • エポキシ樹脂・硬化剤の基礎知識
  • 配合設計に有効な分析手段、反応解析法、組成 – 物性 – 特性との相関関係
  • 硬化剤・硬化促進剤の正しい理解とその活用技術

プログラム

 エポキシ樹脂はこれまで主流であった土木建築、接着剤、電気絶縁材などの用途に加えて、自動車用、航空機用などにも用途が広がっている。 しかしながら、エポキシ樹脂硬化物の物性は用いる硬化剤によって大きく左右されるため、それぞれの用途に相応しい樹脂設計は、非常に困難になっている。
 本セミナーでは、エポキシ樹脂並びにその硬化剤の基礎的な知識だけではなく、エポキシ樹脂配合を設計するにあたって有用な分析手段、反応解析法、組成 – 物性 – 特性との相関関係などを具体例を挙げて詳説する。

  1. 緒言
    1. エポキシ樹脂の定義
    2. エポキシ樹脂の歴史
    3. 世界の需要
    4. 他の樹脂系との比較
    5. エポキシ樹脂配合の特殊性、困難性
  2. エポキシ樹脂の種類と特徴
    1. エポキシ樹脂の分類
    2. 汎用エポキシ樹脂
    3. 特殊エポキシ樹脂
  3. エポキシ樹脂用硬化剤
    1. アミン系
    2. 酸無水物系
    3. フェノール系
    4. イミダゾール系
  4. エポキシ樹脂用硬化促進剤
    1. アミン系
    2. イミダゾール系
    3. 紫外線 (UV) 硬化用
    4. 電子線 (EB) 硬化用
  5. エポキシ樹脂,硬化剤,硬化促進剤の評価法
    1. 赤外分光法 (IR)
    2. 核磁気共鳴法 (NMR)
    3. 高速液体クロマトグラフィ (HLC)
    4. ゲル浸透クロマトグラフィ (GPC)
  6. 硬化性の評価法
    1. ゲル化時間
    2. IR
    3. 示差走査熱量計 (DSC)
  7. モデル化合物による反応解析
    1. モデル化合物とは?
    2. モデル化合物の選定
    3. HLCによる反応解析
    4. NMRによる生成物の同定
  8. 硬化物の分析
    1. 無溶媒ワニスからの樹脂板の作製
    2. 溶媒含有ワニスからの樹脂板の作製
    3. 粘弾性解析 (VEA)
    4. 熱機械分析 (TMA)
    5. 熱重量分析 (TGA)
    6. 熱分解ガスクロマトグラフィ質量分析 (GC – MS)
    7. 機械的性質
    8. 解重合生成物分析
      • HLC
      • NMR
      • GC – MS
  9. エポキシ樹脂配合の設計
    1. 組成 – 物性 – 特性の相関関係
    2. 相関関係に影響を与える因子
    3. 具体例1 熱分解温度 – 熱溶融
    4. 具体例2 還元性 – 接着性
  10. 各種用途におけるエポキシ樹脂配合
    1. 塗料
    2. 電気絶縁用モールド樹脂
    3. 半導体集積回路 (IC)
    4. プリント配線板 (PWB)
    5. 土木建築用途
    6. 炭素繊維強化複合材料 (CFRP)
  11. エポキシ樹脂・硬化剤の安全性
    1. 人体有害性
    2. 環境汚染性
  12. 結言
    1. 結論
    2. 今後の課題
    • 質疑応答

講師

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

13F 1308

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
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  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
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本セミナーは終了いたしました。

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