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ガラスの破壊と強度

ガラスの破壊と強度

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ガラスの基礎から解説し、熱強化や化学強化、製造方法から試験法、測定法をわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2024年8月6日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ガラスを利用する製品の技術者・品質担当者
    • 建築材料
    • 自動車
    • FPD
    • 太陽電池など
  • ガラスに関連する技術者・品質担当者
  • ガラスで課題を抱えている方

修得知識

  • ガラスおよび脆性破壊の基礎知識
  • ガラス製品とその破壊の特徴
  • 一般的なガラス強度測定法
  • SafetyレベルおよびSecurityレベルの強度試験法
  • 新たな強度試験法
  • 室温での応力緩和現象

プログラム

 ガラスは、透明で、燃えにくく、経年劣化もほとんどない上に任意の形状に切断できるという特徴をもったすばらしい素材です。その組成や構造を変えることにより、希望の特性を得ることも可能です。一方、ガラスは代表的な脆性破壊を示す材料でもあり、安全性を検討する上で強度や破壊現象の把握は極めて重要です。ガラスの破壊は、ガラス組成、強化度の違い、クラック伝播と分岐、破壊モードや負荷の違い等により大きく異なります。このため、多くのガラス強度測定法が提案されていますが、破壊やクラック伝播の状況を的確に把握するのは簡単ではありません。また、板ガラス商品として多くの商品が市場に出ていますが、それぞれの破壊現象も大きく異なります。ガラス商品の特徴を踏まえた強度評価がそれぞれ必要ですが、意外となされていないのが実情です。この原因として、ガラスの破壊や強度に関する情報は明確に整理されているとは言えず、有効な利用がなされていない点が挙げられます。
 ガラスの破壊や強度に対してどのように考えるべきか、どのような強度測定を行うべきかという観点でお話します。また、ガラスに関わる多くの皆さんが悩んでいるガラス切断についても簡単にお話します。これらの情報を得ることにより、ガラスに携わっている研究者や技術者に加え、品質管理や他の関連部門の方々にも大いに役立つことを願っています。

  1. ガラスと破壊の基礎
    1. ガラスの特徴と利用分野
    2. 板ガラスの主な特性
    3. 脆性破壊と延性破壊
    4. ガラスの破壊と表面欠陥
    5. 応力と歪
  2. 破壊と強度に寄与する因子
    1. ガラス組成
    2. 破壊モード
    3. 水分
    4. 圧縮応力と引張応力
    5. 主応力と垂直応力則
    6. 応力拡大係数
  3. 板ガラス商品とその破壊現象
    1. 板ガラスとその破壊現象
    2. フロートガラスの製造とその破壊現象
    3. 網入りガラスの製造とその破壊現象
    4. 合わせガラスの製造とその破壊現象
    5. 熱強化ガラスの製造とその破壊現象
    6. 化学強化ガラスの製造とその破壊現象
  4. ガラス強度測定方法
    1. ガラス強度測定の基礎
    2. Strength レベル
      • 4点曲げ法
      • 3点曲げ法
      • 同心円負荷曲げ法
    3. Safety レベル
      • ショットバッグ試験
      • タイヤ試験
      • ボール試験
    4. Security レベル
      • 防犯試験
      • 防弾試験
      • 台風災害試験
      • 衝撃波試験
    5. 熱的破壊強度
      • 熱割れ試験
      • 水中投下法
  5. ガラス強化と強化メカニズム
    1. ガラス強化の考え方
    2. 熱強化ガラス
    3. 化学強化ガラス
  6. ガラス切断
    1. ガラス切断の考え方
    2. ガラスカッターによる切断
    3. 切断液 (雰囲気) の影響
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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