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防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用

防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用

目次

第1章 ~防汚・防水・防曇・防食技術の基となる~ぬれと接触角の基礎知識

  • 1.ぬれの基礎
    • 1.1 表面張力の熱力学的定義
    • 1.2 接触角
    • 1.3 ぬれの式
      • (1) 付着ぬれ
      • (2) 拡張ぬれ
      • (3) 浸漬ぬれ
  • 2.界面張力の式
    • 2.1 理論の必要性
    • 2.2 フォークス (Fowkes) の式
    • 2.3 拡張フォークスの式
    • 2.4 バナス (von Oss) らの酸・塩基の式

第2章 ~防汚・防水・防曇・防食のベースとなる~材料表面の撥水撥油性向上のための表面処理技術

第1節 最近の撥水・撥油、親水・親油加工技術の現状と今後の市場性について
  • 1.防汚性の評価方法について
  • 2.耐久性、耐候性試験での評価
  • 3.各種機能性コーティング剤の特徴
    • 3.1 撥水・撥油加工剤の種類
    • 3.2 超撥水コーティング
第2節 表面自由エネルギー低減化による撥水性付与
  • 1.極限の表面自由エネルギー
  • 2.パーフルオロメタクリレートの表面自由エネルギーと撥水性
  • 3.表面自由エネルギーのエントロピー成分に注目した撥水・高接着性
第3節 アクリルシリコーン/シリカ・ナノコンポジットによる超撥水表面の調製
  • 1. アクリルシリコーン/シリカ・ナノコンポジットを用いた超撥水剤の調製
  • 2. 撥水性シリカ複合微粒子合成時における水分含有率の影響
    • 2.1 塗膜の接触角と水分含有率の関係
    • 2.2 水分含有率、塗膜表面の粗さと接触角の関係
  • 3.CASへの架橋可能な構造の導入による耐久性付与
第4節 撥水性表面の滑りによる抵抗減少効果とその応用
  • 1.超撥水性表面の抵抗減少効果
  • 2.抵抗減少効果を生ずる超撥水性表面の創成
    • 2.1 PFOA問題
    • 2.2 分子運動性に注目した動的撥水・撥油性向上検討
    • 2.3 ポリマーの表面偏析能に着目した撥水・撥油向上検討
  • 3.応用事例
    • 3.1 分子鎖運動性に着目した応用
    • 3.2 表面偏析能を用いた応用
    • 3.3 超撥液性能
第5節 疎水性ナノシリカコーティングによる超撥水処理技術
  • 1.ナノサイズ特殊シリカ系疎水性コーティング剤の開発について
    • 1.1 表面付着構造観察
    • 1.2 防汚性の試験方法と実施例
    • 1.3 疎水性の持続性
  • 2.今後の展開について
    • 2.1 コーティング処理による表面観察、汚れはじき、フラクタル形態での防汚効果
    • 2.2 超撥水での耐候性の評価結果
第6節 金属アルコキシド蒸着による撥水処理、防汚、汚れ成分分解、除去技術
  • 1.有機金属ガスを用いた蒸着による表面改質
  • 2.ハイブリッドパルスプラズマ蒸着 (HPPC) 装置でのコーティング方法
  • 3.アモルファスの酸素欠損型酸化チタンTiOx膜の機能性について
  • 4.蒸着による表面処理技術としてのまとめ
第7節 有機―無機ハイブリッド材料による疎水表面の導出とその応用
  • 1.水溶性POSS含有高分子における疎水性物質の吸着とその応用
  • 2.発光性POSSネットワークによる微粒子のサイズ識別
第8節 低分子ゲル化剤を用いた超撥水膜の作製技術
  • 1.ゲル化と超撥水化
  • 2.含フッ素ゲル化剤
第9節 DLC膜と撥水性向上技術
  • 1.DLCから進化した高機能膜ICF
  • 2.撥水性向上技術
    • 2.1 撥水性ICF
    • 2.2 タンパク質付着防止
    • 2.3 抗菌性の向上
第10節 ナノインプリント技術を用いた透明超撥水フィルムの開発とその応用
  • 1.ナノインプリント技術を用いた超撥水フィルムの開発
    • 1.1 周期構造の作製と撥水性評価
    • 1.2 各種ランダム形状の作製と撥水性評価
  • 2.超撥水フィルムの実用評価
    • 2.1 擦傷性評価
    • 2.2 耐光性評価
    • 2.3 カメラ視認性評価
第11節 ポーラスアルミナを用いたナノインプリントによると撥水表面への応用
  • 1.高規則性ポーラスアルミナを用いたナノインプリントによるナノ規則構造の形成
  • 2.撥水表面への応用
第12節 大気圧プラズマによるポリマ・ガラス・金属表面の撥水性向上とその応用
  • 1.プラズマ処理による材料表面の撥水化について
  • 2.プラズマ―撥水剤複合処理 (ガラスの表面処理)
  • 3.プラズマー耐食剤複合処理 (アルミの表面処理)
第13節 生体模倣技術としての周期凹凸構造の形成と高撥水化技術とその応用
  • 1.散逸構造 (平衡から遠く離れた系における自己組織化) とは?
  • 2.平衡から遠く離れた条件下の界面形状ゆらぎ成長によるヴィスコスフィンガリングとスピノーダルディウェッティング
  • 3.ヴィスコスフィンガリングとスピノーダルディウェッティングの組合せによる撥水性表面

