技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リビング重合の基礎知識とリビングラジカル重合を用いた応用技術

リビング重合の基礎知識とリビングラジカル重合を用いた応用技術

~精密高分子合成、高分子の構造解析、構造制御材料、機能性高分子の設計~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年12月22日〜2026年1月9日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年12月22日まで承ります。

概要

本セミナーでは、リビング重合の基礎知識からリビングラジカル重合を用いた高分子合成やそのノウハウ、最新動向を解説いたします。
またに、リビングラジカル重合を用いた精密高分子合成や高分子の構造解析、構造制御材料や機能性高分子の設計について実例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2025年12月5日(金) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 重合を用いた高分子合成と材料設計、高分子構造解析に関心のある方
    • 高分子合成
    • 重合反応
      • ラジカル重合
      • アニオン重合
      • カチオン重合
    • リビングラジカル重合など

修得知識

  • 重合反応、リビング重合、高分子合成に関する基礎知識
  • リビングラジカル重合を用いた高分子合成やそのノウハウ、適用可能なモノマーや重合条件
  • 高分子の構造解析や構造を制御した高分子材料など最先端研究例

プログラム

 リビング重合は、高分子の分子量や末端基構造を制御でき、ブロック共重合体や星型ポリマーなど構造が制御された高分子を合成する手法として有効です。今ではリビングラジカル重合など様々なリビング重合系が開発されており、狙いの構造をもつ高分子を設計できる時代となりました。
 本セミナーでは、リビング重合の基礎知識からリビングラジカル重合を用いた応用技術まで幅広くお話しします。まず、リビング重合の特徴および通常の連鎖重合や逐次重合との違い、リビングラジカル重合の種類や特徴、選択方法など、リビング (ラジカル) 重合の基礎知識について丁寧に解説します。さらに、リビングラジカル重合を用いた精密高分子合成や高分子の構造解析、構造制御材料や機能性高分子の設計に関する実例を紹介します。本講演が魅力ある機能材料開発の一助となれば幸いです。

  1. リビング重合の基礎
    1. 通常の連鎖重合や逐次重合
      1. 連鎖重合や逐次重合により得られる高分子
      2. 生成高分子の分子量と分子数
      3. 連鎖重合の素反応と適応可能なモノマー種
      4. ラジカル重合とイオン重合の違い
    2. リビング重合の特徴と高分子の一次構造制御
    3. リビングアニオン重合
      1. アニオン重合の開始剤とモノマー種
      2. リビングアニオン重合の発見と特徴
      3. リビングアニオン重合による精密高分子合成
    4. リビングカチオン重合
      1. カチオン重合の開始剤と連鎖移動反応
      2. ドーマント種によるリビングカチオン重合
    5. リビングラジカル重合
      1. フリーラジカル重合の開始剤と二分子停止反応、連鎖移動反応
      2. ドーマント種によるリビングラジカル重合
      3. ニトロキシドを用いた重合 (NMP)
      4. 原子移動ラジカル重合 (ATRP)
      5. 可逆的付加開裂連鎖移動 (RAFT) 重合
  2. リビングラジカル重合を用いた精密高分子合成と機能材料設計
    1. 高分子の分子量制御と構造解析
    2. 共重合体の合成と物性
      • ランダム
      • グラジエント
      • 交互
      • ブロック共重合体
    3. 末端・局所機能化ポリマーの合成
    4. 分岐ポリマーの合成と機能
      • グラフト
      • 星型
      • ハイパーブランチポリマー
    5. 環化ポリマーの合成と機能
  3. 両親媒性高分子・ランダム共重合体の自己組織化材料
    1. ミセルや会合体の制御合成
    2. 温度応答性材料と自己修復性/選択的接着性ハイドロゲル
    3. ミクロ相分離とナノ構造材料
  4. 質疑応答

講師

  • 寺島 崇矢
    京都大学 大学院 工学研究科 高分子化学専攻
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年12月22日〜2026年1月9日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/27 エポキシ樹脂の基礎、硬化剤との反応および副資材による機能化 オンライン
2025/11/28 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な配合・添加方法 オンライン
2025/11/28 ケミカルリサイクル技術の基本、手法の適用・選択と技術開発動向 オンライン
2025/11/28 プラスチック材料の高次構造・力学物性の制御・解析手法 オンライン
2025/12/1 押出混練機内の樹脂挙動と混練評価、最適化技術 オンライン
2025/12/1 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2025/12/2 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2025/12/4 ゴム・タイヤ材料の低環境負荷技術と今後の展望 オンライン
2025/12/4 シリコーン 全容理解と活用の技術 東京都 オンライン
2025/12/4 プリント基板用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2025/12/4 添加剤を活用するタンパク質の凝集制御と酵素の活性化 (製薬・化学・食品) オンライン
2025/12/5 高分子材料の構造、物性分析 オンライン
2025/12/5 乳化重合・懸濁重合の基礎、反応機構と装置設計、重合プロセスの機能化 オンライン
2025/12/5 環境負荷低減加飾と自動車内・外装加飾の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/12/5 熱分析の基礎、応用と測定・解析技術 オンライン
2025/12/5 動的粘弾性測定によるポリマーアロイやゴム・エラストマー材料の評価と材料設計への活用 オンライン
2025/12/8 PPS樹脂の種類、特性と応用展開 オンライン
2025/12/8 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント オンライン
2025/12/8 ゼロカーボン時代のプラスチックのリサイクル オンライン
2025/12/9 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例