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パワーエレクトロニクスに使われる磁性材料の基礎

軟磁性材料初学者のための

パワーエレクトロニクスに使われる磁性材料の基礎

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、磁性材料について基礎から解説し、ナノ結晶、圧粉磁芯の開発、応用状況、モーター側からの材料への要求まで詳解いたします。

開催日

  • 2025年1月21日(火) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 材料面から見たパワーエレクトロニクスデバイスの性能向上の指針
  • 電気系の方が材料系の方との意思の疎通が取りやすくなる (共通言語が生まれる)
  • 製品の仕様の背景、適材適所が理解できる

プログラム

 パワーエレクトロニクスとは電力用半導体素子を電力変換と制御に関する技術であり、電圧変換、交直変換などの応用システム全般の技術も含まれる。デバイスとしては、トランスとインダクターがその中心であり、いずれも、軟磁性材料といわれる鉄心やコアが用いられている。近年、SiCなどのパワー半導体ではSiの数倍の電流密度、200°C以上での動作が可能になる。そのため、コイルによる磁場が高くなり、コアで許容される磁束や温度が制約条件に変化が現れてきている。これにより軟磁性材料に求められる性能も多様化して来ている。
 本講習では、各デバイスの機能発現に有効な軟磁性材料の特徴について紹介し、今後の各デバイスに用いられる軟磁性材料の傾向を考察する。デバイスから見た軟磁性材料に求める仕様に触れ、各種軟磁性材料の基本的な性質を紹介する。

  1. パワーエレクトロニクスの概要
    1. トランスとインダクター
  2. 用途ごとのB-H曲線の形状
    1. 低周波トランス
    2. 高周波トランス
    3. インダクター
    4. B-Hループの形状制御
  3. パワーエレクトロニクスで使われる軟磁性材料
    1. 軟磁性材料の概要
    2. 材料に関する基礎知識
    3. 軟磁性材料と鉄
  4. 各種軟磁性材料
    1. パーマロイ、センダスト
    2. ケイ素鋼板 (電磁鋼板)
    3. フェライト
    4. 液体急冷合金
  5. まとめ

講師

  • 太田 元基
    株式会社プロテリアル 機能部材研究所
    主任研究員

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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