第3章 ~防汚・防水・防曇・防食のベースとなる~材料表面の親水親油性向上のための表面処理技術

第1節 超親水コーティングによる表面改質について
  • 1.親水コーティングの機能・メカニズムによる防汚効果
  • 2.親水化機能による防汚効果
  • 3.セルフクリーニングと持続性、外観の変化
  • 4.ガラス汚れの防汚性評価
  • 5.ウォータースポット防止性
  • 6.外壁タイル表面への防汚コーティング加工
  • 7.車アルミホィールへの親水化コーティング加工
  • 8.車両塗装面への親水コーティングによる防汚保護加工
第2節 イオン性液体による親水処理技術
  • 1.イオン性液体を用いたコーティング剤について
  • 2.防汚コーティングとしてのイオン性液体について
  • 3.イオン性液体での防汚コーティングによる点後の展開について
第3節 高分子親水コロイドの調製と炭素複合材料への応用
  • 1.高分子親水コロイドの調製
  • 2.高分子親水コロイドによる炭素繊維の表面処理操作
  • 3.炭素繊維と熱可塑性樹脂の界面接着性評価
  • 4.CFRTPの断面観察によるTPの含浸性評価
第4節 ドーパミン型表面開始剤を用いた高分子材料の表面親水化法の検討
  • 1.ドーパミンについて
  • 2.表面開始重合による親水性ポリマーブラシの調製
第5節 大気圧プラズマによるポリマ・ガラス・金属表面の親水性向上とその応用
  • 1.プラズマ処理の親水化原理と実施の例
  • 2.大気圧プラズマグラフト重合処理
  • 3.フィルムに対する接着強度の測定方法と測定結果
第6節 粘土ハイブリッドコーティングの基礎
  • 1.粘土ハイブリッドコーティングの成分
  • 2.膨潤性粘土の耐水化
  • 3.粘土ハイブリッドコーティングとその作製
第7節 粘土ハイブリッドコーティングによる親水性コントロールと用途
  • 1.水蒸気バリア材
  • 2.漆器保護コーティン
  • 3.金属用コーティング
  • 4.水性インクでの印刷を可能とするコーティング
  • 5.防曇コーティング
第8節 グラフト共重合および重合体変性改質による親水化・撥水化
  • 1.グラフト重合による高分子材料の親水化
  • 2.グラフト重合体・ブロック重合体を用いる材料の親水化・撥水化

第4章 ~防汚・防水・防曇・防食のベースとなる~材料表面の撥水性、親水親向上のための表面処理技術

第1節 ゾル-ゲル法による撥水-親水パターンの形成と応用
  • 1.TiO2層を用いた撥水-親水パターンの形成
  • 2.撥水-親水パターンを用いた酸化物あるいは無機-有機複合体微細パターニング
    • 2.1 前駆体溶液のパターニングを用いた酸化物薄膜の微細パターンの形成
    • 2.2 撥水-親水パターンを利用したマイクロレンズの作製
    • 2.3 撥水-親水パターンを用いた電気泳動電着マイクロパターニング
第2節 ゾル-ゲル法による超撥水・超親水表面の創製
  • 1.ゾル-ゲル法による超撥水化技術
    • 1.1 花弁状アルミナ/フルオロアルキルシラン
    • 1.2 花弁状アルミナ/ナフィオン
  • 2.ゾル-ゲル法による超親水化技術
    • 2.1 温水処理によるナノ微結晶分散薄膜
    • 2.2 振動温水処理、電場温水処理によるナノ微結晶析出形態制御
第3節 親水撥水パターニングとエレクトロウェッティング
  • 1.親水撥水パターニング
  • 2.エレクトロウェッティング
第4節 電子線照射による撥水化・親水化表面処理の基礎技術について
  • 1. 電子線照射装置の概要
  • 2. 撥水防汚機能を付与した応用技術
    • 2.1 フッ素モノマーの配合量
    • 2.2 電子線照射と紫外線照射の相違
    • 2.3 フッ素モノマー添加量の削減
    • 2.4 ハードコート性の向上と親水性の付与
  • 3. グラフト重合反応の利用、親水性・撥水性付与
第5節 ガラス表面の特性および撥水・親水性付与技術
  • 1.ガラス表面のぬれ性および支配因子
  • 2.ガラス表面への撥水・親水性付与技術
    • 2.1 建築用防汚ガラス
    • 2.2 自動車用撥水ガラス
    • 2.3 指紋付着防止ガラス
    • 2.4 生体親和性コーティング
    • 2.5 親水ミラー
第6節 ACC法で製造されたセルロースナノファイバーの疎水・親水コーティング効果
  • 1.キャストフィルムの対水接触角
  • 2.表面コーティング剤としてのACC-ナノセルロース
  • 3.疎水性樹脂用表面スイッチイング剤としてのACC-ナノセルロース
  • 4. ACC-ナノセルロースの表面被覆例

