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メタン分解による水素の製造技術

メタン分解による水素の製造技術

オンライン 開催

開催日

  • 2023年11月10日(金) 10時30分 16時15分

プログラム

第1部 メタン熱分解によるターコイズ水素と炭素の生成

(2023年11月10日 10:30〜12:00)

 メタン等の炭化水素の熱分解では、CO2フリーで水素と炭素が生成されます。このように、化石燃料からCO2を排出せずに生成される水素は”ターコイズ水素”と呼ばれ、大量かつ安価に水素を製造する方法として注目されています。ターコイズ水素を製造する装置は、水蒸気改質装置よりもコンパクトで、水の電気分解装置よりも水素を大量に製造することができます。さらに、既存の天然ガスや都市ガスインフラを利用できるため、大規模なインフラ整備を必要とせずに、スムーズな水素エネルギー転換が実現できます。
 本講演では、メタン熱分解の基礎から、最新のメタン熱分解水素製造システムの技術開発例を紹介します。

  1. はじめに
  2. メタン熱分解の基礎
    1. 触媒の作用
    2. 生成炭素
  3. メタン熱分解の応用研究・システム開発例の紹介
    1. Ni系触媒を使用したメタン熱分解装置
    2. 水素燃焼加熱型のメタン熱分解装置
    3. 溶融媒体中のメタン熱分解装置
    4. 製鉄排熱を利用したメタン熱分解装置
  4. 水素エネルギー社会におけるターコイズ水素の役割
    • 質疑応答

第2部 マイクロ波加熱を利用したメタン直接分解反応

(2023年11月10日 13:00〜14:30)

  1. メタン資源と水素製造
  2. マイクロ波加熱反応装置と応用触媒
    1. マイクロ波加熱反応装置
    2. マイクロ波加熱応用触媒
  3. メタンを原料としたマイクロ波を利用した高純度水素の製造
    1. Ni-CNOの特徴
    2. 反応経時における分解活性変化とMW照射の関係
    3. メタン分解構造の経時変化
    4. ゼオライトの機能
  4. マルチモード反応器における炭素種の加熱性
    • 質疑応答

第3部 ガス循環システムによるメタンからの二酸化炭素ゼロエミッション水素製造

(2023年11月10日 14:45〜16:15)

 来るべき水素社会に向け、製造に際して大気中二酸化炭素濃度の上昇を伴わない「二酸化炭素ゼロエミッション水素」の安価・大量製造技術の開発が喫緊課題となっている。
 本講演では、天然ガスやバイオガスの主成分である「メタン」からの二酸化炭素ゼロエミッション水素製造を可能にする「ガス循環型水素製造システム」の開発に関する最新の取り組みを紹介する。

  1. 二酸化炭素ゼロエミッション水素をめぐる動向
  2. 炭化水素資源からの二酸化炭素ゼロエミッション水素製造における課題
  3. ガス循環システムによるメタンからの二酸化炭素ゼロエミッション水素製造
  4. 今後の課題と展開
    • 質疑応答

講師

  • 朝原 誠
    岐阜大学 工学部 機械工学科 知能機械コース
    准教授
  • 小寺 史浩
    旭川工業高等専門学校 物質化学工学科
    准教授
  • 阿部 英樹
    国立研究開発法人 物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究拠点 水素製造触媒材料グループ
    グループリーダー

主催

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: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
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  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

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