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アンメットメディカルニーズ・インサイト情報の発掘法と活かし方

ペイシェントジャーニー、RWDを用いた

アンメットメディカルニーズ・インサイト情報の発掘法と活かし方

~医師や患者自身も気づかない、隠れたニーズをいかに見つけるか~
オンライン 開催

視聴期間は2025年5月30日〜6月9日を予定しております。
お申し込みは2025年5月30日まで承ります。

概要

本セミナーでは、医師・患者の深層意識に眠る、本人達も意識しえない治療へのニーズをいかに捉え、マーケティングや開発戦略へ活用する方法について詳解いたします。

開催日

  • 2025年5月30日(金) 10時00分 2025年6月9日(月) 17時00分

プログラム

第1部 アンメットニーズ・インサイト情報発掘のためのペイシェントジャーニー・医師/患者調査の手法

(2025年5月30日 10:00〜12:00)

 アンメットニーズはカスタマーのマインドの中に時に顕在的に、時に潜在的に存在する。疾患治療市場の成熟度や充足度によりアンメットニーズは様々であるし、ひとつの疾患市場においても医師と患者とではアンメットニーズへの認識が異なることは少なくない。立場の異なるステークホルダーのアンメットニーズを理解し、戦略に活用する上で、市場調査に基づくペイシェントジャーニーは有用なツールとなりうる。ペイシェントジャーニーが医薬品・医療関連業界においてもかつてないブームとなっている一方、折角ペイシェントジャーニーを描いても、それが活用されていないケースも多いと聞く。
 本セッションでは、アンメットニーズの掘り起こしとペイシェントジャーニー作成のノウハウ、さらにそこからインサイツを導き出し、マーケティング等の戦略に活かしていくポイントについて考えたい。

  1. インサイトとアンメットニーズ
    1. インサイトとは?
    2. 医薬品においてもマーケティングが重要な理由
    3. 顕在アンメットニーズと、潜在アンメットニーズ
  2. Patient Centricity, Patient Experience, Patient Journey
    1. なぜペイシェントセントリシティか?
    2. ペイシェントジャーニーの意義
  3. アンメットニーズを掘り起こすには
    1. アンメットニーズ掘り起こしにはカスタマーへの理解を深めること
    2. アンメットニーズは異視点からの掘起しが必要
  4. ペイシェントジャーニーを明らかにしてアンメットニーズを探るマーケットリサーチの手法
    1. マーケットリサーチの種類、定性調査と定量調査
    2. ペイシェントジャーニーから見えてくるもの
    3. セグメンテーション〜ペルソナ
    4. ペイシェントジャーニーを理解するための調査設計のポイント
    5. インタビュー聞き取りと分析のポイント
  5. ペイシェントジャーニーからマーケティング戦略への活用
    1. ペインポイント、ゲインポイント、タッチポイントの理解
    2. 医療提供者と患者、異視点のギャップから機会を見出す
    • 質疑応答

第2部 RWD、定性・定量的調査データを用いたアンメットニーズ調査

(2025年5月30日 12:45〜14:45)

 アンメットメディカルニーズは、治療法が見つかっていない疾患や未だに満たされていない医療に対する医療ニーズであり、事業性評価、医薬品開発、マーケティングの戦略においても重要な情報となっている。
 本講演では、RWDによる薬剤疫学の手法を用いた治療実態や治療アウトカム、医師および患者の定性的および定量的調査を用いた研究方法を紹介し、アンメットメディカルニーズの調査方法を事例研究を示しながら概説する。

  1. アンメットメディカルニーズとは
  2. RWDによるアンメットメディカルニーズの調査
    1. RWDと薬剤疫学研究
    2. 事例紹介
      • 治療実態
      • 治療遵守・継続率
  3. 定性・定量的調査によるアンメットメディカルニーズの調査
    1. 定性的調査 (インタビューなど)
    2. 定量的調査 (パネル調査など)
    3. 選好性調査
      • Discrete Choice Experience
      • Conjoint Analysis
      • Best worst scalingなど
  4. アンメットメディカルニーズ調査目的と研究手法の決め方や解釈
    • 質疑応答

第3部 アンメットメディカルニーズ・インサイト情報の発掘法と活かし方

〜自社医薬品の強みを最大限に引き出すための医薬品マーケティング戦略の構築と実行〜

(2025年5月30日 15:00〜17:00)

 医薬品製品戦略を立案する上で最も重要なことは、当該医薬品の弱みを感じることなく 強みを十分に拡充できるセグメントを見出し、そのセグメントの顧客をターゲットとして当該医薬品を浸透させていくことです。このように弱みを気にすることなく強みを拡充できるようなアンメットニーズを見つけ出すには、当該製品のプロファイルに合致した最適なセグメンテーションを行う必要があります。
 これらの作業を行うためには、玉石混交のアンメットニーズ・インサイト情報の中から、自社製品のビジネスチャンスとなる情報を適切に抽出する必要があります。その作業をどのように行うのかについて具体的に解説いたします。そして、その戦略を実行する前の実効性の確認の仕方、導入後の競合品に対する市場の認識がどのように変化したかを分析する手法に関して、ご紹介いたします。

  1. 得られたアンメットニーズ・インサイト情報の中で、どれが自社製品の最もビジネスチャンスと なり得るかをあぶりだす手法の紹介
    • SWマトリックス分析
  2. 最もビジネスチャンスとなり得るアンメットニーズ・インサイト情報を満たす自社固有の強みを追求し、弱みを手当する手法の紹介
    • メッセージの創出法
    • 戦術の創出法の紹介
  3. 策定したメッセージや戦術の実効性の事前確認の仕方の紹介
    • ニューロ分析など
  4. メッセージや戦術の市場導入→トラッキング調査→戦術の見直しの流れと具体例の紹介
  5. 導入後の競合品に対する市場の認識がどのように変化したかを分析する手法の紹介
    • ブランド・カテゴライゼーションの紹介
    • 質疑応答

講師

  • 佐々木 岳
    株式会社 シード・プランニング
    専務執行役員
  • 大西 佳恵
    クリエイティブ・スーティカル 株式会社
    日本代表
  • 谷口 公嗣
    株式会社CMCエクスメディカ 学術企画本部
    エグゼクティブフェロー

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 200,000円(税別) / 220,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 230,000円(税別) / 253,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年5月30日〜6月9日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

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