第5章 接触角および撥水親水、撥油親油の試験評価について

第1節 “濡れ性 (接触角) ”評価の事例
  • 1.濡れ性
  • 2.濡れ性“評価法
  • 1) ボデイーソープの評価
  • 2) 磁気被膜の濡れ性
  • 3) アルミニウム粉末の親水性評価
  • 4) 電池用電極への電解液の浸透性
第2節 動的な接触角の計測、及び、液滴流動性の可視化技術とその応用
  • 1.動的な接触角測定を容易にした「液滴転落挙動解析システム」
    • 1.1 液滴転落挙動解析システムのシステム構成
    • 1.2 動的撥水性の計測例
  • 2.液滴転落挙動の可視化
    • 2.1 粒子画像流速測定法の歴史と液滴転落時の内部流動解析への利用
    • 2.2 PTV法を用いた内部流動の計測方法

第6章 防曇性を付与する表面処理、コーティング技術とその応用について

第1節 【防曇技術の概論】- 材料が「曇る」メカニズム –
  • 1.「防曇」を目指すための2つの方向性
  • 2.「結露」「防曇」「濡れ性制御」の関係
第2節 防曇性を付与するコーティング技術とその応用
  • 1.曇りの起こる要因と視認性への影響
  • 2.超親水化加工の開発
  • 3.防曇性とその維持性の試験方法
    • 3.1 親水化コーティング剤による防曇性の評価
    • 3.2 防曇効果の維持と防汚効果との相関性について
    • 3.3 親水性の防曇防汚コーティング加工による油汚れの除去性
    • 3.4 防汚コーティング加工にて汚れ展延性による見かけの防曇性
  • 4.防曇性コーティング加工の現状と課題
第3節 TiO2光触媒による光誘起超親水性表面と撥水性表面の利用
  • 1.酸化チタン・光触媒による表面親水性向上による防曇性向上
    • 1.1 酸化チタン・光触媒と防曇性
    • 1.2 反射防止及び防曇性の機能複合化
  • 2.超撥水性表面の結露水制御
    • 2.1 結露でもたらされる超撥水性表面上の水滴
    • 2.2 電界付与させた際の水滴除去
第4節 透明ハードコートの防曇技術について
  • 1.防曇性の付加技術
    • 1.1 グレージングにおける防曇のニーズ
    • 1.2 防曇の種類と特徴
    • 1.3 光触媒による防曇
    • 1.4 吸水型の防曇膜
    • 1.5 防曇膜の評価
  • 2. デフォッガー機能付与
    • 2.1 発熱による防曇
    • 2.2 面状発熱を実現する技術
第5節 脂肪酸エステル系防曇剤について
  • 1.防曇性
  • 2.脂肪酸エステルと防曇剤
  • 3.防曇剤の設計
  • 4.防曇剤の性能評価
第6節 両性両親媒性高分子による表面親水化と防汚・防曇性付与について
  • 1.両性両親媒性高分子、表面改質技術、表面改質高分子の設計
  • 2.両性両親媒性高分子の機能
    • 2.1 プラスチック表面の親水化高分子
    • 2.2 ガラス表面の親水化高分子
第7節 自己修復型透明防曇皮膜の開発
第8節 電子線照射 (表面親水性コントロール) による防曇性向上
  • 1.防曇のコーティング
  • 2.電子線照射による表面親水性コントロールおよび防曇効果
第9節 超親水性表面によるガラスの防曇化について
  • 1.超親水性表面
  • 2.高分子電解質ブラシ
  • 3.ナノ網状構造層ガラス
第10節 ヘーズ (曇り度) 試験の進め方、その応用について
  • 1.ヘーズの定義
    • 1.1 全光線透過率
    • 1.2 ヘーズ
    • 1.3 透明度 (クラリティ)
  • 2.規格や光源、測定構造の違いによる注意点
    • 2.1 ASTMとISOの測定原理の相違
    • 2.2 光源による相違
    • 2.3 試験機の測定構造による相違
    • 2.4 サンプルの調整方法による相違
  • 3.ヘーズの種類
    • 3.1 内部ヘーズとサンプル厚みの関係
    • 3.2 内部ヘーズと外部ヘーズの測定方法
  • 4.ヘーズの生成要因と改善方法
  • 5.ヘーズの測定例
    • 5.1 テーバー摩耗試験
    • 5.2 バイヤー摩耗試験
    • 5.3 フォギング試験
第11節 新たな防曇性評価方法を用いた、 曇り度合い、 及び晴れ度合いの評価
  • 1.画像圧縮解析法を用いた防曇性評価例
  • 2.防曇・除曇性能評価の事例
第12節 ガラス曇り止めセンサー~赤外線センサーと偏光板を併用した非接触ガラス温度計~
  • 1.従来の非接触温度計の問題点
  • 2.赤外線センサーと偏光板を併用した非接触ガラス温度計
    • 2.1 赤外線センサーの検知波長帯域の変更
    • 2.2 偏光板 (ワイヤグリッド偏光フィルム) を用いた反射影響の低減
    • 2.3 非接触ガラス温度計による反射低減の定量的効果
  • 3.電気自動車フロントガラス向け曇り止めセンサーへの応用
    • 3.1 非接触ガラス温度計の曇り止めセンサーへの応用
    • 3.2 電気自動車フロントガラスへの応用 3.3 運転手視界確保以外の応用例

