技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

空調システムの維持管理とバリデーションのポイント

空調システムの維持管理とバリデーションのポイント

~基礎知識 / 作業環境の清浄度 / アイソレータ・RABS / 適格性評価 / 環境モニタリング / 保守点検~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、空調システムの設計、施工、運用で失敗しないためにユーザーとして心得ておくべき留意点について事例を踏まえて解説いたします。

配信期間

  • 2025年11月21日(金) 10時30分2025年12月1日(月) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年11月28日(金) 16時30分

プログラム

 多くの製造業者は空調システムに関する専門知識/ノウハウがないため、その設計とバリデーションは業者に丸投げしているのではないだろうか。しかし、空調システムは医薬品の汚染・交叉汚染防止、吸湿防止、作業者の薬塵からの保護などに係る重要な手段である上に、通常24時間連続稼働させるために信頼性の高さが要求される。一旦構築した空調システムの改造には膨大な時間とコストを要する。
 本セミナーでは、空調システムの設計、施工、運用で失敗しないためにユーザーとして知っておくべき基礎知識と留意点について事例を踏まえて解説する。

  1. 最新GMPが求めていること
    1. ルールベースからリスクベースのGMPへ
    2. PQS (医薬品品質システム) とは
  2. 法規・ガイドラインが空調システムに求めていること
    1. 要は汚染・交叉汚染防止
    2. 外気取入口にも留意
  3. 空調システムの基礎知識
    1. 「空調機」の構成と「空調システム」の構成
    2. 代表的な3種の空調システム
      • オールフレッシュ
      • リターン
      • 末端循環方式
    3. 各医薬品剤形に適した空調システム
    4. 差圧設定の留意点
    5. 風速の留意点
  4. 要請される作業環境の清浄度
    1. 無菌製剤の清浄度区分
    2. 非無菌製剤の清浄度区分例
    3. 汚染・交叉汚染に配慮した更衣室の構造
    4. 浮遊微粒子数の規格と測定時の留意点
  5. アイソレータおよびRABSとは
    1. アイソレータの留意点
    2. RABSとアイソレータは何が違う?
    3. 除染の留意点
  6. 空調システムの適格性評価
    1. URS (ユーザー要求仕様書) がDQ (設計時適格性評価) の判定基準
    2. 空調システムのIQ、OQ、PQ実施項目例
    3. 校正とは
    4. スモークスタディの実施
    5. 作業者の吸引粉塵量の確認
  7. 塵埃の発生源を知る
    1. ヒトがいれば発塵する
    2. 更衣室は塵埃が溜まりやすい
    3. エアシャワーは期待するほど効果はない
    4. 建屋の内装に由来する発塵にも注意
  8. 環境モニタリングの留意点
    1. 浮遊菌、付着菌、落下菌測定の留意点
    2. 環境モニタリングの限界を知る
    3. 微生物迅速測定法の原理と特徴
  9. ユーザーサイドの保守点検
    1. 空調機の主な故障と原因
    2. 設備の状態を最もよく把握できるのは作業者
    3. トラブルの多くは始業/終業点検で防げる
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月21日〜12月1日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/12 GMP適合性調査で指摘を受けやすい試験室管理の要点と文書・記録管理に起因した指摘削減のポイント オンライン
2025/12/12 患者中心主義 (Patient Centricity) による医薬品マーケティングの実践 オンライン
2025/12/15 Z世代へのGMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/12/15 中小規模組織 (企業) における責任役員 (上級経営陣) へのGMP、GQP教育方法と法令順守体制の整備 オンライン
2025/12/15 ICH Q9 (R1) : 品質リスクマネジメント改正の要点と暗黙知・知識管理の品質保証への落とし込み オンライン
2025/12/15 治験総括報告書及びCTD2.5の効率的な作成法と照会事項の分析 オンライン
2025/12/16 医薬品製造所における逸脱対応とCAPA効率化/終結判断 オンライン
2025/12/16 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算および基準値設定法入門 オンライン
2025/12/16 バイオ医薬品・ウイルスベクター・遺伝子治療薬における超遠心分析の基礎と品質評価における具体的な分析検討方法 オンライン
2025/12/16 医薬品事業化のために必要な開発・上市戦略 オンライン
2025/12/16 患者数・市場規模ベースで検討する医薬品の売上予測と事業性評価 オンライン
2025/12/17 GMP省令/行政査察対応を踏まえた変更/逸脱管理と処理手順書作成 オンライン
2025/12/17 スケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2025/12/17 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 実務の基礎 オンライン
2025/12/18 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点・範囲と報告書作成の留意点 オンライン
2025/12/19 原料等供給者管理の留意点 オンライン
2025/12/19 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/12/19 環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順とアラート・アクションレベル設定の妥当性および汚染管理戦略に従ったSOP記載事項/作成上の留意点 オンライン
2025/12/19 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2025/12/19 PV業務においてグローバルSOPとローカルSOP、マニュアルをどう棲み分け、整合性を図るか オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/3/25 空調機 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/3/25 空調機 技術開発実態分析調査報告書
2009/2/23 社内監査の手引き