技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

再生医療のための高分子材料の設計・加工とデザイン条件

理想的な機能の実現に向けて

再生医療のための高分子材料の設計・加工とデザイン条件

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子をベースとする再生医療用多孔質材料の設計・加工、および目指すべき機能に焦点を絞り、具体例をもとに基本事項から著しい進展を見せる最先端の内容まで、ポイントを押さえながら解説いたします。

開催日

  • 2017年4月20日(木) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 高分子材料に関連する技術者、研究者、品質担当者、マーケティング担当者
    • 製薬
    • 医療機器
    • 化粧品
    • 食品 など

プログラム

 病気やけがなどによって機能が損なわれた組織を再生し、機能を回復させる再生医療が先進的な医療として期待されている。大きく欠損した組織を再生する方法として、生体組織工学 (ティッシュエンジニアリング) が注目されている。
 ティッシュエンジニアリングでは、細胞の接着、増殖、および組織形成を誘導するための足場として、多孔質材料がよく用いられている。組織を効率よく再生するためには、多孔質材料の原料の選択はもちろんのこと、材料の設計や加工において種々の工夫が必要である。
 本セミナーでは、高分子をベースとする再生医療用多孔質材料の設計・加工、および目指すべき機能に焦点を絞り、具体例をもとに基本事項から著しい進展を見せる最先端の内容まで、ポイントを押さえながら解説する。

  1. 再生医療とティッシュエンジニアリング 大きな組織の再生を助ける材料
    1. 再生医療の現状と動向
    2. ティッシュエンジニアリングによる再生医療のコンセプト
    3. ティッシュエンジニアリングにおける多孔質足場材料の役割
  2. 高分子多孔質足場材料に求められる性能・機能とその評価方法
    1. 細胞親和性
    2. 生体吸収性
    3. 空孔構造
    4. 力学強度
    5. その他
  3. 高分子多孔質足場材料の一般的な作製法とその特長
    1. 空孔形成剤を添加後、除去して空孔形成 – ポロゲン抽出法 –
    2. 凍結物から氷晶を除去して空孔形成 – 凍結乾燥法 –
    3. その他の方法 (固体自由成形法、エレクトロスピニング法など)
    4. 従来の作製法の問題点
  4. 高分子多孔質足場材料の4つの新手法
    1. 空孔の構造を自在にコントロール – 空孔のパターンニング –
    2. 素材の特長を組み合わせる – 合成高分子と天然高分子の複合化 –
    3. 生理機能分子を付与する – 細胞成長因子の導入 –
    4. 細胞外環境を模倣する – 細胞外マトリックスの利用 –
  5. 高分子多孔質足場材料による種々の生体組織の再生
    1. 軟骨組織
    2. 皮膚組織
    3. 骨組織
    4. 複雑組織の再生に向けた取り組み
  6. 全体のまとめと今後の展望
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/25 熱可塑性エラストマーの基礎 オンライン
2025/7/25 医療機器の承認申請時に抑えるべき薬事申請書・添付資料 (STED) の作成の留意点 オンライン
2025/7/25 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/28 プラスチック成形品の残留応力の発生機構 & 解放機構の予測法 オンライン
2025/7/28 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/29 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 オンライン
2025/7/29 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/29 最近の裁判例の論点をふまえた核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2025/7/29 再生医療等製品の開発プロセスのすべて オンライン
2025/7/30 ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 オンライン
2025/7/30 再生医療等製品の開発プロセスのすべて オンライン
2025/7/30 プログラム医療機器の事業化と開発の進め方のポイント オンライン
2025/7/30 グローバル包装業界におけるトップ企業の事業展開と包装技術・規制対応・環境政策の詳細 オンライン
2025/7/31 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/31 ISO 11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 (2日間コース) オンライン
2025/7/31 包装プロセスに関するバリデーション オンライン
2025/7/31 天然植物繊維を強化材とする複合材料の繊維原料特性と活用・複合化のポイント 東京都 会場
2025/7/31 プラスチック射出成形の可塑化工程に起因する成形不良と対策 オンライン
2025/8/1 プログラム医療機器の事業化と開発の進め方のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/23 非侵襲性血液検査〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/23 非侵襲性血液検査〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2024/4/22 トプコングループ (CD-ROM版)
2024/4/22 トプコングループ
2024/3/29 生体吸収性外科材料の使い方と新しい材料の有用性
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化