第7章 防水性・防湿性を付与する表面処理、コーティング技術とその応用について

第1節 【防水技術の概論】電子・車載・ウェアラブル機器の防水設計・動向、試験
  • 1.防水規格
    • (1) 電気機械器具
    • (2) 時計
    • (3) 自動車部品
    • (4) MIL規格 (米国軍の防水・落下・防塵・衝撃)
  • 2.携帯電話・スマートフォンの防水
    • (1) 防水構造
    • (2) 小型・薄型化の防水携帯
    • (3) 表示部の防水
    • (4) 電池部の防水
    • (5) 音響部の防水
  • 3.カメラの防水
    • (1) ゴムパッキンと接着技術
    • (2) スピーカ・マイク部
    • (3) 操作ボタン部
    • (4) 液晶モニター部
    • (5) ステンレスビス
    • (6) デジタルムービーカメラの防水
  • 4.その他の電子機器の防水
    • (1) PCの防水
    • (2) 時計の防水
    • (3) 自動車 (エンジン制御ECU、防水性コネクタ)
  • 5.防水の製造・試験設備・試験
    • 1) 電気機械器具IPX規格試験
    • 2) 防水性能試験機
    • 3) 音響防水性能・加圧式水没試験機
    • 4) 浸漬試験機
    • 5) 組み立て冶具
  • 6.ウェアラブル端末等の防水技術
    • 1) 腕時計型ウェアラブル端末の防水性能
    • 2) ヒアラブルTWS端末
第2節 電子・車載・ウェアラブル機器の防水設計・試験事例
  • 1.防水携帯電話事例
  • 2.防水スマートフォン事例
  • 3.防水カメラ
  • 4.防水時計
  • 5.パソコン・タブレット
  • 6.自動車部品の防水
  • 7.防水コーテング
  • 8.防水シート
  • 9.防水シール (Oリング)
  • 10.ウェアラブル端末
第3節 フッ素系防水・防湿コーティング剤による防水処理の薄型化について
  • 1.フッ素系防水・防湿コーティング剤の開発
    • 1.1 撥水・撥油性能
    • 1.2 防湿性能
    • 1.3 防錆性能
  • 2.精密モバイル端末への使用を想定した性能評価・製品開発
    • 2.1 間隙への水の侵入検討
    • 2.2 電気特性
    • 2.3 長期性能評価
    • 2.4 耐摩耗性
第4節 金属/樹脂の接着性に優れる水系コーティング剤
  • 1.止水・封止性能
  • 2.樹脂層の収縮・膨張への追随性
第5節 耐湿熱性に優れるポリエステル系接着剤
第6節 光部品の防湿・防水シール技術
  • 1.光部品の防湿封止用のエポキシ系防湿接着シール材
    • 1.1 光部品用防湿接着シール材の要求条件
    • 1.2 光ファイバの光損失増の問題
    • 1.3 耐湿接着性
    • 1.4 透湿性
    • 1.5 高温高湿環境下における光部品ケース内の湿度予測
    • 1.6 新規開光部品用防湿接着シール材の主な特性
  • 2.ファイバ融着接続部補強用の防水 (湿) 性熱溶融接着シール材
    • 2.1 光ファイバ接続部補強用熱溶融接着シール材の要求条件
    • 2.2 光ファイバ接続補強部への応用
  • 3 熱溶融接着シール材の光部品用防湿シール材への応用
    • 3.1 LDモジュールの気密実装
    • 3.2 PLC型ハイブリッド集積光送受信モジュール
第7節 TOM工法による革新的な防水技術
第8節 シリコーン系接着剤、アクリル系接着剤の絶縁・防湿コーティングとその応用
  • Q1「絶縁・防湿コーティング」の取扱いの経緯とは?
  • Q2「絶縁・防湿コーティング」の材料、種類、特性、使い方、塗布方法とは?
  • Q3「絶縁・防湿コーティング」の想定される用途とは?
  • Q4「絶縁・防湿コーティング」の性能試験方法・規格、今後の課題とは?
第9節 防水試験、IPX規格評価とその応用について
  • 1.日本の防水試験の歴史
    • 1.1 初期の試験
    • 1.2 非水没式防水試験機の普及
    • 1.3 密閉構造防水製品の普及
  • 2.空圧式防水試験機の概要
    • 2.1 空圧式で利用される主な気体
    • 2.2 空圧式防水試験の特
    • 2.3 原理的問題点
  • 3.主要な空圧式防水試験の方式
    • 3.1 差圧方式 (容積検出方式)
    • 3.2ゲージ圧力方式
    • 3.3歪検出方式
  • 4.防水試験と防水不良発生の実例
    • 4.1 変形浸水 (加圧防水性試験)
    • 4.2 浸透現象 (耐浸せき性試験)
    • 4.3 疑似シール
  • 5.防水試験市場の動向
    • 5.1 自動車
    • 5.2 腕時計
    • 5.3 電子デバイス機器
    • 5.4 産業機器
第10節 液漏れを防止するリチウム電池用シール材の特徴と機能
  • 1.シール材の要求特性、塗布方法
  • 2.シール材に使われる材料
    • 2.1アスファルト系シール剤
    • 2.2 ゴム系シール剤
第11節 プリント配線板の防水・撥水化技術について
  • 1.プリント基板製造における表面処理技術 (技術的な背景)
  • 2.表面処理技術
  • 3.プリント配線板製造工程での適用例
    • 3.1 ウエットエッチング前処理 (デスカム処理)
    • 3.2 金メッキ前処理 (デスカム処理)
    • 3.3 PTFE材料の表面処理 (親水化処理)
    • 3.4 樹脂材料の撥水化処理
第12節 防水コーティング加工による塩害、凍結、エフロ溶出の防止
  • 1.防水コーティングによる塩害防止加工
    • 1.1 コンクリート材での海水への浸漬での浮泥付着に対する防汚性評価
    • 1.2 セラミックタイル外壁での粉塵汚れ、サビ付着防止での防汚性
    • 1.3 生花の耐久性鮮度維持コーティング剤の評価
    • 1.4 プリント基板へのウィスカー防止コーティング加工
    • 1.5 レーダー部材への着雪防止コーティング剤の評価
  • 2.持続性、耐久性の評価について
  • 3.防汚性の基準化について
  • 4.耐久性/耐候性試験の評価技術の確立
  • 5.現場想定での加速・促進試験の実施
  • 6.耐久性試験での評価試料の作成方法
  • 7.長期性能維持のための保証 (期間10年以上) 、顧客への保証期間の設定方法

