技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析

分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析

オンライン 開催

視聴期間は2024年1月22日〜29日を予定しております。
お申し込みは2024年1月26日まで承ります。

概要

本セミナーでは、分子シミュレーションを用いた結晶性高分子や高強度ゲルの破壊プロセスを紹介いたします。
また、分子スケールにおいて高分子材料がどのように壊れるのか、どのような構造が壊れやすいのかを解説いたします。

配信期間

  • 2024年1月26日(金) 13時00分2024年1月29日(月) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2024年1月26日(金) 13時00分

受講対象者

  • 高分子材料の機械的特性や物性を扱う方
  • 分子スケールにおける高分子の構造やダイナミクスに関して知識を得たい方
  • 低劣化や高耐久高分子材料に関する新しい分子設計のアイディアの着想を得たい方
  • 分子シミュレーションに関心のある方

修得知識

  • 分子スケールにおける高分子材料の破壊プロセス
  • 壊れやすい構造と壊れにくい構造
  • 劣化防止や耐久性向上に向けた材料設計の指針
  • 分子シミュレーションによる研究事例
  • 他の事例や材料設計への展開

プログラム

 高分子材料の性能向上や分子設計のためには、分子スケールにおける構造やダイナミクスを正しく理解する必要があります。
 本セミナーでは、低劣化・高耐久の高分子材料設計に役立てるために、分子シミュレーションを用いた結晶性高分子や高強度ゲルの破壊プロセスに関して紹介します。分子スケールにおいて高分子材料がどのように壊れるのか、どのような構造が壊れやすいのかに関して解説します。分子シミュレーションによる具体的な研究事例を理解することで、シミュレーションによる研究・開発をどのような手順で進めていくか理解することができます。

  1. 結晶性高分子の破壊プロセス
    1. 破壊プロセスにおける分子スケールの構造とその変化
    2. 空孔生成
      1. 空孔生成の原因となる分子構造の変化
      2. メカニズムに基づく壊れやすい構造
    3. 空孔の成長プロセスにおける内部構造の変化
    4. 分子構造と応力伝播の関係性
    5. クリープ試験
    6. 不可逆性の原因となる内部構造の変化
  2. ダブルネットワークゲルの破壊プロセス
    1. ネットワークの構成条件と機械的特性の関係
      1. 組成比の影響
      2. 鎖長の影響
      3. 密な網目構造の影響
      4. 架橋間隔の影響
    2. 分子スケールの空孔生成と成長
  3. 分子シミュレーションの紹介
    1. マルチスケールシミュレーション
      1. 界面における水の動態
      2. 両親媒性分子集合体の大変形プロセス
      3. 自己組織化プロセス
    2. モデル作成や解析の考え方
  4. まとめ
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年1月22日〜29日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/30 UV硬化樹脂の硬化不良要因と硬化状態の測定・評価技術 オンライン
2025/6/30 タイ分子の基礎と応用 オンライン
2025/7/1 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2025/7/1 高分子の相溶性と結晶化の基礎的理解と高次構造形成の考え方 オンライン
2025/7/1 プラスチックリサイクルとバイオプラスチックの基礎と応用、最新動向 オンライン
2025/7/2 高分子結晶化の基礎と制御および分析技術 オンライン
2025/7/4 応力集中部、溶接継手、ボルト締結部の破損・緩みメカニズムとCAE寿命予測法、強度増大施工法および最新強度設計基準 オンライン
2025/7/4 プラスチックの難燃化メカニズムと難燃剤選定・配合のコツ オンライン
2025/7/4 ポリウレタンフォームの材料設計と機械特性の解析、予測 オンライン
2025/7/4 ガラスの強度と破壊の理解 : 割れとその対策 オンライン
2025/7/7 ガラスの強度と破壊の理解 : 割れとその対策 オンライン
2025/7/8 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的に活用するための必須知識 オンライン
2025/7/8 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2025/7/8 高分子合成におけるラジカル重合の基礎講座 オンライン
2025/7/9 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的に活用するための必須知識 オンライン
2025/7/9 高分子合成におけるラジカル重合の基礎講座 オンライン
2025/7/9 プラスチックリサイクルの最新技術動向と実務に役立つ実例・技術・連携ポイント オンライン
2025/7/10 トライボロジーの基礎とプラスチック材料の摩擦摩耗特性向上 オンライン
2025/7/11 CAE解析ステップアップセミナー 会場・オンライン
2025/7/11 ポリイミド入門講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/30 AI、シミュレーションを用いた劣化・破壊評価と寿命予測
2025/3/31 板ガラスの破壊、強度、強化
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/31 タンパク質の構造解析手法とIn silicoスクリーニングへの応用事例
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発