技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高屈折率材料の分子設計、合成手法と屈折率の測定方法

高屈折率材料の分子設計、合成手法と屈折率の測定方法

~高屈折率化と他の特性との両立、適切な測定手法の選び方 / 想定する用途に適合する実用的な材料開発の考え方とアプローチ~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、屈折の基礎、ポリマーの屈折率の測定方法、ポリマー材料の合成方法、屈折率の評価について解説いたします。
また、今後の高屈折率材料を開発するための新規ポリマーの分子設計指針についての考察を解説いたします。

配信期間

  • 2026年7月27日(月) 10時30分2026年8月6日(木) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2026年7月27日(月) 10時30分

修得知識

  • ポリマーの屈折率の測定方法
  • 高屈折率材料の開発方法と応用
  • 高屈折率材料の合成方法
  • 高屈折率材料の物理的特性の評価方法

プログラム

 熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、およびUV硬化性樹脂材料として応用されるポリマー材料には、高屈折率特性が強く求められている。特に、熱硬化性樹脂に代表される眼鏡レンズでは、次世代材料として屈折率1.8以上の実現が目標とされている。一方、熱可塑性樹脂を用いたマイクロプラスチックレンズ材料においては、1.7以上の屈折率が求められており、さらに液状のUV硬化性樹脂材料では1.6以上の屈折率が期待されている。このような高屈折率化への要求は産業界において極めて強いが、学術研究においては、単に屈折率の向上のみを追求したポリマー合成が行われることも多く、必ずしも実用用途と整合しない場合が少なくない。一般に、ポリマーの屈折率は、その分子屈折率および密度に依存する。そのため、屈折率を向上させるには、硫黄、ハロゲン、芳香環、重原子などの分子屈折率の高い構造要素を導入することが有効である。しかしながら、これらの要素を単に付与するだけでは、透明性、耐熱性、加工性、機械特性などとのトレードオフが生じるため、実用材料としては不十分である。また、屈折率の評価方法としては、アッベ屈折計、エリプソメーター、プリズムカップラーの三手法が代表的である。これらは測定原理や適用可能な試料形態 (バルク、薄膜など) が異なるため、高屈折率材料の用途に応じて適切な測定手法を選択する必要がある。したがって、高屈折率ポリマー材料の開発においては、単なる屈折率の向上にとどまらず、想定される応用分野を明確にした上で、それに適合した分子設計および合成手法を構築することが重要である。
 本セミナーでは、高屈折率材料の応用展開を念頭に置き、ポリマーの分子設計指針と合成法について体系的に解説する。

  1. ポリマーの屈折率の測定方法
    • 屈折率の原理
    • アッベ数
    • 測定方法
  2. 高屈折率ポリマーの開発例
    • プラスチックレンズ材料の開発例
    • ストランドの作成方法
    • マイクロレンズへの応用
  3. 含硫黄ポリマー
    • 合成法
    • 性質
    • 屈折率制御
  4. 特殊構造高分子とそれらの物理的特性
    • ケイ素元素を有する高密度なポリマーの合成
    • 屈折率特性
  5. 高アッベ数ポリマーの分子設計
    • 原理
    • 分子設計方法
  6. 含テルルポリマーの合成と屈折率特性
    • 合成法
    • 屈折率と性質
  7. 含ヨウ素ポリマーの合成と屈折率1.8以上のマイクロプラスチックレンズ材料の可能性
    • 合成法
    • 屈折率と性質
  8. 屈折率変換材料の開発
    • 合成法
    • 屈折率変換の原理
    • 測定
    • 質疑応答

講師

  • 工藤 宏人
    関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2026年7月27日〜8月6日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/9/24 ポリオレフィン系エラストマーとポリプロピレンのブレンド・改質技術 オンライン
2026/9/24 シランカップリング剤の反応、処理層、表面被覆状態、効果の解析 オンライン
2026/9/24 エポキシ樹脂の配合設計と硬化剤の選び方、使い方 オンライン
2026/9/28 プラスチック成形品の残留応力の発生メカニズムと解放メカニズム オンライン
2026/9/28 高分子材料のアニール処理を正しく理解する オンライン
2026/9/28 ポリマーへのフィラーのコンパウンド技術およびナノコンポジット化技術の基礎と応用 オンライン
2026/9/28 人工皮革・合成皮革の基礎知識 オンライン
2026/9/29 アクリレートモノマー・オリゴマーの種類、特徴、重合と新しい分子設計の考え方 オンライン
2026/9/29 バリアフィルム作製の基礎とガス透過性メカニズム・評価技術および最新技術動向 オンライン
2026/9/29 高分子技術者のためのレオロジー (入門と実践活用) オンライン
2026/9/29 フィルム成形・製造の基礎と実際、トラブル対策 オンライン
2026/9/29 廃プラスチック再生技術の最新動向 オンライン
2026/9/30 耐指紋・防汚材料の設計・評価・応用 オンライン
2026/9/30 トライボロジーの基礎とプラスチック材料の摩擦摩耗特性向上 オンライン
2026/9/30 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2026/9/30 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2026/9/30 半導体封止材用エポキシ樹脂と硬化剤・硬化促進剤の種類・特徴および新技術 オンライン
2026/9/30 プラスチック・ゴム成形品におけるブリードアウト・ブルームの発生メカニズムと原因分析・防止対策 オンライン
2026/9/30 EU包装/包装廃棄物規則 (PPWR) の重要事項・最新動向と国内企業に求められる実務対応 オンライン
2026/9/30 レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、出願戦略 オンライン

関連する出版物