第8章 耐指紋性を付与する表面処理技術とその応用

第1節 指紋の基礎と照合技術やセンサ技術
  • 1. 指紋の基礎知識
    • 1.1 隆線、汗腺口、毛氈
    • 1.2 紋様と特異点
    • 1.3 特徴点 (端点と分岐点)
    • 1.4 終生不変性と万人不同性
    • 1.5 指紋の利用の歴史
  • 2. 指紋照合技術
  • 3. 指紋センサ技術
    • 3.1 光学式指紋センサ
    • 3.2 非光学式指紋センサ
    • 3.3 指紋センサ押捺面の機能
第2節 汚れ成分の概要とその付着原理及び防汚方法
  • 1. 汚れ成分としての皮膚代謝物、垢、腺分泌物の皮脂、汗成分について
    • 1.1 垢 (あか)
    • 1.2 発汗、皮膚代謝物、粉塵汚れ
    • 1.3 汗の成分
    • 1.4 汗のミネラル、微量元素の組成
    • 1.5 皮脂腺から分泌された皮脂由来成分
  • 2.指紋汚れとその付着メカニズムについて
  • 3.指紋付着防止コーティングによる機能性塗膜での防汚について
  • 4.防汚、指紋防止を有する機能性コーティング剤について
  • 5.耐指紋での防汚コーティングによる防汚性
    • 5.1 防汚性の評価方法
    • 5.2 防汚性の基準化
    • 5.3 耐指紋性の評価
    • 5.4 各種汚染物によるスポット試験
    • 5.5 耐久性、耐候性試験での評価
    • 5.6 使用時想定での加速・促進試験とその試験装置について
  • 6. 耐指紋、耐久性試験の実施について
    • 6.1 耐油性試験
    • 6.2 耐熱性試験
    • 6.3 耐光性試験
    • 6.4 耐候性試験
第3節 無機-有機ハイブリッドハードコートによる防汚技術
  • 1.無機-有機ハイブリッド材料
  • 2.ハイブリッド型ハードコーティングによる防汚技術
    • 2.1 親水性ハイブリッドコーテイング
    • 2.2 撥水性ハイブリッドコーティング
    • 2.3 撥水・撥油、汚染除去性ハイブリッドハードコーテイング
第4節 UVハードコート材の開発動向
  • 1.UV硬化型塗料の特徴、使用例
  • 2.近年の開発動向
    • 2.1 UV硬化型水系塗料
    • 2.2 UV硬化型有機・無機ハイブリッド塗料
    • 2.3 ハイパーブランチポリマー、デンドリマー 2.4 3DイナートUV硬化
第5節 生体蓄積性の低い撥水撥油剤と防汚・耐指紋コーティングへの応用
  • 1.従来の撥水撥油剤の生体蓄積性と規制
  • 2.新規撥水撥油剤
    • 2.1 C4化合物の選択、整列、相互作用性官能基
    • 2.2 新規撥水撥油剤の合成、耐久性
    • 2.3 ガラスの撥水撥油性
    • 2.4 C6化合物
第6節 フォト商品表面における指紋付着性の定量評価法
  • 1. 防汚性の評価方法について
    • 1.1 指紋付着
    • 1.2 指紋拭き取り
    • 1.3 指紋付着、拭き取りの定量評価
  • 2.評価サンプルと人工指紋付着予備評価結果について
第7節 表面処理鋼板における指紋汚れ対策と指紋付着性・除去性の評価方法
  • 1.耐指紋鋼板における指紋汚れ評価方法
    • 1.1 指紋汚れを防止する表面処理
    • 1.2 指紋汚れの従来評価法
  • 2. 指紋汚れの付着性と可視性
    • 2.1 指紋の付着性と可視性に及ぼす表面因子
    • 2.2 指紋の付着性と除去性の評価
第8節 耐指紋技術とその応用について-光ディスクと指紋付着対策-
  • 1.プレーアビリティー (Playability)
  • 2.Blu-rayディスクとDVDディスク
第9節 耐指紋技術とその応用について-反射防止 (AR) フィルム用の防汚膜-
  • 1.AR (Anti reflection) フィルム
  • 2.防汚材料
    • 2.1 フッ素系シランカップリング材料
    • 2.2 防汚剤の膜厚と塗布濃度
    • 2.3 片末端と両末端のシランカップリング剤の摩擦と表面エネルギーへの影響
  • 3.指紋付着性能の評価
  • 4.表面分析手法
    • 4.1 FTIR
    • 4.2 XPS
    • 4.3 AES
第10節 耐指紋技術とその応用について-タッチパネルの防汚と耐指紋-
  • 1.タッチパネルに使用される光学材
  • 2.タッチパネル表面の必要機能
    • 2.1 ハードコート性
    • 2.2 防汚と耐指紋
    • 2.3 その他のタッチパネルの表面上の光学性能Up
      • 2.3.1 反射防止&透過性能Up
      • 2.3.2 触感機能
      • 2.3.3 防曇性
  • 3.その他の光学材料
    • 3.1 カバー基板材料
    • 3.2 虹むら解消
    • 3.3 CTPの層間粘着材料

