技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リビング重合の基礎知識と応用展開

リビング重合の基礎知識と応用展開

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年12月22日〜29日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年12月27日まで承ります。

概要

本セミナーでは、高分子合成法の全体像からリビング重合の各論、実際の事例を交えた高分子材料の設計法まで幅広く解説いたします。

開催日

  • 2023年12月21日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • リビング重合を用いた材料設計、応用に関連する技術者
  • これからリビング重合に携わる方

修得知識

  • 高分子合成法、リビング重合法、制御重合法などに関する基礎知識
  • 個々のリビング重合法の長所と短所
  • 実験操作なども含めた研究開発の実施に対応できる知見
  • リビング重合に基づく高分子設計の考え方
  • リビング重合で得られる材料の特徴

プログラム

 リビング重合は、開始反応と生長反応のみから構成される不可逆的停止や移動過程を含まない高分子合成手法であり、多くの場合、得られる高分子の分子量、分子量分布、開始・生長末端基の構造の制御や、ブロック共重合体などの一次構造の制御された高分子の合成を可能とする精密な高分子合成法と位置付けられています。
 本セミナーの前半部分では、高分子合成法の全体像を概観しつつ、リビング重合の特徴について理解を深めて頂くことを計画しています。つぎに、歴史的な観点も踏まえつつ、アニオン重合、カチオン重合、配位重合、制御ラジカル重合、触媒移動型縮合重合、超分子重合など、各種の活性種が関与するリビング重合についての各論を解説します。さらに、定義上のリビング重合と制御重合の差異や特徴について言及し、本セミナーの後半部分では、制御重合としての特徴を併せもつリビング重合に立脚した重合反応場の設計法、高分子材料の設計法などについて実際の事例を交えつつ幅広くご紹介いたします。高分子合成法や材料科学的な知見を深める機会として、また最先端の機能性高分子材料開発に向けた合成戦略についての知見を深める機会としてご活用頂ければと存じます。皆様のご参加をお待ちしております。

  1. リビング重合の基礎
    1. 高分子合成法の分類と概要
    2. リビング重合とは
    3. 各種の反応様式、反応活性種によるリビング重合
    4. リビング重合と制御重合
  2. リビング重合による精密な高分子材料の合成
    1. リビング重合の実際
      • 実験操作
      • 適応範囲など
    2. 高分子の分子量制御
    3. 高分子の一次構造制御 (ブロック、グラジエント共重合体の合成)
    4. 末端官能基化高分子の合成
    5. 特殊形状高分子の合成
      • 星形高分子
      • 環状高分子など
    6. 異種材料表面への高分子鎖のグラフト化
  3. リビング重合に立脚した重合反応場の設計、機能材料設計
    1. リビング分散重合と精密ミクロスフェアの合成
    2. 両親媒性ブロック共重合体の自己組織化
    3. 重合誘起自己組織化とこれに基づく材料設計
    4. 重合誘起結晶化駆動自己組織化とこれに基づく材料設計
    5. 刺激応答性高分子の合成と化学センサーへの応用

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年12月22日〜29日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/14 プラスチック金型の特徴と加工・選択技術 オンライン
2024/11/14 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2024/11/14 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2024/11/14 粘着・剥離現象の基礎と可視化・モデリング事例 オンライン
2024/11/15 各樹脂別の難燃化技術と難燃剤のブリードアウト、その対策 オンライン
2024/11/19 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/19 高分子材料における劣化メカニズムとケミカルリサイクル技術 オンライン
2024/11/19 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/20 マイクロ波による加熱の基礎と応用および安全対策 東京都 会場
2024/11/21 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 会場・オンライン
2024/11/21 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/11/21 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/11/22 マレイン酸変性による樹脂複合材料の界面密着性向上とその構造分析 オンライン
2024/11/22 プラスチック射出成形の基礎知識とトラブルシューティング オンライン
2024/11/22 押出混練機内の樹脂挙動と混練評価、最適化技術 東京都 オンライン
2024/11/22 高分子結晶化のトポロジー的メカニズムとその制御 オンライン
2024/11/25 バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術 オンライン
2024/11/26 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2024/11/26 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/11/27 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例