技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウム硫黄電池への展開、全固体×バイポーラー

リチウム硫黄電池への展開、全固体×バイポーラー

オンライン 開催

開催日

  • 2024年9月27日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 “究極のリチウムイオン電池”、と言うには未だ早いが、遷移元素資源 (ニッケルとコバルト) に頼らずに、国内資源 (石油脱硫系) で100%のサプライ・チェーンが組める。リチウムのリサイクルはNi、Coがない系ではきわめてスムースである。これらは既に10年も前から言われていたことであった。
 出来そうで出来ない、リチウム (メタル) 負極と、元素硫黄S8正極で構成されるリチウムイオン電池は、電解液系ではS8 (Li2S) の電解液への溶出などで、研究の域を出なかった。またS8の出力電圧は2V足らずであり、EVの動力には力不足である。
 2024年現在は、全固体リチウムイオン電池で発展した固体電解質の技術。更にはニッケル水素電池で実績のある、双極子 (バイポーラー) のセル構造が、低い電圧など上記の問題解決に応用可能である。望ましくはEVの1,000km走行が可能な、400〜600Wh/kgレベルを目標にして。
 本ウェビナーでは、いささか唐突な組み合わせではあるが、「リチウム硫黄電池への展開、全固体×バイポーラー」というタイトルで、このテーマに関する情報をまとめ、いくつかの試算を紹介したい。

  1. リチウムイオン電池の構成
    • 単極子 VS. 双極子 (バイポーラー)
    • 放電電圧の確保
  2. 固体電解質の電気化学
    • 硫化物系と酸化物系
    • 温度とイオン伝導性
  3. 負極材の選択と特性
    • リチウムメタル
    • LiC6
    • SiOシリコン系ほか
  4. 正極材の選択と特性
    • ハイニッケル&コバルト系
    • 元素資源の問題解決
  5. 正極材としての硫黄と関連物質
    • 元素硫黄C8、 -S-S-分子、導電性の付与
  6. 負極材としてのリチウムメタルと関連物質
    • リチウムメタル
    • リチウム合金系
    • SiOシリコン系とLiC6炭素
  7. リチウム硫黄セルの放電特性と比容量
    • 充放電反応、 (Ah/Kg) VS. 放電電圧、400〜600Wh/kgレベル
  8. リチウム硫黄セルの研究事例 (1) 研究レベル
    • 国内外企業
  9. リチウム硫黄セルの研究事例 (2) EV等大型
    • 国内外自動車企業ほか
  10. リチウム硫黄セルの特許と事例
    • 出光興産
    • GSユアサほか

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 48,000円 (税別) / 52,800円 (税込)
複数名
: 24,000円 (税別) / 26,400円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、4名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、3名様受講料 + 3名様を超える人数 × 20,900円(税込)でご受講いただけます。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 48,000円(税別) / 52,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 65,000円(税別) / 71,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 84,000円(税別) / 92,400円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 103,000円(税別) / 113,300円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 48,000円(税別) / 52,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 96,000円(税別) / 105,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 144,000円(税別) / 158,400円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 192,000円(税別) / 211,200円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 240,000円(税別) / 264,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2020/3/19 低炭素社会とバッテリーアグリゲーション
2019/12/13 2020年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2019/11/29 リチウムイオン電池の分析、解析と評価技術 事例集
2019/11/15 2020年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2019/9/20 2019年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2019/5/24 2019年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望
2019/4/1 車載用LIBの急速充電性能・耐久性と市場
2019/3/22 2019年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2019/3/22 2020年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2019/2/22 2019年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/10/31 リチウムイオン電池における高容量化・高電圧化技術と安全対策
2018/8/1 全固体リチウムイオン電池の展望
2018/7/31 全固体電池の基礎理論と開発最前線
2018/2/26 再生可能エネルギーと大型蓄電システムの技術と市場
2018/2/23 2018年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2017/11/30 次世代電池用電極材料の高エネルギー密度、高出力化
2017/8/25 2017年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望