第9章 防汚性を付与する表面改質技術とその応用

第1節 シリカナノ粒子を用いた汚れの対策技術
  • 1.親水性膜、親油性膜と撥水撥油性膜
  • 2.シリカナノ粒子を用いた親水性膜の作製
第2節 表面調整剤を用いて汚れ防止を図る、撥水親水・汚れ防止を付加する添加剤
  • 1.コーティング液と塗膜の特性を変えるシリコン系表面調整剤の構造
  • 2.表面調整剤による膜特性への寄与:すべり性、テープ剥離性、易洗浄性
  • 3.マクロマー技術による新たな表面調整剤:易洗浄性の向上
  • 4.アクリル系レベリング剤によるテープ剥離性の付与
  • 5.層状無機粒子添加剤による帯電防止
第3節 親水疎水ハイブリッド表面による防汚コーティングとその応用
  • 1.汚れ付着メカニズム、原因物質
  • 2.粉塵付着抑制効果
  • 3.適用事例
    • 3.1 照明器具への適用事例
    • 3.2 冷蔵庫への適用事例
第5節 光触媒を利用した建築外装仕上げ材の耐久性評価
  • 1.セルフクリーニング性能
  • 2.光触媒活性
  • 3.電子顕微鏡観察
第6節 光触媒を利用したサイディングボードに対する塗り替え塗装仕様の耐久性評価
第7節 光触媒コーティングでの窒化酸化インジウムInN1-xOx蒸着膜による防汚加工
  • 1.光触媒効果の評価
    • 1.1 各種材料への蒸着加工
    • 1.2 アンモニア及び硫化水素への脱臭効果
    • 1.3 汚染物としての色素分解での評価
    • 1.4 大腸菌への抗菌効果
  • 2.光触媒による防汚加工のまとめと今後の課題
第8節 疎水性コーティングによる建築物、遺跡、外壁の美観維持
  • 1.屋外建築物への防汚コーティング加工方法について
  • 2.外壁汚染での浸出物の除去試験
  • 3.アンコールワット (カンボジア国) での砂岩レリーフ遺跡の保存方法
    • 3.1 目的 遺跡の劣化についての原因調査
      • (1) 風化による劣化、薄化
      • (2) 雨季に発生の藻の付着
      • (3) カビの付着
      • (4) 雨水の浸透 割れ劣化
      • (5) 落書き
      • (6) 酸性雨腐食
      • (7) 人による接触汚れ、手垢・指紋皮脂の付着汚れ
      • (8) 植物による陥入によるもの
    • 3.2.遺跡の防藻、防カビ、抗菌による衛生コーティング加工について
  • 4.無機質ガラスコーティング技術
    • 4.1 ガラスコーティングによる表面コーティング加工
    • 4.2 ウッドデッキへの防食、防水コーティング加工
    • 4.3 硬質陶器 (洗面台、トイレ) への防汚コーティング加工
  • 5.疎水性コーティングによる防水、防汚加工について
第9節 防汚技術の進化
  • 1.ヌメリ抑制技術
    • 1.1 ヌメリの成分
    • 1.2 抗菌処理
    • 1.3 ヌメリ作成実験
    • 1.4 ヌメリ確認試験
  • 2.抗ウイルス技術

第10章 耐水性・防食性を付与する表面処理、コーティング技術とその応用

第1節 「水性ポリエチレン樹脂防食防水材」 ~耐水、接着性、無VOC性コーティング~
  • 1. 防食被覆層の品質試験方法の概要
