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微生物の取り扱い・管理の基礎及び微生物同定試験のポイント

検査の精度向上とデータの信頼性の確保のための

微生物の取り扱い・管理の基礎及び微生物同定試験のポイント

~微生物検査の心構えから、滅菌・消毒、無菌操作法や検体の取り扱い、サンプリング技術、製品や環境微生物の検査法、微生物の同定法~
オンライン 開催

視聴期間は2024年10月29日〜11月7日を予定しております。
お申し込みは2024年11月5日まで承ります。

概要

本セミナーでは、製品や環境微生物の検査法/管理技術/微生物の同定法/検査室管理について基礎から解説いたします。

開催日

  • 2024年11月5日(火) 12時30分 2024年11月7日(木) 16時30分

修得知識

  • 問題となる微生物の特性と管理技術
  • 環境微生物モニタリング法
  • 微生物の同定法と保存管理
  • 精度管理

プログラム

 微生物検査や微生物管理 (微生物汚染防止) に携わる方としては必要とされる知識や技能を身につけ活用することが重要である。
 微生物検査への心構えから、微生物の特性や洗浄・消毒・滅菌法、環境微生物モニタリング、微生物の同定法と保存、精度管理など幅広い知識や技能 (力量) が求められている。
 これらは、検査員としての検査の精度向上とデータの信頼性の確保につながるものであり、的確な微生物管理を進めるための基本となる。
 本セミナーでは、微生物検査でのISO17025の試験所認定取得や検査室監査、検査員の教育訓練、微生物管理指導など、多くの品管・検査員研修に取り組んだ経験をもとに、注意点やポイントを具体的にわかりやすく説明する。

  1. はじめに
  2. 微生物検査の目的 なぜ微生物検査が必要か
    1. 微生物検査ではデータの信頼性の確保が重要である
    2. 微生物検査にあたっての心構え
    3. 微生物検査 (試験) 室での要求事項
    4. 微生物試験に用いる培地及び微生物株の管理
  3. 微生物管理の目的 バイオバーデンの的確に把握し適切な対策を
  4. 微生物検査にあたっての心構え 検査員に求められる力量とは
    1. 微生物検査員に求められる力量とは
    2. 非無菌医薬品の微生物学的試験
    3. 微生物限度試験法実施にあたって
  5. 微生物の基礎知識 微生物の特性
    1. 微生物管理の目的とは
    2. 化粧品工場で検出された微生物の例
    3. 医薬品等における微生物管理・制御
    4. 問題となる微生物 – カビ
    5. 問題となる微生物 – 芽胞菌
    6. 低温細菌
    7. 特定微生物の主な性状
    8. 食品製造における微生物管理
  6. 微生物管理技術
    1. 洗浄とは 微生物汚染防止では洗浄が特に重要
    2. 消毒とは 微生物汚染防止の基本的手技である
      • 消毒剤に抵抗性を示す微生物
    3. 滅菌とは 消毒とともに検査に不可欠な操作である
    4. バイオフィルムとは 洗浄殺菌ではバイオフィルムを考慮すべきである
      • バイオフィルムを形成する主な細菌
      • バイオフィルム防止・除去のための洗浄殺菌
  7. 環境微生物モニタリング
    1. 環境モニタリングの目的
    2. 環境モニタリングプログラム
    3. 環境微生物検査
    4. 無菌操作法とは
    5. 自然界の微生物フローラ
    6. 検査・試験方法と検体のサンプリング
    7. 無菌医薬品製造区域の環境モニタリング法
    8. 環境モニタリングプログラム
    9. 環境微生物モニタリングプログラムの設定
    10. モニタリングすべきポイント例
    11. 測定値 (データ) の評価
    12. 微生物学的モニタリングについて
    13. 環境微生物検査
    14. 微生物モニタリングにおける留意点
  8. 微生物同定法
    1. 微生物同定の意義
      • 微生物の分類
    2. 微生物同定法
      • 簡易同定キットによる同定
      • 遺伝子解析による同定
      • 遺伝子分析の流れ
      • 質量分析法 (MALDI-TOF MS) を用いた同定
    3. 微生物同定の実際
      • 対象菌の同定検査に必要な情報
      • 細菌の同定手順
      • 細菌同定記録表の例
      • カビの同定手順
      • 遺伝子解析による同定
  9. 微生物保存管理 菌株保存は微生物学の根底をなす
  10. 精度管理 試験検査の品質確保のための前提要件
  11. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 猪野 毅
    いの微生物研究所 代表
    代表

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年10月29日〜11月7日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

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