技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

衝撃現象・破壊の基礎と高速材料試験・構造要素強度評価方法

衝撃現象・破壊の基礎と高速材料試験・構造要素強度評価方法

~耐衝撃性向上に役立つ「衝撃工学」の入門から応用まで~
オンライン 開催

このセミナーは2024年8月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2025年2月27日まで受け付けいたします。
(収録日:2024年8月27日 ※映像時間:約2時間43分)

開催日

  • 2025年2月27日(木) 13時00分 16時30分

プログラム

 衝撃工学という分野の敷居が高く見えるのは、大学の時間割でもこのような科目名がポピュラーではないことをはじめとして、応力が波動として伝ぱすることによる準静的負荷では見られない破壊モードが観察されること、材料の応力-ひずみ曲線の形状が変わってしまうことによる。波動伝播についてはいくつかの実例を紹介する。応力-ひずみ曲線の速度による形状変化については過去に取得した実験結果をできるだけ多く紹介し、その力学特性の速度効果の大きさを感覚的につかんでもらいたい。さらに、予疲労後の材料の動的残留力学特性、現象測定時間の延長法 (反射波の除去) 、溶接継手の衝撃強度等の応用的なことも紹介する。
 耐衝撃性の改善は製品差別化の手法の一つです。材料や構造の衝撃特性の測定は容易できありませんが挑戦する価値はあります。

  1. 衝撃工学とは何か
    1. 衝撃特有の破壊モード
      1. 波動であるという前提
      2. 重ね合わせの原理が決め手
      3. シャルピー衝撃試験ばかりに頼っていていいのか?
    2. 応力-ひずみ曲線の形状変化 (ひずみ速度効果)
      1. ひずみ速度の定義
      2. 鉄鋼の場合
      3. アルミニウム合金
      4. プラスチック
      5. 複合材料
  2. 衝撃破壊
    1. 応力波の種類
    2. 特有の破壊モード
  3. 計算力学との距離感
    1. 実験事実に基づく基礎的な構成方程式
    2. 材料定数を決めるだけの構成方程式
    3. 時間も要素も細かく、最適な座標系と時間積分法の選択
  4. 高速材料試験方法
    1. どうして一般的な材料試験機の高速化で対応できないのか?
    2. オリジナルのスプリット・ホプキンソン棒法
    3. 引張り型のスプリット・ホプキンソン棒法
    4. ワンバー法
    5. 実験方法の違いによる実験データ互換性の問題
  5. 高速引張り試験機によって得られた知見
    1. 各種工業材料の応力-ひずみ曲線の変化
    2. 予損傷材料の動的残留強度
    3. スポット溶接継手の動的強度
  6. 破断に至るまでに時間のかかる場合の測定技術 (反射波の除去)
  7. 今後、衝撃工学を学ぶには
    • 質疑応答

講師

  • 板橋 正章
    公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/27 衝撃工学の基礎と衝撃問題の数値解析手法 オンライン
2025/1/15 応力集中部、溶接継手、ボルト締結部における破損・ゆるみメカニズムとCAE寿命設計法、強度増大法および強度設計基準 オンライン
2025/1/15 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/21 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/28 セラミックスの破壊メカニズムと破壊強さ試験・信頼性評価の基礎 オンライン
2025/1/29 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/5 セラミックスの破壊メカニズムと破壊強さ試験・信頼性評価の基礎 オンライン
2025/2/13 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/21 プラスチック製品の強度安全率を高めるための設計・成形技術、材料選定 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/31 残留応力の基礎と測定法および残留応力の利用技術 オンライン
2025/3/31 セラミックスの破壊規準と強度信頼性評価の基礎 オンライン
2025/4/7 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場