    • 1.1耐硫酸性について
    • 1.2 耐環境遮断性について
    • 1.3 接着安定性について
  • 2. 防食被覆層の耐候性試験方法の概要
  • 3. 実施例及び状況
    • 3.1 水処理施設
    • 3.2 汚水処理槽
第2節 自己修復性防食コーティングとその応用について
  • 1.金属の腐食と防食コーティング
  • 2.自己修復性防食コーティングの構造
  • 3.自己修復性防食コーティングの開発例
    • 3.1 pH感受性物質を用いたコーティング
    • 3.2 高分子多孔膜を用いたコーティング
    • 3.3 高吸水性高分子を用いたコーティング
第3節 錆びた鋼材保守に有効な錆処理剤の開発
  • 1.錆処理剤のコンセプト
    • 1.1 錆残存部への通常の塗装
    • 1.2 錆処理剤の設計コンセプト
  • 2.これからの市場展開
第4節 含水ゼロコーティングによる高周波電波の減衰防止
  • 1.撥水剤による高周波電波の減衰防止について
  • 2.人工降雨による反射鏡アンテナの効率低下
  • 3.撥水処理前後の透過減衰量
    • 3.1 電波望遠鏡のフィドームの加工
    • 3.2 気象観測レーダーでのレドームの加工
  • 4.電波透過性膜の評価技術
第5節 防食、防錆コーティングによる橋梁、金型、電子基板へ腐食防止
  • 1.防食、防錆コーティング加工について
  • 2.防食、防錆、絶縁塗膜での性能劣化と保証に関する考え方について
    • 2.1 サンシャインウエザ・オ・メーターによる耐候性試験—1000時間/1年分相関加速
    • 2.2 キセノンカーボンアーク (炭素光源) による耐光性試験、変退色、光脆化促進試験
    • 2.3 屋外暴露による耐光性試験—実使用評価
    • 2.4 凍結-過熱サイクル試験による耐久性試験 — 霜付、伸び歪、ずれ試験
  • 3.耐久性試験での評価試料の作成方法について
    • 3.1 色差計を用いた測色方法 消色・変色・退色
    • 3.2 気候、環境での再現性とズレの発生要因—実際の照射量と強度と温・湿度で変化
    • 3.3 地域差事例—沖縄の塩害、フロリダの耐光、カナダの耐寒
    • 3.4 保証体制—「あくまで目安」「顧客と同一目線で開発リスク」
  • 4.防錆試験の事例紹介:アルミホール用鋳造品
    • 4.1 キャス試験
    • 4.2 塩水噴霧試験
    • 4.3 水噴霧試験
  • 5. 防錆コーティングによる防錆効果の評価
    • 5.1 鋼材・塗装面のサビ、はがれ、劣化
    • 5.2 鋼材防錆コートの耐久防食性試験
    • 5.3 鋼材での錆発生と防錆コーティング加工試験
    • 5.4 鋼材の腐食部分の隆起状態の観察
    • 5.5 鋳物材への防錆コーティングによる腐食防止試験
    • 5.6 鉄製ねじでの防錆コーティング加工の評価
    • 5.7 マグネシウムねじでの防錆コーティング加工での耐候性評価
  • 6.防食、防錆、絶縁コーティングのまとめと今後の展開
    • 6.1 長期性能維持のための保証
    • 6.2 実験室データと現場の長期耐候性との相関性について

