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変形性関節症におけるモデル作製と試験デザインのポイント

変形性関節症におけるモデル作製と試験デザインのポイント

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年8月31日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部. 医師から見る臨床試験デザインのポイントと臨床ニーズ

(2017年8月31日 11:00〜12:30)

 治療薬の有効性の検証が困難なことが変形性関節症 (OA) に対する効果的な治療の確立を困難にしている。本講座ではOA治療薬の最近の臨床研究の概略について述べたのち、OA治療薬の薬効検証に関する演者の見解と臨床医が望む治療薬について述べる

  1. OAが発症するメカニズム
    1. OAの発症に関与する要因
    2. 加齢によりOAが発症する理由
  2. OAが進行するメカニズム
    1. OAの進行に関与する組織とそれぞれの病的意義
  3. OAの進行と症状
    1. OAの進行のパターン
    2. OAの進行と症状の関連
    3. 薬物療法の治療体系における位置づけ
  4. 臨床試験デザイン
    1. エンドポイントの設定
    2. 評価の困難性
    3. 種々の試験デザイン
    4. 各種薬効試験
    5. 薬物療法の展望
    • 質疑応答

第2部. 変形性関節症におけるモデル動物の作製とその評価

(2017年8月31日 13:15〜14:45)

 OAの発症機序は近年明らかになったが、まだ完全に理解されておらず、効果的な薬理学的治療法は開発されていない。原因のひとつとしてヒトのOA関節組織はほとんど入手できず、人工関節置換術など外科的手術の際に部分的な組織としてしか得られないことが挙げられる。OA関節組織全体を用いた研究のために必要となるのが動物OAモデルである。
 そこで今回、動物OAモデルの作製方法およびその特性について紹介する。

  1. 自然発症型OAモデル
  2. 遺伝子組み換えOAモデル
  3. 二次性OA
  4. 外傷性OA:誘導/侵襲モデル
    1. 外科的誘発OAモデル
    2. DMMモデル
    3. 化学的誘発OAモデル
  5. 非侵襲性OAモデル
    1. 非侵襲的機械的荷重適用マウスOAモデル
    2. 繰返し負荷OAモデル
    3. シングルインパクト損傷OAモデル
    4. エクササイズOAモデル
    5. 肘関節負荷OAモデル
    6. 下顎関節の負荷OAモデル
    • 質疑応答

第3部. 変形性関節症における治療の現状・臨床ニーズ

(2017年8月31日 15:00〜16:30)

 実際の臨床で行われている治療の実情と新薬開発の動向、さらに臨床医から見た望ましいOAの治療薬について述べます。

  1. OAの治療の現状
    1. OAに対する各種の治療ガイドラインの紹介
    2. OAに対する治療の現状と問題点
  2. OAの創薬に関する最近の動向
    1. OAに対して行われてきた薬物療法の概略
    2. OAに対する新しい治療薬開発の現状
  3. 臨床医からみた望ましいOAの治療薬とは
    • 質疑応答

講師

  • 福井 尚志
    東京大学 大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系
    教授
  • 橋本 和彦
    近畿大学 医学部 整形外科
    講師
  • 遊道 和雄
    聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター
    センター長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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