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高分子技術者のためのレオロジー入門

高分子技術者のためのレオロジー入門

~材料設計から成形加工まで、トラブルシューティングに役立つレオロジー知識~
オンライン 開催

視聴期間は2023年10月18日〜31日を予定しております。
お申し込みは2023年10月18日まで承ります。

概要

本セミナーでは、数式をほとんど使わずにレオロジーの本質を理解していただき、それを成形加工に応用してもらうことを目的としています。

開催日

  • 2023年10月18日(水) 13時00分 2023年10月31日(火) 17時00分

受講対象者

  • 粘弾性・レオロジーに関連する製品に携わる技術者
    • 高分子
    • 食品
    • 化粧品
    • 塗料 など
  • 粘度測定や粘弾性測定で課題を抱えている担当者

修得知識

  • レオロジーに関する基礎知識
  • レオロジー評価により加工特性、材料特性を予想・把握する方法
  • MFRなど加工現場で用いるレオロジー指標の意味とその使い方
  • 押出成形・射出成形における加工不良対策、高性能化の手法
  • 材料面からレオロジー特性を制御する最新の技術

プログラム

 高分子物質の最大の特徴は分子が著しく長いことであり、その特徴を上手く利用して材料設計や成形加工を行わねばなりません。そのためには高分子レオロジーの知見が必要不可欠です。
 本講座では、数式をほとんど使わずにレオロジーの本質を理解していただき、それを高分子材料の設計や構造解析、さらにはトラブルシューティングを含めた成形加工技術の構築に応用してもらうことを目的としています。事前の基礎知識などは不要です。

  1. レオロジーの概念
    1. 弾性と粘性の本質
      • 粘弾性の基本法則を理解する
    2. 緩和時間
      • 緩和現象を定性的に理解する
    3. デボラ数
      • 成形加工で最も重要なパラメータ
      • トラブルシューティングの基礎
  2. 線形粘弾性の基礎
    1. ボルツマンの重ね合わせの原理
      • レオロジーは足し算だけで大丈夫
    2. 動的粘弾性
      • 難しい数式を使わずに動的弾性率を理解する
    3. 緩和スペクトル
      • 線形粘弾性測定の目的を理解する
    4. 周波数依存性と温度依存性
      • 線形粘弾性の測定例
    5. 合成曲線
      • 構造変化の確認手法
      • 測定できない領域の情報を得る方法
  3. 成形加工に必要なレオロジー特性
    1. 牽引流と圧力流
      • 剪断流動の与え方
    2. 高分子溶融体の剪断粘度
      • 流動曲線の読み方
    3. 高分子溶融体が示す弾性
      • スウェル比の決定因子
      • 成形法に適した粘弾性特性とは?
    4. 圧力差による剪断流動
      • ダイでの剪断速度を計算する
      • スリップ速度を評価する
    5. MFRの落とし穴
      • MFRでは予測できない流動性
    6. 伸長流動下のレオロジー特性
      • 伸長粘度成長曲線の読み方と評価法およびその重要性
    7. 成形加工性と伸長粘度
      • 熱成形
      • ブロー成形
      • 発泡成形性など
    8. 伸長粘度・溶融張力の制御方法
      • 成形加工性の改良方法
      • 溶融張力の評価法
  4. トラブルシューティングとレオロジー
    1. 剪断粘度と伸長粘度
      • 成形法と流動モード
    2. メルトフラクチャー
      • 発生機構とその対策
    3. Tダイ成形
      • ネックイン・レゾナンスの対処法
      • 高強度化
    4. インフレーション成形
      • 外部ヘイズ
      • バブルの安定性向上
    5. 目ヤニ、フィッシュアイ
      • 発生機構と解析方法
      • 対策
    6. 射出成形
      • 構造決定因子
      • 流動誘起結晶化
      • 高剛性化
      • 流動長の増加
      • サイクルタイム
    • 質疑応答・名刺交換 (会場限定)

講師

  • 山口 政之
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 マテリアルサイエンス系 物質化学フロンティア研究領域
    領域長 / 教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,900円 (税別) / 33,990円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • オンライン受講の場合、1名様 30,900円(税別) / 33,990円(税込) で受講いただだけます。
  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,900円(税別) / 33,990円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 申込みフォームの受講方法から「オンライン」をご選択ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 視聴期間は2023年10月18日〜31日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFをダウンロードしていただきます。
本セミナーは終了いたしました。

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