執筆者

  • 大阪市立大学 酒井英樹
  • 南保技術研究所 南保幸男
  • 神戸大学 西野孝
  • (地独)大阪府立産業技術総合研究所 木本正樹
  • 首都大学東京 渡辺敬三
  • ダイキン工業(株) 山口央基
  • ダイキン工業(株) 森田正道
  • 京都大学 田中一生
  • 京都大学 中條善樹
  • 名古屋市工業研究所 中野万敬
  • 名古屋市工業研究所 山中基資
  • ナノテック(株) 平塚傑工
  • 綜研化学(株) 高橋孝徳
  • 綜研化学(株) 島田真由保
  • 首都大学東京 柳下崇
  • 首都大学東京 近藤敏彦
  • 首都大学東京 益田秀樹
  • (株)NHVコーポレーション 中井康二
  • 大阪府立大学 大久保雅章
  • 慶應義塾大学 朝倉浩一
  • (株)LIXIL 渡辺陽一
  • 北海道大学 今井昭夫
  • 名古屋大学 山本徹也
  • 工学院大学 小林元康
  • (国研)産業技術総合研究所 蛯名武雄
  • MirasoLab 竹田諭司
  • 大阪府立大学 忠永清治
  • 豊橋技術科学大学 松田厚範
  • 豊橋技術科学大学 河村剛
  • 九州大学 近藤哲男
  • (有)かきとう 田中丈之
  • 茨城大学  酒井宗寿
  • 東京工業大学 中島章
  • (株)レニアス 岩井和史
  • 理研ビタミン(株) 吉川公夫
  • ライオン(株) 椛島真一郎
  • (国研)産業技術総合研究所 穂積篤
  • 東海大学 西義武
  • 東海大学 高橋杏奈
  • 東海大学 小栗和也
  • 中部大学 井上徳之
  • 東海大学 松村義人
  • 東海大学 利根川昭夫
  • 東京都市大学 藤間卓也
  • ビックケミー・ジャパン(株) 永江勇二
  • 協和界面科学(株) 平野大輔
  • 旭化成(株) 佐々木裕之
  • 森島技術士事務所 森島光紀
  • ユニチカ(株) 山田宗紀
  • ユニチカ(株) 志波賢人
  • 元・NTTアドバンステクノロジ(株) 村田則夫
  • 布施真空(株) 三浦高行
  • CSIケミカル(株) 小島健明
  • (株)ハムロン・テック 相原章彦
  • 日本ゼオン(株) 前田耕一郎
  • (有)サーフクリーン 加藤聖隆
  • 日本電気(株) 原雅範
  • 日本電気(株) 溝口正典
  • カシュー(株) 真下貴明
  • (地独)東京都立産業技術研究センター 佐熊範和
  • (株)KRI 丹羽淳
  • 大日本印刷(株) 伊藤潔
  • 日本パーカライジング(株) 山口英宏
  • I HSマーキット(株)  有田学
  • デクセリアルズ(株) 近藤洋文
  • タッチパネル コンサルタント 板倉義雄
  • DIC 田淵穣
  • ビックケミー・ジャパン(株) 若原章博
  • 三菱電機(株) 吉田育弘
  • 芝浦工業大学 本橋健司
  • 成瀬化学(株) 成瀬圭弘
  • 広島大学 矢吹彰広
  • 日本ペイント防食コーティングス(株) 小川裕之

出版社

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お問い合わせ

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体裁・ページ数

A4判 584ページ

ISBNコード

978-4-86104-718-3

発行年月

2018年8月

販売元

tech-seminar.jp

価格

40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

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