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循環型社会へ向けたバイオプラスチックの現状と課題、高機能化の指針

循環型社会へ向けたバイオプラスチックの現状と課題、高機能化の指針

~物性改善と生分解性・環境分解性の制御、用途展開とこれから~
オンライン 開催

受講特典: アーカイブ配信付き (視聴期間: 2023年11月1日〜7日を予定)

概要

本セミナーでは、既存プラスチックと比較しながら特徴と課題点を整理し、製造・高機能化に関わる技術、認証制度・保証制度まで幅広く取扱うことで今後のバイオプラスチックの開発展望の指針を提供いたします。

開催日

  • 2023年10月31日(火) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 既存プラスチックと比較してのバイオプラスチックの特徴
  • バイオプラスチックを素材として利用するにあたってのポイント

プログラム

 現代の生活および社会において、プラスチックはあらゆる分野において不可欠な材料として幅広く利用されている。また、従来無機材料が中心であった自動車部材等の、高強度・高耐久性用途への利用拡大も進められている。その一方、廃プラの移送および処理に関する国家間の問題、海洋投棄されたプラスチックによる海洋生物への被害という問題が改めてクローズアップされている。これらの問題点を克服しながら、プラスチックを有効に活用していくためには、既存のプラスチックの改良のみならず、既存プラスチックと同様 (あるいはそれ以上) の機能性および生産性を有しながら、既存プラスチックにはない生分解性などの性質を有するプラスチックの開発が不可欠である。また、使用後の効率的なリサイクルシステムの構築も重要な課題である。
 これら諸問題の解決策として期待されているのが、植物などの生物資源 (バイオマス) を出発原料とする、あるいは微生物や各種生物が産生するバイオプラスチックの普及拡大である。日本においても2005年の愛知万博をきっかけにバイオプラスチックの普及が進められているが、一層の普及拡大のためには、生産コストの削減、高機能化および多用途対応が不可欠である。
 本セミナーでは、バイオマスプラスチックの製造、物性、加工プロセスおよび用途展開に関して、既存プラスチックと比較しての特長および課題点を整理し、今後のバイオマスプラスチックの開発展望に関する指針を提供することを目的とする。

  1. バイオプラスチックを取り巻く社会状況と普及の現状
    1. プラスチックの製造・使用・廃棄・リサイクル
    2. プラスチックと環境問題
    3. バイオプラスチックの由来、製造法、および構造による分類
      1. バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと同じ構造を持つプラスチック
        • バイオポリオレフィン
        • バイオPET
      2. バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと異なる構造を持つプラスチック
        • ポリエステル系バイオプラスチック
        • 多糖系バイオプラスチック
        • 芳香族系バイオプラスチック
      3. 生物が直接合成するプラスチック
        • バイオポリエステル
  2. バイオプラスチックの高機能化
    1. バイオプラスチックの物性改善
      1. 耐熱性の改善
      2. 力学特性の改善
        • 高強度化
        • 脆性の改善
    2. バイオプラスチックの成型加工性改善
      1. 成形サイクルの改善
      2. 様々な成形法への最適化
    3. バイオプラスチックへの新規加工法の応用
      1. 電界紡糸法
      2. 3Dプリンタ
      3. 微粒子化
    4. 生分解性および環境分解性の制御
      1. 「生分解性」とは?
      2. プラスチックの構造制御による分解性制御
      3. プラスチックを資化する生物
  3. バイオプラスチックの用途展開とこれから
    1. 汎用用途 (パッケージ材料など)
    2. 高機能用途 (医用材料など)
    3. バイオプラスチックの認証制度と品質保証
      1. 国内外における認証制度
      2. 「バイオマス由来」であることの保証
    4. 新規分野への展開
    • 質疑応答

講師

  • 石井 大輔
    東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科
    准教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,900円 (税別) / 33,990円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,900円(税別) / 33,990円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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