技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

次世代抗体における特許戦略の構築と新たな視点

次世代抗体における特許戦略の構築と新たな視点

~どのような特許を取得し、どのように活用するか? 広くて強い特許を取得し、研究成果を事業活動に最大限に活かすためには?~
オンライン 開催

視聴期間は2024年8月19日〜23日を予定しております。
お申し込みは2024年8月21日まで承ります。

概要

本セミナーでは、新規医薬品モダリティの研究開発と実用化を推進のために必要不可欠な特許戦略の構築について解説いたします。
また、今後の課題と対応策についても解説いたします。

開催日

  • 2024年8月21日(水) 12時30分 2024年8月23日(金) 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する研究開発担当者、事業開発担当者、知的財産担当者

修得知識

  • 次世代抗体の特許動向と今後の方向性
  • 研究開発や特許実務に活かすことができる知識
  • 次世代抗体に関する研究開発と特許実務の課題
  • 課題に対応するための手法と実践
  • 次世代抗体に関する特許の活用方法
  • 特許活用を視野に入れた研究開発や特許実務
  • 次世代抗体に関する登録特許の最新事例
  • 事例に基づく研究開発戦略や特許戦略の策定

プログラム

 近年、抗体医薬への期待が高まっていますが、最近では、次世代抗体として、抗体薬物複合体 (ADC) 、二重特異性抗体、低分子抗体 (ミニ抗体) などの研究開発が注目され、新たなステージに入っています。このような次世代抗体について研究開発を推進するためには、特許戦略の構築が必要不可欠です。すなわち、研究開発のそれぞれの段階に対応して、どのような特許を取得し、どのように活用するかが重要な課題です。とくに、広くて強い特許を取得することが有効であり、その結果、研究成果を事業活動に最大限に活かすことができます。
 本講演では、このような視点から、次世代抗体に関する技術動向と特許戦略について説明し、今後の課題と対応策について解説します。

  1. 次世代抗体に関する特許出願の動向
    1. 特許出願の最近の傾向 (抗体医薬)
    2. 抗体薬物複合体 (ADC) に関する特許出願
    3. 二重特異性抗体 (マルチスペシフィック抗体) に関する特許出願
    4. 低分子抗体 (ミニ抗体) に関する特許出願
      • scFv
      • VHH抗体など
    5. がん免疫療法に関する特許出願 (CAR-T細胞など)
    6. 抗体医薬の医薬用途に関する特許出願
      • 抗がん剤
      • 自己免疫疾患
      • 喘息
      • アトピー性皮膚炎
      • 骨粗鬆症
      • 感染症
      • 眼疾患
      • 神経系疾患など
    7. 次世代抗体の量産化、精製技術、産生細胞に関する特許出願
  2. 次世代抗体に関する要素技術の特許分析
    1. 抗体薬物複合体 (ADC) の要素技術の特許分析
      • コンジュゲーション技術
      • リンカー構造
      • DAR (薬物抗体価) の最適化など
    2. 二重特異性抗体 (マルチスペシフィック抗体) に関する要素技術の特許分析
      • 二重特異性の組合せ
      • 医薬用途の選択
      • 電荷的相互作用
      • 量産化・精製技術など
    3. 低分子抗体に関する要素技術の特許分析
      • Fab
      • scFv
      • diabody
      • single chain diabody
      • tandem-scFv
      • VHH抗体など
    4. がん免疫療法に関する特許分析
      • 免疫調節
      • 養子免疫療法
      • 腫瘍溶解性ウイルス療法
      • がんワクチン療法など
    5. 抗体医薬の医薬用途に関する特許分析
      • 抗がん剤
      • 自己免疫疾患
      • 喘息
      • アトピー性皮膚炎
      • 骨粗鬆症
      • 感染症
      • 眼疾患
      • 神経系疾患など
    6. 抗体分子の構造改変の要素技術の特許分析
      • アミノ酸改変 (Fc領域)
      • 糖鎖構造改変
      • 立体構造の最適化など
    7. 抗体の量産化、精製技術、産生細胞に関する要素技術の特許分析
  3. 次世代抗体に関する研究開発と特許出願の課題
    1. 特許出願のタイミングと注意点
    2. 研究開発に必要な特許調査の注意点
    3. 研究開発戦略と特許戦略の一体化
      • 研究部門と知財部門の協力体制
      • 研究者と知財担当者の連携の在り方など
    4. 今後の研究開発戦略の方向性
  4. 次世代抗体に関する特許実務の課題
    1. 広くて強い特許とは、どのような特許か (次世代抗体を中心に)
    2. どの程度の進歩性が要求されるのか
      • 従来技術との比較データなど
    3. どの程度の開示が要求されるのか
      • 実験データ
      • 薬理データ
    4. 特許審査への対応
      • 拒絶理由への対応方法、面接審査の活用方法、拒絶査定を回避するコツなど
  5. 次世代抗体に関する特許の活用方法
    1. 次世代抗体に関連する特許ライセンスの現状と課題
    2. 次世代抗体のライセンス活動の実務上の留意点
    3. 他社の特許を侵害しない方法
    4. 事業戦略と特許戦略の一体化
      • 薬機法と特許法の連携、パテントリンケージなど
    5. 次世代抗体に関する特許のLCM戦略
  6. 次世代抗体に関する登録特許の最新事例
    1. 登録特許の徹底分析
      • クレーム構成
      • 審査経緯など
    2. 事例に基づく特許分析
      • 抗体薬物複合体
        • Enhertu
        • Kadcyla
        • Adcetris
        • Trodelvy 等
      • 二重特異性抗体
        • Hemlibra
        • Vabysmo
        • Blincyto 等
      • がん免疫療法剤
        • Kymriah
        • Yescarta
        • 免疫チェックポイント阻害剤
    3. 進歩性や開示要件は、どの程度、要求されるのか
    4. 諸外国の登録特許の事例との比較
      • 米国
      • 欧州
      • 中国など
    5. 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年8月19日〜23日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2025/5/29 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/10/28 メディカルバイオニクス (人工臓器) 〔2024年版〕(CD-ROM版)
2024/10/28 メディカルバイオニクス (人工臓器) 〔2024年版〕
2024/4/30 人工光合成技術 (CD-ROM版)
2024/4/30 人工光合成技術
2024/4/22 トプコングループ
2024/4/22 トプコングループ (CD-ROM版)
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/3/29 後発で勝つための研究・知財戦略と経営層への説明・説得の仕方
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物