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高分子物質の分子量の各種測定方法と分子情報解析

高分子物質の分子量の各種測定方法と分子情報解析

~浸透圧法・光散乱法・SECなどの各種測定方法とデータ解析 / 分子鎖の広がり・分子相互作用等に関する測定量と得られる分子情報~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、成形加工や品質管理など、高分子を扱ううえで重要となる分子量・分子量分布の測定・評価について取り上げ、各測定・評価法の原理・方法・データ解析、分子鎖の剛直性・分岐度の評価、会合体の検出とサイズ・形態評価、測定量の解析から得られる情報などについて解説いたします。

配信期間

  • 2025年6月5日(木) 13時00分2025年6月12日(木) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年6月10日(火) 16時00分

修得知識

  • 高分子物質に対する各種測定法
  • 測定データの解析法
  • 分子量・分子形態に関する基礎的な概念

プログラム

 高分子物質は低分子物質とは異なり、同じ物質でありながら分子量の違いにより異なった性質を示す。したがって、分子量および分子量分布の評価は高分子物質を取り扱ううえで重要な課題となる。
 本講義ではまず分子量および分子量分布の代表的な測定・評価法について解説する。つづいて、分子量測定に伴って得られる溶液中の高分子鎖の広がり、分子間相互作用に関する測定量について説明し、それらの量を解析することによって分子に関するどのような情報が得られるかについて解説する。

  1. 高分子の分子量と分子量分布
    1. 高分子の分子量
      1. 数平均分子量
      2. 重量平均分子量
      3. 分子量分布の指標
    2. 代表的な分子量分布
      1. ガウス分布
      2. ポアッソン分布
      3. シュルツ分布
  2. 高分子の分子量と分子量分布の測定・評価法
    1. 質量分析法
      1. 測定原理・概要
      2. 測定方法
    2. 浸透圧法
      1. 測定原理・概要
      2. 測定方法
    3. 光散乱法
      1. 測定原理・概要
      2. 測定方法・データ解析
    4. 固有粘度
      1. 測定原理・概要
      2. 測定方法・データ解析
    5. サイズ排除クロマトグラフィー (SEC)
      1. 測定原理・概要
      2. 測定方法・データ解析
      3. 種々の検出器を用いたSEC
  3. 溶液測定から得られる分子情報
    1. 分子鎖の剛直性の評価
      1. 鎖の剛直性とは
      2. 持続長の評価法
    2. 分枝高分子の分岐度評価
      1. 必要とされるデータ
      2. 分岐度の評価
    3. 会合体の検出・評価
      1. 動的光散乱法
      2. 静的光散乱と動的光散乱の併用
      3. 会合体の検出・評価法
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年6月5日〜12日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

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