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塗料・塗膜の基礎 : 塗装工程の重要ポイント (塗装系) と耐候性技術

塗装外観と耐久性向上のために

塗料・塗膜の基礎 : 塗装工程の重要ポイント (塗装系) と耐候性技術

~塗装工程の観点から、基材の表面処理 (脱脂、化成、電着) から中・上塗り塗装まで / 耐候性技術、実曝試験や促進試験の現状と課題~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

概要

本セミナーでは、塗料・塗膜における変色、クラック、強度低下、密着性不良などを引き起こす劣化現象や不具合の原因について解説いたします。
また、屋外暴露や促進試験の現状と課題、塗料・塗膜・コーティング膜におけるトラブルを評価・分析するためのノウハウについて詳解いたします。

開催日

  • 2026年1月28日(水) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 塗装やコーティング分野に関連する技術者
  • これから塗装/コーティングに携わる方
  • 基材の表面処理から上塗りまでの塗装系について基礎から学びたい方
  • 塗膜の耐久性のひとつである耐候性技術を習得したい方
  • 塗料/塗膜の劣化 (塗装外観) や欠陥分析技術を習得したい方

修得知識

  • 工業用塗装における塗装系の基礎
  • 塗膜性能の耐候性技術と塗膜欠陥の現状/課題
  • 外観品質の向上の方策、考え方

プログラム

 塗料・塗装・塗膜の技術領域について基礎的な事項から解説いたします。前半は塗料と塗装系、後半は塗膜欠陥の解析手法、耐候性技術:屋外劣化と促進試験について解説いたします。改めて全体を見直す機会に、ご活用頂ければ幸いです。

  1. 塗料の基礎:
    1. 塗料とは、どのようなものか? その3つの役割
      • 外観
      • 保護
      • 機能
    2. 塗料、塗装、欠陥用語 (JIS規格)
    3. 塗料成分とその役割
      • 樹脂
      • 顔料
      • 溶剤
      • 添加剤
    4. 塗装工程 (塗装系) とその目的
  2. 表面処理工程 (前処理)
    1. ショットブラスト工程
    2. 脱脂工程 (酸洗いとアルカリ処理)
    3. 表面調整工程 (リン酸亜鉛化成)
    4. 化成処理
      • リン酸亜鉛
      • リン酸鉄
      • 酸化ジルコニウム
  3. 下塗り工程 (電着塗料とプライマー)
    1. カチオン電着塗料の2成分
    2. 電着塗装の塗着メカニズム
    3. 電着塗装の特徴 (つきまわり性)
    4. 電着塗装ラインの構成と浴管理方法
  4. 上塗り工程 (溶剤/水性塗料) と塗装法
    1. 溶剤系塗料と水性 (系) 塗料の特徴
    2. 塗装方法
      • エアスプレー
      • エアレススプレー
    3. 塗膜形成と塗装時の注意点
    4. エッジカバー性 (含:ばり) の考え方
  5. 塗膜の耐候性技術とその試験・劣化評価
    1. 評価・分析の考え方 (アプローチの仕方)
    2. 前処理の重要性
    3. 分析機器選択のKey point
    4. 分析/解析の3つの観点
      1. 外観観察 〜塗料・塗膜の状況を把握する〜
      2. 化学的分析 〜塗料・塗膜の化学構造を把握する〜
      3. 物理 (物性) 的分析 〜塗料・塗膜の物性を把握する〜
    5. 測色と光沢の基礎 (測定と評価)
    6. 塗料/塗膜の品質試験 (JIS規格を中心に)
    7. 塗膜の欠陥現象
      • ぶつ
      • 異物
      • はじき
      • へこみ
      • たれ
      • わき
      • 膨れ
    8. 欠陥の要因 (発生メカニズム) と対策
  6. 塗膜の耐候性技術とその試験・劣化評価
    1. 耐候性技術:現状と課題
    2. 塗膜の劣化要因:4大主因子と副次的因子
    3. 実曝試験と各種促進試験 (促進性と相関性)
      1. 実曝と促進実曝試験 (EMMAQUA法) の考え方
      2. 従来促進試験の特徴
        • サンシャイン
        • キセノン
        • メタルハライド
      3. 新規促進試験
        • 過酸化水法
        • リモートプラズマ法
        • オートクレーブ法
    4. 劣化評価法
      1. 外観評価
      2. 化学的評価
      3. 物性的評価
    5. 長寿命化と寿命予測、寿命予測の考え方と課題
      • なぜ、実曝と促進試験の相関性に限界があるのか
    • 質疑応答

講師

  • 赤堀 雅彦
    株式会社クボタ 研究開発本部 マテリアル・キャステンングセンター
    担当部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

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  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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