技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

次世代自動車を含めたタイヤの摩擦・摩耗と粉塵の試験・測定

次世代自動車を含めたタイヤの摩擦・摩耗と粉塵の試験・測定

オンライン 開催

本セミナーでは、タイヤの摩擦・摩耗について取り上げ、欧州新排ガス規制ユーロ7で求められるタイヤ摩耗粉塵への対応について取り上げ、その試験法や測定法、条件設定について詳解いたします。

開催日

  • 2024年2月14日(水) 10時30分 16時15分

修得知識

  • タイヤの摩耗メカニズム
  • ゴム摩耗試験法
  • 汎用CAEソフト (Abaqus・LS-DYNA) を用いたタイヤの特性の解析方法
  • 路面との摩擦特性の入力方法や摩耗特性の解析方法
  • 自動車の走行に伴い排出される大気汚染物質についての基礎的な知識
  • 非排気粒子の特性、計測法、国際的な議論動向、課題

プログラム

第1部 タイヤの摩耗メカニズムとゴム摩耗試験法

(2024年2月14日 10:30〜12:00)

 欧州の環境規制であるEURO7では耐摩耗性のランクを表示することが2025年7月より義務付けられる。タイヤ及びゴムの摩耗試験法はISOに制定されているが、どれを適用するかはまだ定かでない。そこで近年の摩耗のメカニズムの変化について述べ、過酷度の低い摩耗の試験の条件設定について解説する。

  1. タイヤの基礎知識
  2. タイヤ摩耗粉の問題
  3. ゴムの摩耗メカニズム
  4. ゴム摩耗試験法
  5. ゴムの摩擦
    • 質疑応答

第2部 汎用CAEソフトを用いたタイヤのシミュレーション

(2024年2月14日 13:00〜14:30)

 コーナリングフォースや転がり抵抗といったタイヤの特性について汎用CAEソフト (Abaqus・LS-DYNA) を用いて解析するための知識が習得できます。タイヤにとって重要となる路面との摩擦特性の入力方法や摩耗特性の解析方法についても概説します。

  1. タイヤの基礎知識
    1. タイヤの4大機能
    2. タイヤの種類
    3. タイヤに求められる性能とそのトレンド
  2. タイヤシミュレーションの種類
    1. 解析可能なタイヤ特性
    2. 静解析・動的解析の使い分け
  3. FEMのためのモデル化
    1. 要素の使い分け方
    2. 材料特性 (超弾性・粘弾性)
  4. 摩擦特性・摩擦係数について
    1. 摩擦係数の設定
    2. 摩耗特性の解析
    3. 摩擦係数の予測
    • 質疑応答

第3部 タイヤ、ブレーキ摩耗粉塵を含む非排気由来の粒子とその試験、測定

(2024年2月14日 14:45〜16:15)

 これまでの自動車排出ガスの規制強化や技術開発に伴い、自動車排出ガスの排出量が低減する一方で、タイヤ摩耗粉塵やブレーキ摩耗粉塵といった非排気粒子の排出量が相対的に増えており、大きな注目を集めています。本講座においては、非排気粒子の試験法・測定法の情報だけでなく、その背景にある研究動向や国際的な議論動向も踏まえて、全体を概観します。
 自動車の走行に伴い排出される大気汚染物質についての基礎的な知識を得ることができる。また、非排気粒子について、その特性、計測法、国際的な議論動向、課題などについての知見をまとめて得ることができる。

  1. 自動車走行に伴い発生する粒子状物質
    1. 自動車排出ガス等についての基礎知識
    2. 排気粒子・非排気粒子についての最近の動向
  2. ブレーキ摩耗粉塵について
    1. ブレーキ摩耗粉塵の特性
    2. ブレーキ摩耗粉塵の排出量計測法
    3. 国連などでの議論と今後
  3. タイヤ摩耗粉塵について
    1. タイヤ摩耗粉塵の特性
    2. タイヤ摩耗粉塵の計測法
    3. 国連などでの議論と今後
  4. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 毛利 浩
    ゴムコンサルタント
  • 児玉 勇司
    横浜ゴム株式会社 シミュレーション解析研究室
    フェロー・研究室長
  • 伊藤 晃佳
    一般社団法人 日本自動車研究所 環境研究部 環境評価グループ
    グループ長、主任研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/26 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/11/27 xEV用バスバー・接続と絶縁樹脂の技術動向 オンライン
2024/11/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2024/11/27 自動車の電子制御システムとセンサの動作原理、その応用 オンライン
2024/11/27 車載用半導体の動向・要求特性と信頼性認定ガイドラインの概要 オンライン
2024/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/29 トライボロジー 入門講座 オンライン
2024/12/7 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 東京都 会場
2024/12/9 カーボンリサイクルに向けた低エネルギーCO2回収 (DAC) 、燃料合成、燃料利用技術の開発動向 オンライン
2024/12/9 EVの熱マネジメントシステムと冷却・加熱技術 オンライン
2024/12/10 高分子材料の劣化・変色技術の基礎と防止処方技術 オンライン
2024/12/11 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/12/12 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2024/12/20 ゴム材料のトライボロジー入門 オンライン
2024/12/24 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2025/1/10 ゴム材料のトライボロジー入門 オンライン
2025/1/21 自動車用を中心とした半導体技術の現状・最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/29 自動車照明市場の最新動向・新技術トレンド オンライン
2025/2/13 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン
2025/2/26 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン