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リチウムイオン電池材料、次世代電池の開発ポイント

リチウムイオン電池材料、次世代電池の開発ポイント

~高エネルギー密度化、全固体電解質電池、寿命・SOH推定、超長寿命化~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高エネルギー密度化の観点から実用化を見据えた先端、次世代電池材料、全固体電解質電池開発におけるポイントについて説明いたします。
また、今後の開発やリユースに必須となるリチウムイオン電池の寿命の観点から劣化メカニズム、寿命・SOH推定、経年安全性につき解説いたします。
さらに、2030年持続可能な社会実現に向けた蓄電関連技術の新たな開発方向性である電池の超長寿命化開発について、講師の取り組みを紹介します。

開催日

  • 2024年7月8日(月) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • リチウムイオン電池 (材料、電極、電池) の技術者、開発者
  • リチウムイオン電池の応用分野の技術者、開発者
  • 蓄電システムの制御法 (安全、寿命) 、運用法の技術者、開発者
  • 電池リサイクルの技術者、開発者

修得知識

  • リチウムイオン電池及び構成材料の市場動向・コスト概観
  • 先進、次世代リチウムイオン電池材料の開発指針
  • 全固体電解質電池の評価ポイント
  • 2030年社会に向けた電池開発〜要素技術とは、新たな方向性はあるか?
  • 劣化解析、SOH推定に関する考え方
  • リチウムイオン電池材料の安全性課題解決に関する考え方

プログラム

 地球環境問題、資源問題がクローズアップされる今、エコカーの普及促進、再生可能エネルギーへの転換などの政策が、今後もリチウムイオン電池市場成長を牽引し、リチウムイオン電池市場は2030年には凡そ40兆円 (2018年の10倍) と予測される。この巨大成長市場獲得を目指し多くのメーカー様が参入・開発を進められているが、最近、どこに開発の焦点を当てるのが適策かという質問が多く寄せられます。
 リチウムイオン電池の魅力はそのエネルギー密度にあり、その開発方向性には大きく分けて2つあります。 (1) 材料起因エネルギー密度向上と関連部材開発 (第一軸) 、 (2) 急速充電・寿命、安全性向上による高エネルギー密度化 (設計マージン、安全率向上/第二軸) であり、第二軸開発はEV、電力貯蔵システム普及のキーとなります。
 本講座では、高エネルギー密度化の観点から実用化を見据えた先端、次世代電池材料、全固体電解質電池開発におけるポイントについて説明します。また、今後の開発やリユースに必須となるリチウムイオン電池の寿命の観点から劣化メカニズム、寿命・SOH推定、経年安全性につき解説します。また、2030年持続可能な社会実現に向けた蓄電関連技術の新たな開発方向性である電池の超長寿命化開発についてもKRIでの取り組みを紹介します。

  1. リチウムイオン電池概観
    1. 何故、リチウムイオン電池なのか?
    2. リチウムイオン電池の高エネルギー密度競争の弊害 (寿命、安全)
    3. 次世代リチウムイオン電池開発ロードマップ
  2. 先進・次世代リチウムイオン電池
    1. Wh/lの実現に向けた材料開発
    2. 正極材料の開発指針
      • ハイニッケル
      • Li過剰など
    3. 負極材料の開発指針
      • Si系
      • Li金属など
    4. Liプリドープ技術
    1. 全固体電解質電池
      1. 全固体電解質電池の魅力・期待
      2. 全固体電池開発における試作・評価
      3. 全固体電解質電池の実用化課題
    2. ナトリウムイオン電池
  3. リチウムイオン電池の寿命・SOH・制御
    1. リチウムイオン電池の劣化について
    2. リチウムイオン電池の2つの劣化メカニズム
    3. リチウムイオン電池の寿命推定
    4. 反応偏在の寿命影響
    5. リチウムイオン電池のSOH診断、電池パスポート
    6. リチウムイオン電池の制御による高寿命化の考え方
    7. 年社会に向けた電池開発、新たな方向性はあるか?
    8. CASE、MaaSの具現化
    9. 2030年社会が要求するリチウムイオン電池とは
    10. 超長寿命電池の開発 (5倍の壽命を実現するには)

講師

  • 木下 肇
    株式会社 KRI エネルギー変換研究部
    常務執行役員

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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